X広告(Twitter広告)の「認証待ち」「保留中」の原因は?

PPC広告 最終更新日:2024/01/31 公開日:2024/01/29

X広告で認証待ち・保留中になる原因

初めてのX広告(旧 Twitter広告)出稿で「認証待ち」、または「保留中」に頭を悩ませていませんか?かく言う私も、初めてのX広告を出稿した際に、「認証待ち」で困った一人です。今回はX広告初心者でもわかりやすいようにこれらのステータスが意味するものと、その原因について詳しく解説します。

X広告の「認証待ち」と「保留中」になるのは承認プロセスを通過していないため

X広告の承認
X広告では、出稿した広告がすぐに掲載されるわけではなく、承認プロセスというステップを経る必要があります。このプロセスは、広告がXのポリシーとガイドラインに適合しているかを確認するために行われます。広告が承認されるためには、いくつかの基本的な条件を満たしている必要があります。

Twitterの広告主様がTwitter広告を使用してコンテンツのプロモーションを行う場合、広告主様のアカウントとコンテンツが承認プロセスの対象となります。この承認プロセスは、Twitter広告プラットフォームの品質と安全性を維持することを目的としています。このプロセスによって、Twitterは広告主様がTwitterの広告ポリシーに準拠していることを確認します。

引用元:Twitter広告の承認について

X広告の承認プロセスを理解し、適切に対応することで、広告の承認を迅速かつスムーズに進めることができます。

X広告の「認証待ち」と「保留中」の違いは?

承認プロセスは「認証待ち」と「保留中」という二つの段階に分かれています。それぞれの状態は広告が配信されるまでのプロセスにおける異なる段階を表しているのです。具体的に言うと、広告が「認証待ち」の状態とは、広告が提出された後、初めての審査が行われる前の状態を指します。これに対して、「保留中」とは、広告が何らかの理由で審査を通過できず、改善が必要とされる状態、あるいは追加情報が求められている状態のことを言います。広告主にとって、これらの状態の違いを正しく理解することは、スムーズな広告配信と効果的なキャンペーン運営に繋がります。

X広告で「認証待ち」になる原因

X広告の認証待ち

今回、私がX広告に広告を出稿する際、遭遇したのが「認証待ち」の状態です。このステータスは、広告が審査プロセスにあることを示しており、適切な内容とフォーマットであれば、いずれは承認されることが期待されます。しかし、「認証待ち」に長く留まる原因として、広告ガイドラインに沿っていない内容、曖昧な表現、権利を侵害する可能性のある使用素材などが挙げられます。広告主はこれらの要因を正確に理解し、事前にチェックリストを用いて広告素材の適合性を自己検証することが重要です。

大前提:X広告の出稿には認証マークが必要

まず、大前提としてX広告を出稿するためには「認証マーク」を取得することが必須となりました(これはTwitter広告のときには必要なかったのですが、X広告になってから必要になりました)。

Tips1: 『X広告の出稿には認証マークが必要です』

X広告では、広告を出稿する際に、弊社の認証マークの付与が必要となりました。そのため、広告を出稿する際は「Xプレミアム」への加入をお願いいたします。加入後、審査を経て青・および金の認証マークが追加された場合、広告管理画面の広告部分>認証待ちステータスが実行ステータスへ移行します。

引用元:Business Japan X

Xの認証マークは、下記のような資格基準があり、広告主として信頼性があることを示すものです。

<Xの認証マークの資格基準>

  1. 情報に不備がないこと(表示名とプロフィール画像が設定されている)
  2. アクティブに利用されていること(過去30日間にわたってアクティブ)
  3. セキュリティ(確認済みの電話番号が登録)
  4. 欺瞞的行為に加担していないこと
    • プロフィール画像、表示名、またはユーザー名(@で始まる名前)を最近変更していないこと
    • 誤解を招く情報や虚偽情報の流布を行っている兆候が認められないこと
    • プラットフォーム操作やスパム行為に加担している兆候が認められないこと

参照元:Xで青いチェックマークを獲得する方法

青・および金の認証マークには、Xプレミアムプランの加入が必要

Xプレミアムプラン
Xプレミアムとは、月額有料制のサブスクリプションサービスで、以下の3種類があります。

<Xプレミアムのプラン>

  • ベーシック(月額368円)
  • プレミアム(月額980円)
  • プレミアムプラス(月額1,960円)

ただ、ベーシックには認証マークが付与されないため、X広告の条件である「青・および金の認証マーク」を取得するには、Xプレミアムプランの「プレミアム」もしくは「プレミアムプラス」の加入が必要です。

参照元:Xプレミアムについて

※下記のような場合には、認証マークを一時的に認証マークを付与してもらえるようですが、審査に時間がかかるので、Xプレミアムの加入が推奨されているようです。

以下の場合については、一時的に認証マークを付与する可能性があります:

・広告出稿の際に設定予算にて30日間で$100以上の設定
・@アカウントのセッティングがアクティブであること

引用元:Business Japan X

今回、私もX広告を出稿する際に、「認証待ち」状態が続き困りました。Xプレミアムに加入することで、無事、認証待ちが解消されました。

X広告で「保留中」状態になる原因

続いて、X広告を出稿する際に「保留中」というステータスになる場合を説明します。
この「保留中」の状態は、広告の承認プロセスが完了していないことを意味し、広告内容の誤りや不明瞭さ、不適切なイメージやコピーの使用、ガイドラインに合致していないような表現などが主な要因として考えられます。
この状況を避け、効率的な広告運用を実現するためには、広告ガイドラインを熟知し、広告素材の事前チェックを徹底することが重要です。また、審査プロセスをスムーズに進めるために、広告のターゲット設定や予算配分なども適切に行なう必要があります。

では、具体的にどのような場合に「保留中」になるのか、主な原因を挙げます。

原因1:広告の審査中

そもそもX広告を出稿するためには、審査を受ける必要があります。ステータスが「保留中」になっているのは、広告の審査が済んでいないことが要因であることが多いです。審査には約1営業日かかると言われていますが、大きなイベントや特定の季節など、広告申請が集中している時期に申請すると審査に時間がかかることがあります。
広告を計画する際は、このようなピーク時を避けるか、余裕を持って申請することが重要です。事前に計画を立て、ピーク時を避けることで、広告の審査がスムーズに進む可能性が高まります。

原因2:X広告ポリシー違反

X広告では、不適切な言葉の使用、誤解を招くような表現、許可されていない製品やサービスの宣伝などが禁止されています。広告がこれらのガイドラインに違反すると、自動的に「保留中」の状態になることがあります。
広告主は、広告を作成する際には、X広告ポリシーをしっかりと読み、理解する必要があります。ガイドラインに違反する広告は、修正されるまで公開されません。

広告ポリシーには

  • 広告コンテンツに関するポリシー
  • 商品のポリシー
  • 広告キャンペーンで考慮すべきこと

があり、それぞれのガイドラインを守ることが非常に重要です。
加えて、X広告のポリシーが更新されることもあるため、常に最新のガイドライン情報をチェックし、必要に応じて広告戦略を見直す柔軟性をもっておくことが望ましいです。
X広告ポリシー
X広告ポリシー

原因3:不完全または誤った広告設定

広告設定の不備があると、広告が「保留中」になります。例えば、ターゲット層の設定が不明確だったり、予算設定が適切でなかったりすると、広告は審査を通過できません。また、リンク先のURLが間違っている場合や、必要な情報が欠けている場合もあります。

広告を出稿する際は、全ての設定項目を丁寧に確認し、正確に入力することが大切です。特に、ターゲット層の設定や予算の設定は、広告の効果を大きく左右するため、慎重に行う必要があります。正確な設定がなされていることで、広告がスムーズに審査を通過し、効果的に配信されるようになります。

原因4:著作権や商標権の問題

広告が著作権や商標権を侵害している場合も、出稿ができません。広告に使用される画像、音楽、テキストなどが他人の著作物である場合、これらの権利を侵害していると判断されると、広告は保留されます。特に、インターネットからランダムにダウンロードした画像を無断で使用することは大きなリスクです。

広告を作成する際は、使用する全ての素材が著作権や商標権に違反していないことを確認することが重要です。不確実な場合は、著作権フリーの素材を使用するか、必要な許可を得ることが推奨されます。このように注意を払うことで、広告が法的な問題によって保留されるリスクを減らすことができます。

原因5:システム的な遅延や技術的問題

時々、X広告のシステムや技術的な問題が原因になることもあります。例えば、システムのアップデート中やメンテナンス中に広告を出稿すると、審査が通常よりも時間がかかることがあります。また、予期せぬシステムのバグやエラーも、審査プロセスを遅らせる可能性があります。

これらの問題は、広告主の手で直接解決できるものではありませんが、X広告のサポートチームに問い合わせることで情報を得ることは可能です。システム的な遅延が疑われる場合は、少し待ってみるか、X広告のサポートに状況を確認するとよいでしょう。

X広告ポリシーを理解して、効果を最大化できる広告配信を

Twitterのユーザーは他の主要プラットフォームよりもTwitter上の広告を26%長く見られています
参照:Xビジネス
X広告(Twitter広告)は、他のWeb広告と比べると26%も長く見られているという情報もあり、X広告をうまく活用すれば、効果的な集客ツールとなる可能性が高いです。
広告フォーマットとXならではのカスタム機能を組み合わせることで、訴求の幅はさらに広がります。ユーザーに不快感を与えず、効果を最大化できる広告を作成・配信しましょう。

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