【2025年6月から】microCMSが価格改定!Web担当者が知るべき有料CMSの落とし穴

ホームページ制作 最終更新日:2025/04/20

どうも、ウェブ企画パートナーズの竹内です。

今回はですね、microCMSさんが価格改定をされるというニュースが飛び込んできましたので、そちらの内容をご紹介していきたいなと思います。

microCMSの価格改定に関するお知らせ

microCMSとは?

まず価格改定の詳細から説明していきたいと思うんですが、その前にmicroCMSさんをあまりご存じない方のために軽く補足しますと、これは「ヘッドレスCMS」と呼ばれるものです。

これまで主流のWordPressというCMSが1番ポピュラーなんですが、そちらとちょっと違ってヘッドレスCMSというのは、WordPressもCMSの1種なんですけど、その派生というんですかね、別物としてヘッドレスという技術が台頭してきております。

すごく平たく言うと、データの保有の場所と表示の場所を切り離す考え方にすることによって、いろいろメリットがありますよねというのがヘッドレスCMSになるんですけど、国産のヘッドレスCMSを提供したのがmicroCMSさんになります。

ヘッドレスCMSの仕組み

ヘッドレスCMSの特徴

  • データの保有場所と表示場所を切り離している
  • 従来のCMSよりも柔軟な開発が可能
  • フロントエンドとバックエンドの分離により拡張性が高い
  • API経由でコンテンツを取得するため様々なデバイスへの対応がしやすい
  • 高いパフォーマンスとセキュリティが期待できる

価格改定の詳細

今画面共有させていただいているんですが、こちらにお知らせが出ておりまして、2025年3月10日に出されたものになります。2025年6月10日(火)に料金が変わっていくと。

具体的な価格改定は1万2000円ぐらい上がっていて、アドバンスプランに関しては3万円ぐらい税別で上がっているということでございます。プランもちょっと統廃合があったりというものになりますので、ご興味のある方はさらに詳しく見ていただきたいなと思います。

価格改定の概要

プラン 旧価格(税別) 新価格(税別) 値上げ額
スタンダードプラン ¥63,000 ¥75,000 +約1.2万円
アドバンスプラン ¥150,000 ¥180,000 +約3万円

有料CMSの弱点とは

今回は単純にmicroCMSさんが値上げしましたよという話をしたかったというよりも、実はこういった有料CMSの弱点の一つが出たかなと思っております。

ホームページをリニューアルする時にCMSどれにするか選ぶタイミングってあるんですよね。その時に例えばWordPressは無料だけど、セキュリティやサポートに弱い面があるよねというのが一般的な呼ばれ方だったりします。

有料のものはその分使ってる人も少ないので、セキュリティとかにも強かったり、あとはサポートもしっかりしてますよというのが売りといいますか、差別化の考え方の一つだったと思うんですが、有料のCMSに値上げの可能性があるということをあまり想像している方っていないんじゃないかなというので取り上げさせてもらったというところがあります。

インフレ時代の値上げリスク

日本はですね久しく経済が停滞しておりましたので、値上げという概念がやはり薄いと。有料のプランを契約したら値上げがあるよねという概念があまりないと思うんですよね。

実際僕もあまり考えたことなかったんですが、やはり基本的には毎年2%だったかな、ちょっとあまり詳しくないんですが、インフレになっていく世の中を目指していて、ということはつまり価格というのは変わっていくものが普通なんですが、これまであまりにもインフレしてこなかったので価格改定という概念がなかったのかなと。

値上げ自体が悪いことと言いたいわけではなくて、当然戦略の一つですし、素晴らしいことだと思うんですけれども、昨今ですねインフレというか物価の上昇が続いているじゃないですか。なのでこういったITツールもそれに比例するように値上げしていく可能性が、今回のmicroCMSさんに限らずたくさん今後出てくると思うんですよね。

CMS選びの視点として

それは当たり前のことで、今回わりと大幅なというか、それなりに値上げのインパクトのあるような数字だったと思うんですけれども、大小はあれど基本的には値上げしていく可能性があるものというのは、有料のCMSを選ぶ時に一つ持っておいた方がいい視点かなと思います。

弊社は有料も無料も取り扱っていますので、どちらの肩を持つということでもないんですけど、価格改定に対して意識を持っておくというのは企業のリスクを減らすために重要な考え方の一つというところを認識しておいていただけると、このニュースを受け止めるにあたっての考え方も変わってくるかなと思いましたので、今回取り上げさせていただきました。

CMS選定時の考慮すべき要素

考慮点 詳細
初期コスト 導入時の費用(無料/有料)
ランニングコスト 維持費用と将来的な価格改定の可能性
セキュリティ 脆弱性対策の強さ
サポート体制 問題発生時のサポート対応
拡張性 将来的な機能追加のしやすさ
使用者数 ユーザーコミュニティの大きさ
運用の容易さ 担当者の負担

お客様にとって最適なCMS選び

国産のCMSってそんなに多くないので、頑張ってもらいたいという気持ちもあるんですが、弊社としてはお客様に最終的により良い選択をしていただきたいというのが一番ですので、有料のCMSがお客さまの求めていることに対してリスクが合うのかどうかっていうところと、価格改定とかあった時に許容する余裕があるような投資としてホームページを今回作るのかどうかっていうところも考えつつ選んでいきたいので、説明を自戒も込めてですけど、お客さまにきちんと説明しなきゃいけないなとは思いました。

まとめ

以上がmicroCMSさんの価格改定と有料のCMSというのはリスクもあるんだよというのが分かったという事例のひとつとして紹介させていただきました。

またこういったホームページの制作に関して、Webの担当者さんが悩みそうなポイントですとか、抜けていそうな視点を動画として情報発信していきたいと思いますので、良かったらチャンネル登録ですとか高評価どうぞよろしくお願いします。

それではご視聴ありがとうございました。

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