ホームページの文章は誰が作成する?制作時のトラブルを防ぐ方法

コンテンツ 最終更新日:2021/08/27 公開日:2021/08/25

ホームページの文章は誰が書く?
ホームページを制作する際に意外に忘れられがちなのが、「ホームページに掲載する文章を誰が執筆するのか」という問題。場合によっては、制作中のちょっとしたトラブルにもつながりかねません。

今回はその問題の難しさについてご紹介できればと思います。これからホームページを制作しようと考えている方はぜひ一読いただくことでトラブルを未然に防げるのではないかと思います。

トラブルの要因はホームページ制作会社にウェブライターがいないこと

ライターがいる制作会社は少ない

ホームページ制作を依頼する方のほとんどが、ホームページ制作に関して素人の方です。そのためホームページを制作する際に、どのような専門家が携わり完成するのか知るわけもありません。「要望を色々と伝えればいい感じにしてくれる」ほとんどの方はそう考えています。

もちろんそれをサポートするのが我々ホームページ制作会社の役割ではあるのですが、実は多くの制作会社は、ディレクター、デザイナー、エンジニアは在籍していますが、社内にウェブライティング専門のスタッフを抱えていることはほとんどないのです。

つまり、クライアントはホームページ制作会社が文章まで執筆してくれると考えていますし、制作会社はクライアントから文章の提供があると考えています。そのため、いざホームページの制作が始まってから、文章を誰が執筆するのかをめぐってトラブルに発展することがあるのです。

ホームページに掲載する文章は非常に重要

ホームページ制作では、デザインばかりに目が行きがちですが、文章も非常に大きな役割を担っています

これまで文章と説明してきましたが、キャッチコピーを想像してもらうとわかりやすいかもしれません。ポスターの場合はキャッチコピーだけで良いかもしれませんが、ホームページの場合はキャッチコピーに加え、サービスの説明も必要です。

1つ例を挙げるとするなら、アップルのホームページが最もわかりやすいのではないでしょうか。
アップルホームページの文章
参照:https://www.apple.com/jp/imac-24/

キャッチコピーでだけではなく自社製品の紹介文ひとつひとつが洗練された文章で構成されています。そしてその文章から受ける印象によって、アップルブランドがいつのまにか皆さんの中に形成されているはずです。

キャッチコピーはコピーライター、文章はライターに依頼

クオリティーの高いホームページを完成させるためには、デザインはデザイナーに、キャッチコピーはコピーライターに、文章はライターに依頼する必要があったんですね。

意外に難しいウェブライティング依頼

私たちの場合は、専門のコピーライターやウェブライティング業者と提携していますが、いざ自分たちでライターを探そうとすると意外に大変です。何を隠そう私たちも提携する業者さんを探すのが大変だったからです。

理由1)ウェブ専門のライターが少ない

キャッチコピーライターは紙媒体であろうとウェブであろうと問題なくキャッチコピーを作り出すことができます。

問題はそれ以外の文章です。

ウェブに掲載するための文章を執筆するライターのことを、「ウェブライター」と言いますが、ほとんどのウェブライターがサービス説明の文章を執筆するライターではなく、メディアに掲載する記事を執筆するライターです。

ですので「ウェブライティング業者」といくら検索しても理想の業者と巡り会う事はできません。

理由2)価格が文字単価

ライティングは文字単価で予算が出しづらい
ライティングの基本価格は、1文字いくらという単価設定になっています。

企業でホームページを制作する場合はあらかじめ予算がありますので、ライティングを依頼することでいくらの予算が必要になるかを確認しておく必要があります。しかし、先ほど説明したようにライティングの単価は文字単価です。ホームページに掲載される文章が何文字になるのかあらかじめ想定するのは難しいですよね。むしろ不可能に近いです。文章も含めてホームページだと思いますが、ライティングを依頼する場合、ホームページの予算がいくらになるのかがわからないという問題が発生します。

自社で文章を用意した方が良い場合もある

ケース1)予算がない場合

ホームページ制作にそこまで費用を費やせない場合は、デザインやコーディングなど自社でできないことは制作会社に任せ、文章は自社で用意することで、ライティング費用をコストカットすることができます。

ケース2)専門分野のサービスを提供している場合

専門的な文章はライターが理解できない
美容院や飲食店など、普段私たちに馴染みがあるBtoCサービスであれば、サービスの強みや特徴、ユーザーニーズを理解して文章を書くことができるかもしれません。ですが、特にBtoBの専門分野のサービスを提供している企業ではそうはいきません。

例えば、弊社のお客様に医薬品の原薬を提供しているクライアントがいらっしゃいます。(医薬品ではありません、「原薬」です。)クライアントに、ターゲットニーズや、自社の強みなどヒアリングすることで、ページの構成や、設計は行うことはできますが、原薬についてや、製造過程について文章を書こうと思っても原薬や製造機器の理解など、業界理解から始める必要があり膨大な時間を費やすことになります。(元素記号もちんぷんかんぷんでした。)

その業界に関して素人が理解できるような文章よりも、 開発者や営業担当が専門用語や詳しい情報を記載したほうが、ずっと深く必要とされる文章になるはずです。

ライターにも同じことが言えます。その業界に精通しているライターがいれば良いのですが、そのようなライターはほとんどいないため、専門的な分野の場合は自社で文章を用意した方が効果的なPRをすることができるかもしれません。

SEOはそこまで気にしなくても良い

まれにお客様から「SEOに強い文章を執筆してほしい」とご相談を受けることがあります。一昔前であれば確かに「SEOに強い文章」が存在していました。

しかし現在はGoogleの文章解析能力も向上しており、キーワードをむやみやたらに詰め込んだからといって検索順位が向上する事は起こりません。もちろん検索の文脈に対するキーワードは重要ではあるのですが、Googleは直接的なキーワードだけではなく、共起語も重要なキーワードとして認識しています。

つまりどのような文章を書くかではなく、どのような内容を、検索ユーザーにしっかりと伝えられているかどうかが重要です。

ホームページ制作時にトラブルを防ぐ方法

「ホームページの文章を誰が執筆するか」というトラブルを未然に防ぐためにはいくつかの方法があります。

見積もりにライティング費用が入っているか確認する

ホームページ制作の見積もりを依頼した際、見積もり項目の中にライティングが入っているのかを確認するようにしましょう。

もし入っていなければ、サービスの中にライティングも含まれているかを事前に確認することでトラブルを防ぐことができます。

キャッチコピーは必要かどうか

文章だけではなく、サービスをキャッチーにユーザに伝えたい場合、キャッチコピーを作る必要があるかもしれません。

ホームページを依頼する前に、キャッチコピーが欲しいのであれば事前に制作会社に伝えるようにしましょう。

自社で文章を用意する場合はリソースがあるか

ライティングリソースの確保
文章を自社で用意しようと考えている場合、社内の誰かが文章を執筆しなければなりません。アテがあるとしても油断は禁物です。

ホームページ制作にはスケジュールがありますから、そのスケジュール内でリソースを確保することができるか事前に確認しておく必要があるでしょう。

ライティングの重要性を理解してクオリティの高いホームページを完成させよう

以上がホームページを制作する際に、文章に関して起こりえる問題とその対策方法でした。

特にお客様をコンバージョンに導く必要性の高いホームページや、採用サイトなどではライティングの重要性が上がると過去の経験から思います。

この記事があなたがこれから制作しようと考えているホームページのクオリティを向上させる一助になれば幸いです。

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