重複コンテンツとは?SEOにおける重要ポイントをわかりやすく解説
こんにちは!ウェブ企画パートナーズの竹内です。今回は「重複コンテンツとは」というテーマで、SEOにおいて重複コンテンツがなぜ良くないのか、初心者の方向けにわかりやすく解説していきたいと思います。
目次
そもそも重複コンテンツとは?
言葉の意味の通り、同じ内容のものが別のページに存在していることを重複コンテンツと言います。これには「内部重複」と「外部重複」の2種類があります。
内部重複
自社サイト内で同じコンテンツが複数のページに存在するケースです。例えば:
- ブログ記事を書くたびに冒頭に「ホームページとは」という同じ解説を入れてしまう
- 「CSSとは」と「HTMLとは」という異なる記事で、「そもそもホームページとは」という同じ説明を繰り返し使用する
- 求人サイトで、異なる職種の紹介でも同じ会社紹介文を使い回す
外部重複
自社サイトと外部サイトで同じコンテンツが存在するケースです。例えば:
- 自社サイトの会社紹介文と全く同じ内容をリクナビやマイナビなどの求人媒体に掲載する
- プレスリリースを配信し、多くのニュースメディアに同じ内容が掲載される
重複コンテンツが問題な理由
重複コンテンツが問題となる理由は大きく3つあります。
1. 検索エンジンからの評価低下
- スパム行為と見なされるリスク:特定のキーワードで上位表示を狙って同じ情報を詰め込むことはスパム行為とみなされます
- 内容の薄いページと判断される:同じ内容のページが多いと、無駄なページが多いサイトと思われてしまいます
- オリジナルコンテンツの特定が困難:Googleはどのページがオリジナルなのか判断できず、評価が分散してしまいます
2. クローラビリティの悪化
Googleはクローラーというロボットを使ってページを評価しますが:
- 同じページが多いとクローラーのリソースが無駄に消費される
- クローラーがリンクを辿る際に、重要なページに到達する前に離脱してしまう可能性がある
- 結果として、本当に価値のあるページが適切に評価されなくなる
3. ユーザー体験の低下
- ユーザーが求める情報を見つけにくくなる
- 例えば、プレスリリースを検索しても本体サイトが見つからず、ニュースサイトばかりが表示される
- ユーザーが迷えばGoogleも迷う、という原則がある
重複コンテンツが発生しやすいケース
- URLパラメータによる重複:
- 例えば、ECサイトで色違いの商品(白Tシャツ、青Tシャツなど)の説明文が全く同じで、写真だけが異なるページが多数ある場合
- wwwありなしの問題:
- example.comとwww.example.comの両方でアクセスできるが、リダイレクト設定がされていない
- どちらのURLでアクセスしても同じ内容が表示され、Googleからは全く同じサイトが2つあると認識される
- 引用やコピペの多用:
- 求人情報や会社説明など、同じ説明文を複数のページで使い回す
重複コンテンツの対策方法
1. カノニカルタグの設定
オリジナルのページを指定するタグです。例えば:
- プレスリリースを配信する場合、ニュースサイトに大元の記事を指定するカノニカルタグを入れてもらう
- wwwありなしの場合、どちらか一方をオリジナルとして指定する
2. リダイレクト設定
- wwwありなしを統一し、一方にアクセスすると自動的にもう一方に転送される設定
- サイトリニューアル時に旧URLから新URLへの転送設定
- ユーザー体験的にもわかりやすく、Googleも評価しやすい
3. robots.txtやメタタグの活用
- Googleのクローラーに対して、どのページをインデックスすべきか指示する
- 状況に応じて最適な対策方法は異なるので、専門家と相談すると良い
まとめ
Googleは公式に「重複コンテンツがあってもある程度は認識します」と言っていますが、100%の精度で見分けられるとは限りません。ページの大部分(8割程度)が同じ内容になっているものは重複コンテンツとみなされる可能性が高いです。
ただし、「お読みいただきありがとうございました」や「お問い合わせはこちらから」といった定型文は重複コンテンツとはみなされませんので、安心して使用してください。
重複コンテンツの問題でお悩みの方は、弊社でも対策のご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!