【知らなきゃ損】サーチコンソールの分析が劇的に変わる「正規表現」活用テクニック3選
どうも、ウェブ企画パートナーズの竹内です。今回はですね、サーチコンソールの「正規表現」を活用すると、かなり便利になりますので、そちらについて解説していければなと思います。
サーチコンソールで正規表現を利用する方法
早速ですが、サーチコンソールの管理画面を使って説明します。今、サーチコンソールの「検索パフォーマンス」カテゴリーにある「検索結果」という画面を表示していると想定してください。
この画面で正規表現を利用できるのですが、これを活用するとかなり便利になりますので、早速どんな感じで使えるかをご紹介していきたいと思います。
目次
正規表現フィルタの基本的な使い方
使い方としては、検索パフォーマンスの画面上部にある「フィルタを追加」というボタンを押します。これを押すと、「検索キーワード」や「ページ」といった選択肢を選べるようになります。
例えば今回は「検索キーワード」を押してみます。すると、タブの中に「次を含むクエリ」といった項目がありますが、その下の方に「カスタム(正規表現)」という項目が出てきます。
これを押してください。こうすると、正規表現が入力できるようになります。
ここでは「正規表現に一致」または「正規表現に不一致」を選んで、条件を入力します。例えば「a」と入力して「正規表現に不一致」を選んで保存する、といった使い方ができます。
正規表現の便利な活用テクニック
正規表現を使うと、単純な「次を含む」や「次と等しい」ではできない、もっと複雑な条件での絞り込みが可能になります。
正規表現には本当にたくさんの「技」があるのですが、その中からサーチコンソールで具体的に私がよく使っているものを3つ、ご紹介させていただきます。
テクニック1:先頭が一致するキーワードを探す
例えば、特定の単語で始まるキーワード群を抽出したい場合に便利です。「^(ハット)」という記号を使います。
例えば「^seo」と入力してフィルタをかければ、「seo 対策」「seo ライティング」のように、「seo」という単語から始まるクエリだけを正確に絞り込むことができます。
テクニック2:末尾が一致するキーワードを探す
逆に、特定の単語で終わるキーワードを探したい場合は、「$(ドルマーク)」を使います。
例えば「とは$」と入力すれば、「seo とは」「正規表現 とは」「サーチコンソール 使い方 とは」といった、「とは」で終わる疑問形のクエリをまとめて抽出できます。これは、ユーザーが何を知りたがっているのか、その意図を探るのにとても役立ちますね。
テクニック3:複数の単語を含む(順番問わず)キーワードを探す
「AとBという単語を両方含むクエリ」を探したい時、単純なフィルタだと難しいことがあります。正規表現なら、例えば「(?=.A)(?=.B)」といった書き方で、順番に関係なく両方を含むクエリを見つけられます。
また、「.*(ドットスター)」という記号は「任意の文字列」を意味するので、これも非常に便利です。
例えば「seo .* 対策」のように入力すれば、「seo 格安 対策」や「seo 内部 対策」「seo 東京 対策」など、「seo」と「対策」の間に何かしらの単語が入っているキーワードをすべて拾うことができます。
ページ分析への応用
これらのテクニックは、キーワードだけでなくページのフィルタリングでも、非常に有効です。
例えば、「/blog/」ディレクトリ配下にあるページ群が、全体としてどういうキーワードで流入してきているんだろう、ということを調べたい時。
ページのフィルタリングで、先ほどのような「先頭・末尾が一致(^/blog/ や .html$ など)」や「間に何が入っても良い(.*)」といった条件を組み合わせてフィルターします。
そうやって特定のページ群に絞り込んだ上で、どんなキーワードで見られているかを確認してもらうのが、このサーチコンソールで正規表現を扱う非常に便利なテクニックでした。
正規表現は覚えるのが大変?
正規表現は、サーチコンソールに関わらず、IT系のお仕事をやっていると結構な確率で遭遇するんですね。
ただ、見ての通り、技がめちゃくちゃあるので、正直、全部を覚え切るのは大変です。
Googleの公式ヘルプページにも、正規表現の記号一覧が「これを見てね」みたいな感じでリンクが貼ってあったりします。そのページを見てみると、本当にたくさんの記号がバーッと並んでいるわけです。
これを全部覚えるのは、めちゃくちゃ大変なので、まずは今回ご紹介したような、サーチコンソールで具体的に使えるものから試してみるのが良いかと思います。
まとめ
今回は、たくさんある正規表現の中から、サーチコンソールで具体的に私がよく使っているものを3つ、ご紹介させていただきました。
Webマーケティング全般において、こうしたツールを使いこなすことは非常に重要です。ぜひ、皆さんもサーチコンソールで正規表現を活用して、日々の分析の効率化や、これまで見えなかった新しい発見につなげてみてください。