【必見】SEO担当者待望の新機能!サーチコンソールでリアルタイムに近いデータが見られるように
目次
どうも、ウェブ企画パートナーズ竹内です。今回はですね、Googleサーチコンソール(以下、サチコ)で 「直近24時間のデータが見られるようになった」 という新機能が追加されたということで、ちょっと速報的にご紹介したいと思います。
これまでサチコは、直近2~3日ぐらいのデータというのは取得ができない仕様になっていました。どうしてもデータの反映に時間がかかって、あとから反映されるようになっていたんですよね。しかし今回、24時間単位でチェックできるようになった ということで、非常にありがたい機能です。
「これまで上位に上がってきたキーワードを別ツールで追ったりしていたけど、サチコだけで確認できるなんて便利!」と思っている方も多いのではないでしょうか。早速、この新機能の詳細と、実際の画面の様子を共有していきたいと思います。
1. サーチコンソールの24時間ビューとは
サーチコンソールの「24時間ビュー」 は、その名のとおり 過去24時間分のパフォーマンスデータ をほぼリアルタイムに確認できるようになった機能です。従来のサーチコンソールでは、直近2~3日程度遅れてデータが反映されていたため、「昨日や今日の検索動向」を確かめるには、アナリティクスやキーワード調査ツールなどを併用する必要がありました。
しかしこの新機能であれば、「ちょっと前に急にアクセスが伸びたけど、どのキーワードだったんだろう?」 といったときに、サチコだけでサクッと把握できるようになります。
2. 公式アナウンスの内容(2024年12月12日発表)
Google検索セントラルより
2024年12月12日に、Googleの検索セントラルから下記のように発表がありました。
最近のパフォーマンスデータを表示する方法が改善されました。
新しい「24時間ビュー」が登場し、過去24時間以内に利用可能になったデータを確認できます。
ここで言う「新しいビュー」には、過去24時間以内に利用可能になったデータ が含まれ、表示されるデータはほんの数時間前のものだそうです。
確認できる情報
この24時間ビューによって、以下のような情報が簡単に確認できるようになっています。
- 直近の期間のページやクエリのパフォーマンス
- 最近公開したコンテンツのパフォーマンス
- 過去24時間にユーザーをコンテンツに誘導した検索クエリ
これまでサチコでチェックできたクリック数、インプレッション数、平均クリック率、平均掲載順位なども同様に見られます。さらに、1時間単位の時系列グラフでデータを可視化してくれるのも特徴です。
3. 新機能で確認できる主な情報
- 検索結果
- ディスカバリー
- Googleニュース
上記3つのタブで 1時間単位の時系列グラフ が表示されます。これは、早くデータを提供するために、まだすべてのデータが揃っていなくても、何らかのデータが収集できた時点で「点線」で表示してくれる仕様になっています。
タイムゾーンについて
ユーザーがどこにいても、ユーザーのローカルタイムゾーン に基づいてデータが表示されるようになったそうです。これまでは太平洋時間(PST)がベースでしたが、24時間ビューに関しては自身の居住時間 での数値が見られるということなので、ちょっとありがたいですね。
4. ロールアウトについて注意点
今回の24時間ビューは、今後数ヶ月にわたってすべてのプロパティに対して段階的にロールアウト されるとのこと。つまり、すぐに全員がこの機能を使えるようになるわけではないそうです。
「24時間ビューが見えるはずだけど管理画面にない!」という場合は、単にまだロールアウトされていないだけということですね。焦らず、しばらく待ってみる ようにしてください。
5. 実際の画面共有(弊社の事例)
弊社のプロパティでは、すでに24時間ビューが利用できるようになっていました。そこで実際の画面をざっくりご紹介します。
- サーチコンソールを開くと、左側メニューの「検索パフォーマンス」に
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検索結果
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ディスカバー
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Googleニュース
の3つが並んでいるのが一般的なのですが、弊社ではニュースで取り上げられることがないので「Googleニュース」はそもそもメニューにも登場していない状態です。
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「検索パフォーマンス」をクリックすると、上部で 「24時間」「7日」「28日」 … のように期間を選ぶタブがあります。そこに 「24時間」 という新しいオプションが追加されました。
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データは1時間単位のグラフで表示され、最終更新日が2時間前 と出たりします。もし点線でグラフが表示されている場合は、まだ暫定データを反映している段階なので、あとから数字が変わる可能性がある ということですね。
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スクロールすると、過去24時間でどんなキーワードがクリックを集めたか、クエリやページのリストなども見られます。
ディスカバーの事例
弊社ではディスカバーに取り上げられることはめったにないので、24時間ビューで見てもデータがほとんどありません。28日などの広めの期間であれば、多少見えるデータがあるかな~というぐらいですね。
6. どんな活用ができるのか
1. リアルタイムな検索動向の把握
「いつもGoogleアナリティクスを見ていてアクセス数が急に伸びたけど、どのページで伸びたのか? どんなキーワードから流入してきたのか?」
これをすぐにサチコで確認できるので、サイトの動きや変化をいち早く把握 できます。
2. 素早いコンテンツ・SEO施策
たとえば、急に検索されるようになったトレンドキーワード があれば、関連コンテンツを追記したりタイトルを調整したり といった施策を即座に打ちやすくなります。
3. 日々の順位チェックの効率化
これまでは別ツールを使って、順位をチェックしなければわからなかったことも多かったですが、サチコ24時間ビューを見れば、ある程度の順位やクリック状況がつかめるようになります。
「どのクエリで何人来てるのか」がすぐわかるので、SEO改善のスピードが格段に上がる 可能性があります。
7. まとめ
サーチコンソールに「直近24時間のデータが表示されるようになった」 というのは、サイト運営者やSEO担当者には非常に嬉しいニュースです。今まではデータの反映待ちで数日かかったのが、ほぼリアルタイムに近い形で閲覧できるようになるわけですから、トレンドや新しい施策に素早く対応できるようになります。
ただし、全プロパティへの適用は段階的とのことなので、まだ表示されていない場合は気長に待ちましょう。24時間ビュー が表示されるようになったら、ぜひ積極的にチェックしてみてください。
今後も、こういった重要な新機能やアップデート情報 を見つけ次第、随時発信していきたいと思います。よかったら チャンネル登録(もしYouTubeなどで配信している場合)や ブログのブックマーク などしていただけると嬉しいです。
ご覧いただき、ありがとうございました。