ホームページ制作会社の選定に悩んだら、建設会社に置き換えて考えるとわかりやすいかもしれない話

ホームページ制作 最終更新日:2020/02/14 公開日:2017/11/20

ホームページ制作会社の方は「あるある」だと思いますが、私たちはお客様からよく「どうやってホームページ制作会社を選んだら良いのかわからない」と相談されることがあります。私の場合、そのような相談をいただいた際は「建設会社に置き換えて考えてみてはいかがでしょうか」と伝えています。

なぜ建設会社に例えるとわかりやすいのか

建設会社は平たくいうと「建物を建てる会社」ですが、一口に建物を建てるといっても、その過程には様々な作業が必要なことは皆さん想像がつくと思います。

ちなみに、建設業法は29業種が許可制となっており、その中には建築、土木、電気、管工事などの職種が存在しています。ホームページの場合も同様で、1つのホームページを制作するにも様々な作業が必要なのです。

ただ、建設業界とは違い、ホームページ制作業界では、「設計事務所」「工務店」「ハウスメーカー」など細かく分類分けされているわけではありませんので、お客様にもわかりにくいのかと思います。

実店舗の建築に例えて考えてみる

では実際にパン屋(=ホームページ)を建てる想定で考えてみましょう。

まず調査をする

パン屋としては利益を上げなければ立ち行きませんので、店舗を立てる前に様々な調査をする必要があります。例えば、周辺の通行人数を調査し店舗を構えるべき場所を決めたり、さらに店舗周辺の競合を調査して、顧客に立ち止まってもらうための差別化を考える必要もあるでしょう。

これをホームページに置き換えると、通行人の数は検索されるキーワード量と考えられますし、競合調査はホームページで打ち出していく強みやデザインの差別化と考えられます。

店舗の設計をする

実際に店舗に足を運んでくださったお客様に、最初に見せるパンはどういったパンが良いのか、店内を回遊しやすいような設計はどのようなものなのか、お会計の直前にちょっとしたジュースなんかが置いてあるとついで買いしてくれるかもしれませんよね。

ホームページでも、訪問したお客様にどのようにサービスを伝えるのが一番わかり易いのか、サイト内をストレス無く回遊してもらうにはどうしたら良いのか、そしてECサイトでしたら少しでも多く買い物をしてもらうための工夫を考えなくてはなりません。

また考えなくてはならないのはお客様のことだけではありません。店舗スタッフが働きやすいような導線も必要です。パンを焼くために効率的な厨房はもちろん、焼き上がったパンを店舗に並べるためにスタッフがスムーズに売り場に出せる方法も考えなくてはなりません。

ホームページの定期的な更新が必要な場合インハウスで対応することもあると思います。更新作業をするスタッフがウェブに対してどの程度の知識があるかによって、更新の難易度を考えなくてはいけませんよね。

トラブル対策

どのようなビジネスにも大なり小なりトラブルが起こりうる可能性があります。事前に防げるようなトラブルもありますし、例えば地震のように予知できず防ぐことも難しいトラブルもあります。

店舗に土地が必要なように、ホームページにもサーバーが必要です。サーバーのトラブルは防げるトラブルかもしれませんが、ほとんどの会社はレンタルサーバーでホームページを運用していますから、サーバーが大規模な攻撃を受けた際には何かしらの障害を受けてしまうことがあります。ビジネスにとって重要なタイミングでその障害が起こった場合に備え、事前に準備しておけることもあるかもしれません。

集客をする

認知度を向上させるための看板を建てた(ブランディング)のでしたら、建てたところである程度の目的は達成したかもしれません。しかしパン屋の場合、店舗を無事に建て終わって「はい、お終い」では大赤字なだけです。そこから収益化をしていかなくてはなりません。近所に住む方にチラシを配ったりなど、集客のための施策を打つ必要があります。

ウェブにも様々な広告が存在しています。最もポピュラーなリスティング広告を始めとし、SNSへの露出や、プレスリリースやメルマガを配信することもあるでしょう。

またSEOに置き換えてみると、Googleのクローラー(メディアからの取材)がやってきたときに、適切にホームページを評価してもらうために、Googleが推奨するような正しいHTMLでの構築をしなくてはなりません。

分析・改善する

店舗を建てる際には、あれこれ理想の展開を考えていると思いますが、やはり実際に運営をしてみると、理想との乖離が出てくることが多々あるでしょう。そういった場合には、現状を分析し、改善や方向転換を考えなくてはいけないシーンに遭遇することがあるでしょう。

ホームページの場合は、高機能なアクセス解析ツールであるGoogleAnalyticsを無料で使用することができますから、そのデータを分析し、改善していかなくてはなりません。ちなみにデータから浮かび上がってくるのはあくまでも仮説ですので、実際に改善案を実行し、また分析し、うまくいかない場合にはさらに改善を積み重ねていく必要があります。そういったサポートが必要かどうかも考える必要があるでしょう。

ホームページ制作会社にどこまで求めるのか

いかがでしたでしょうか。ホームページ制作も建設会社に置き換えてみると、様々な作業が必要になることがわかってもらえたのではないかと思います。

建設業界にもゼネコンのような総合企業から、工務店のように何かに特化した企業まで存在しているように、ホームページ制作でも様々な部分に特化した企業が存在しています。

ホームページ制作を依頼する際には、自社にとってこれから立ち上げる予定のホームページがゴールを達成するために”どの作業”がもっとも重要なのかを考え、その部分をしっかりとサポートしてくれるような企業を選ぶようにしてみてはいかがでしょうか。

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