【驚愕】2024年末のWordPressシェア率が想像以上だった…世界のWebサイトの〇%を占める現状とは
WordPressって今、どれぐらい使われているの? 最新データを調べてみました
どうも、ウェブ企画パートナーズの竹内です。
今回はふと「WordPressって現在どれぐらい使われているんだろう?」と思いまして、いろいろ調べてみました。実は時々お客さまにも「WordPressって今どうなの?」と聞かれることがあって、そういうときにしっかりお答えしたいですからね。
5年前との比較と、現在のWordPressの立ち位置
今リニューアルを考えている方って、前回作ったのが5年ぐらい前というケースが多いです。5年前といえば、既にWordPressはかなり普及していて、他のCMSもあまり無かった時代ですよね。実際、WordPressが抜きん出ていた状況だったと思います。
最近はヘッドレスCMSとか、WixとかShopifyなどいろんな選択肢がちらほら出てきていますよね。すると担当者の方が「今、WordPressの立ち位置ってどうなの?」と気になるのも当然かなと。僕自身は「WordPressがまだ主流ですよ」とはお伝えしていたんですが、正直「本当なのかな?」と急に気になりまして。ならば調べてみようということで、見つけたのがWPZOOMさんの記事でした。
WPZOOMさんの記事「How Many Websites Use WordPress in 2024?」
こちらが記事タイトルです。2024年11月4日付の記事なので、かなり最新ですよね。
- WPZOOM: WordPress関連のテーマやプラグインを販売している会社(らしい)
- 記事タイトル: How Many Websites Use WordPress in 2024?
記事は英語で書かれていたんですが、例によってGoogle翻訳でザッとチェックしました。
そしたらこんな「クイックファクト(Quick Facts)」が載っていたのでご紹介します。
2024年11月のWordPress統計
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WordPressは、全てのWEBサイトの43.6%をCMSとしてサポート
これは「CMSを使っていないWebサイトも含めて、Web全体のうちおよそ半数に近い比率がWordPressを使っている」ということ。 -
約4億9,300万のWebサイトがWordPressで構築されている
(数字が大きすぎて想像つきませんが、相当な数ですよね。) -
WordPressはCMS市場で62.4%のシェアを持ち、CMS市場を支配している
6割超えは圧倒的ですよね。 -
3万を超えるWordPressテーマが利用可能
さらに… -
WordPressには7万以上のプラグインが存在
スマホにたとえるとアプリみたいなものですよね。本体はシンプルでも、プラグインを足していくことでどんどん便利に拡張できる仕組みが魅力的です。 -
WooCommerceはeコマースプラグインとして35.4%の市場シェア
オンラインショップ機能をWordPressに追加するプラグインがWooCommerce。その世界シェアが35.4%で、トップeコマースプラットフォームになっています。
元データは「W3Techs」
もう少し深掘りしようと思って、WPZOOMさんが引用しているデータ元W3Techsもチェックしてみました。W3Techsは、ボランティアでWebのテクノロジーについてのデータをまとめているサイトのようです。
- W3Techs
ここでも同じように、「CMSを使っている全Webサイトのうち、約62.2%がWordPress。これは全てのWebサイトの43.7%に相当する」というデータが出ていました。
だから、WPZOOMさんの記事の情報はかなり信用できるんじゃないかなと。僕もこれで「WordPressトップですよ」と言っていたのが間違いじゃなかったと、ちょっと安心しました。
他のCMSとの比較
グラフなんかを見ても、他のCMSに比べて頭一つも二つも抜けてる状況なんですよね。Shopify、Wixあたりが続いている感じ。日本だとMovable Typeとか、ヘッドレスCMS系のmicroCMSなどもありますが、世界だとまた違う勢力図になっているみたいです。
WordPressは歴史も長い分、進化し続けていて、最近ではGutenbergという編集機能が管理画面に導入されたり、便利さも増している印象です。
じゃあ、なんでWordPressがこんなに支持されているの?
あらためてChatGPTに「WordPressが支持されている理由を可能な限り挙げてください」と聞いてみたところ、以下のように答えてくれました。なるほどなと思った部分も多いので、ちょっとまとめます。
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オープンソースで無料
これは本当に大きいですよね。みんなで開発を進められるので、進化が早い。お金がなくてもすぐに始められる。Wixも無料プランはあるので、その点は競合かもしれませんが、WordPressはやはり柔軟性があるのが強い。 -
柔軟性と拡張性
テーマが3万以上、プラグインが7万以上もあるので、ブログ以外にもいろいろ応用できる。 -
ユーザーフレンドリーなインターフェース
最近は他のCMSも使いやすくなっていますが、WordPressは長年のアップデートで慣れている人が多いですし、直感的と感じる方も多いはず。 -
多用途なプラットフォーム
ブログ、ビジネスサイト、ポートフォリオ、ECサイト、会員制サイトなど、何でもいける。 -
大規模なコミュニティサポート
利用者数が多い=開発する側にもメリットがある=さらに良いプラグインが生まれる、という好循環。質問してもフォーラムなどで回答が得やすいですしね。 -
定期的なアップデート
オープンソースゆえ、バグやセキュリティホールもすぐ発見されやすく、対応されやすい。 -
高いSEO対応力
ただ、個人的には「WordPressだけが特にSEOに強い」というより、「自由にタグをいじれる」「プラグインが豊富」という点が強みかなと思っています。 -
多言語対応
プラグインでかなり自由度高く対応できるのは確かです。 -
モバイルフレンドリー
これもテーマ側で対応していることが多いですし、他CMSでも最近は当たり前になってきました。 -
高いカスタマイズ性
有料テーマも含めて無数に存在するので、オリジナリティを出しやすい。アメブロみたいにガチガチに制限されているわけじゃないので自由度は高いですよね。 -
ホスティングの自由度
「WordPressに最適化」とうたうサーバーは国内外問わずかなり多く、サーバー移転もしやすいです。 -
コストの効率
本体も無料、プラグインも無料・有料いろいろあり、開発の初期コストを大幅に抑えられるのは大きい。 -
高い信頼性
多くの企業や人が使っているので、情報も得やすく安心感は高い一方、利用者が多いからこそ攻撃対象にもなりやすいという点は注意ですね。 -
大手企業や政府機関サイトにも採用されている
国際的に見ても実際そういう事例は多いので、説得力があります。
WordPressの「無料」ゆえの強みとベンダーロックイン問題
WordPressがここまで伸びている理由の大部分は「無料」であることと「コミュニティの巨大さ」だと思っています。無料だとユーザーが増え、ユーザーが増えるとプラグイン開発者も儲かるチャンスが増え、さらに便利になっていく好循環が生まれます。
ただ一方で、世の中にはWordPressよりもセキュリティが優れていると謳う有料CMSも存在します。それ自体はいいんですけど、そこで注意したいのがベンダーロックイン状態です。つまり、ある会社オリジナルのCMSを導入すると、何か不具合があったり追加機能が欲しいときは、その会社しか手を入れられない。もし修正費が「これ100万円かかりますね」と言われたら、他の会社に頼めないので支払うしかない。いわゆる「プリンタ本体は安いけどインクが高い」みたいなモデルですね。
WordPressの場合は国内外を問わず扱える制作会社が多いので、「そこが高いなら別のところに頼もうかな」という選択肢が生まれやすいんです。これは本当に大きなメリットだと思います。
じゃあ他のCMSはダメか? というとそうでもない
やはり用途によるんですよね。ヘッドレスCMSだと、Web以外のアプリやサービスと連携したいときにメリットが大きいですし、とにかくセキュリティを最優先したい場合も、独自CMSや他社の有料CMSの方が優れていることはあります。
実際、弊社のお客様でも最初はWordPressで商品登録をしていたけど、どんどん商品数や情報量が増えていって複雑化していくと「そろそろWordPressだけでは管理が厳しいな…」というケースが出てきました。そういうときは、規模が大きくなってきたら他のCMSに乗り換えるのも一つの選択肢ですよね。
まとめ:WordPressはまだまだ主流! ただし用途次第では他CMSも検討を
というわけで、結局僕が調べた限りでは、WordPressは世界的に見ても依然としてトップシェアを持っていることがわかりました。最新のデータを見ると、まだまだこれからも伸びそうな勢いですね。
WordPressを使っている方は「やっぱりこれでよかったんだ」と勇気づけられるでしょうし、これからWordPressでサイトを作ろうと思っている方や、リニューアルを考えている方も一安心というところではないでしょうか。
もちろん、日本国内のシェアが海外とまったく同じかはわかりませんが、世界規模で見ると6割以上がWordPressを使っているのは事実です。
弊社でもWordPressを使ったホームページ制作を承っていますので、「リニューアルを検討している」「新しくWebサイトを作りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。