【外壁塗装】効果的なPRをしているホームページ制作デザインまとめ!信頼感を勝ち取るには?
外壁塗装のホームページ制作でお悩みの方へ
今回は、外壁塗装のホームページについて解説していきたいと思います。これからホームページをリニューアルされる方や、新しく事業を立ち上げてホームページを作っていく、そういった方に向けて、こんなデザインがいいんじゃないだろうかという点を、いろんな外壁塗装のホームページを参考にしながら解説していきます。
外壁塗装業界は、SEOの面で言うと結構な激戦区で、お客様の奪い合いがインターネット上で激しく行われている業界の一つだと思います。そんな中で、検索や広告から訪れたお客様を一人でも多く成約させるのは、非常に重要なミッションになります。そのためには当然デザインも大事になってくるので、どういった点に気をつけたらいいのか、そういうところもあわせて解説できればと思います。
目次
ホームページデザインにおける4つの方向性
では実際にこれからデザインしていく時に、どういった方向性のデザインがあるのかというところで、今回は4つのジャンルに分けて紹介します。
1つ目が「信頼系」です。お客様に信頼してもらってお問い合わせをもらおう、というのが一つ目の戦略です。外壁塗装は一軒家まるまるやると結構なお値段になりますので、やはり信頼できる業者に任せたいというお客様の心理に応えるデザインですね。
2つ目が「情熱系」と、僕が勝手に名付けているものです。パッションがあって、元気よく気持ちよく仕事をしてくれる、そういう職人気質とでも言うんでしょうか。そんな情熱を伝えるようなデザインの方向性です。
3つ目が「安心系」です。丁寧にお客様の要望を聞きながら、優しく接していきますよ、と。お客様に少しでも安心していただきたい、という思いを伝えるWebデザインが3つ目です。
そして最後が「大手系」です。信頼系と少し似ているんですが、しっかりとした企業ですよという雰囲気をサイトの閲覧者に伝えられると、「こういうちゃんとした大手の雰囲気の会社だったら安心なんじゃないか」と感じてもらえます。そういう見せ方をする会社の、合計4つの方向性があるかなと思っています。
もちろんこれが全てではないと思うんですが、大きく分けてこの4つの方向性があるんじゃないかということで、それぞれ実際のサイトを参考にしながら紹介していきます。
【信頼系】のデザイン事例
実績と洗練されたデザインで信頼を伝えるサイト
最初に紹介するのは、信頼系のトップバッターとも言えるサイトです。まず、最初に表示されるファーストビューから、きちんとインパクトのあるキャッチコピーがあり、そのすぐ下に実績が掲載されています。こうした構成から、実績で信頼してほしいという思いが伝わってきますね。
信頼系の特徴として、青色を基調としたサイトが多くなります。色が与える印象も大きいのだと思います。また、このサイトではスクロールしていくと右上のメニューが少し動くアニメーションがついていて、こういう小さなこだわりも素敵です。
全体的に、とにかく実績があるから信頼してください、こんなことができますよ、という流れが明確で、写真やデザインも洗練されている感じが伝わってくると思います。
明朝体で信頼感を演出するサイト
次に紹介するのも信頼系のサイトです。信頼感を演出する方法の一つとして、明朝体を効果的に使うことがあります。こちらのサイトでは、キャッチコピーが明朝体になっていることで、ゴシック体のような柔らかい丸文字っぽいポップな感じよりも、ぐっと信頼感が増しているのがわかると思います。
「今日も、10年後も、そばにいる。」といったキャッチコピーに明朝体が効果的に使われており、これがこのサイトの大きな特徴だと思いますので、ぜひ参考にしてもらいたいです。
統一感とプロフェッショナル感で魅せるサイト
3つ目に紹介するサイトは、ロゴが明朝体で和風っぽい感じが素敵です。ユニフォームとしてロゴを入れることでチーム感が出て、よりプロフェッショナル感が伝えられますが、それを前面に押し出したファーストビューから始まっています。
やはりこのサイトも青系で統一されていると思います。青色は様々な企業系のサイトで利用されやすいカラーの一つで、落ち着いた印象で非常に信頼感のある感じにまとまっています。
【情熱系】のデザイン事例
ここからは、これまでお伝えしてきた信頼系とは対照的に、パッション、つまり「元気よく気持ちよくしっかり仕事します!」という情熱のある感じを伝えていくデザインを紹介します。
赤色と緻密なデザインで情熱と信頼を両立するサイト
最初に紹介するこちらのサイトでは、仕事ぶりの様子が伝わってくるようなムービーが印象的です。情熱系の特徴として、赤色だったり、元気のいい色を多く使うのが特徴になります。
このサイトのロゴは、社名の一部である「ワンド」が円で表現されているなど、細かいデザイン的要素も入っています。パッションを表現する赤色を使いながらも、落ち着いたスペース(余白)の使い方をすることによって、きちんと信頼感も同時に形成できるというのは、このホームページの大きな特徴だと思います。「ただただ元気なだけじゃなく、しっかりとした企業感も出したい」というとき、実は赤色でも実現可能だということが伝わってくるはずです。
「黒」で職人のプロフェッショナル感を表現するサイト
https://www.horikoshi-paint.jp/
次に紹介するのは、差し色で赤を使いつつ、基本的には黒色で最初の印象を与えるサイトです。黒は少し使いづらい色ではあるんですが、上手いこと使いこなすと、職人技のようなプロフェッショナル感を出すことも実は可能だったりします。
このサイトでは、職人感のある作業着を効果的に利用しています。黒色ですが決して攻撃的や暗い雰囲気ではなく、プロフェッショナルな感じを伝えたいという雰囲気が前面から伝わってくるので、少し攻めた色を使いたい方にはおすすめだと思います。
ポップさと親しみやすさでアピールするサイト
情熱系やパッション系ではあるんですが、少しベクトルが違うと言いますか、非常にポップ方面で元気のあるようなホームページもあります。「気軽な感じで話しかけやすそうだな」「フレンドリーだな」と感じるお客様に、非常に刺さるようなデザインだと思います。
ただポップなだけでなく、Googleのクチコミ数などをしっかり見せて、お問い合わせを獲得するための施策も散りばめられている点は非常に参考になります。このポップな雰囲気から、まさかぼったくり料金をふっかけてくるようなことはなさそうだと感じませんか?そういう安心感も、きちんと効果として出ているんじゃないかと思います。実は建築会社系でこういうポップ系のデザインは割と確立された手法の一つなんです。
【安心系】のデザイン事例
ここからは、高額な料金を支払うことに対しての不安を払拭するために、「優しく安心感がありますよ」と伝える安心系のデザインを紹介していきます。
柔らかい雰囲気で安心感を創り出すサイト
最初に紹介するのは、ファーストビューから社長さんの優しそうな笑顔と、水彩画が滲んだようなデザインが温かい雰囲気を醸し出しているサイトです。アイコンもかわいらしい感じで、全体的に色使いも淡く、優しい感じに仕上がっています。
また、写真を四角いまま載せるのではなく、角を丸くしてあげる(角丸)ことで、より優しい雰囲気を演出するといった細かいテクニックが色々使われているのが伝わってきます。
キャラクター性とPRのバランスが取れたサイト
先程のサイトは手書き感で優しい雰囲気を出していましたが、こちらのサイトは手書きというよりは、色合いやキャラクター性で、ポップさと安心感の間のようなデザインになっていると思います。
ただし、安心感だけではなく、訴求するところはきちんと訴求しているのが特徴です。やや安心感寄りではありつつ、攻めの感じも見受けられ、効果的に会社の内容をPRするデザインに仕上がっています。「優しい感じは出したいけど、きちんと成約を生むためのPRもしていきたい」という会社には、非常に参考になるんじゃないかと思います。
優しさと攻めのバランスが絶妙なサイト
こちらも、優しい感じは出しつつも、「〇〇で第1位」といった攻めの要素も出している、バランスをうまくとったホームページです。
代表者さんの優しそうな写真だったり、手書きの文字だったり、これらも優しそうな雰囲気が出るテクニックの一つなんですが、そうした優しさと攻めのバランスを取りつつ、安心感もあり、でも問い合わせもしてほしい、自社の魅力も伝えたい、そんな思いが詰まったバランスの取れたホームページです。スクロールしてもメニューが追従してくる(画面上部に固定される)など、ユーザーが目的のページに移動しやすい仕掛けも参考になります。
【大企業系】のデザイン事例
ここからは、大手系、大企業系とでも言いますか、しっかりとした歴史や信頼のある会社だな、という雰囲気が伝わるようなWebデザインを紹介していきます。
視点の高さと余裕で大手感を醸成するサイト
最初に紹介するのは、大胆な楕円形のデザインが非常にインパクトのあるサイトです。大手とか大企業系の特徴としては、どこか上の方から物事を見ているような感じがするんですよね。写真のチョイスも、「壁を塗ります」という感じよりも「街全体を良くします」みたいな、少し高い視点から撮影されたものが使われています。こういうところが、大手企業としての安心感のある材料の一つになっているんじゃないかと思います。
スペース(余白)もふんだんに使って余裕を感じさせる点も、デザインの参考になりますね。
歴史と現代性を融合させたサイト
こちらは、ロゴから「歴史があります」という感じが伝わってくるサイトです。ロゴのデザインが今時じゃなくても、効果的に働いているケースの一つだと思います。
ただ、大手感があり非常に余裕がある感じなのですが、割とデザインは今時になっていて、きちんと時代に合わせて対応しています、という姿勢も伝えられています。事業内容自体も官公庁工事など大手向きの仕事が多いということで、自然と大手らしさが出ているのかもしれません。
落ち着きと寄り添う姿勢を両立するサイト
https://www.ohtawaratosou.com/
最後に紹介するサイトは、ページを更新すると写真がアニメーションでリズミカルに配置されるような、オシャレな演出が施されています。また、ファーストビューからいろんなページへの導線が用意されているのも特徴的なデザインです。
創業64年ということで、歴史のあるしっかりとした企業だなというところが雰囲気として出ています。色づかいも渋めの緑を使うのは勇気がいるんですけど、落ち着いたトーンで「私たちはガツガツお客様を奪い合うのではなく、落ち着いて仕事をしています。昔からのお客様もいらっしゃいますし」…と、これは僕の妄想なんですが、そういう雰囲気が伝わってきますね。
ただ、それだけでなく、初心者向けのコンテンツを用意するなど、お客様に寄り添う姿勢も忘れずに、効果的に大手感と寄り添いのうまいバランスを取ったデザイン、そしてコンテンツが用意できているホームページじゃないでしょうか。
まとめ:自社の社風に合ったホームページを
以上が、外壁塗装系のホームページのデザインの参考にできそうなところをピックアップしつつ、プロの視点でデザインやコンテンツを解説させていただいた内容です。
結局ホームページって最終的な受け皿になるので、どういう経路で集客をしてくるかによってホームページの内容やデザインも変わってきます。そして何より、お客様にどう見られたいのか、企業の社長だったり社風の体質と合ってるようなホームページにするのが非常に大事になります。
自社の社風を考えてもらって、「僕たちはイケイケだ」という感じでしたらパッション系のデザインでいいと思いますし、「お客様の要望を結構細かく、ちょっと無茶なことまで聞いてあげられる柔軟な会社だ」ということであれば、優しい安心感系のサイトがいいと思います。そして、歴史を活かした雰囲気にしたいのであれば、大手感を出せるホームページにできるといいんじゃないかと思います。