GA4の「合計・アクティブ・新規・リピーター」の違いと活用法!知らないと分析を間違う、4つのユーザー指標の定義を徹底解説!

GoogleAnalytics初心者講座 最終更新日:2025/08/17

こんにちは!

今回は、Google Analytics 4(GA4)の指標の中でも、特にユーザーに焦点を当てて解説したいと思います。GA4の管理画面を見ていると、いろいろな言葉が出てきて混乱してしまいますよね。

特に「アクティブユーザー」という言葉は、これまでのユニバーサルアナリティクスではあまり見慣れなかったもので、戸惑っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、GA4におけるユーザー関連の指標の中から、特に重要な4つをご紹介します。
その4つとは、「合計ユーザー数」「アクティブユーザー数」「新規ユーザー数」「リピーター」です。

皆さんは、これらの言葉の違いを明確に説明できますか?もし「ちょっと自信ないな…」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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まずは基本の「合計ユーザー数」から

合計ユーザー数
順番に解説していきましょう。まずは「合計ユーザー数」です。
これは非常にシンプルで、指定した期間内にサイトやアプリを訪れた全てのユーザーの数を指します。Googleアナリティクスでは、先月や先週、あるいは全期間といったように、必ず分析する期間を選択しますよね。その選んだ期間内に訪れたユーザーの合計が、この「合計ユーザー数」になるわけです。

ただ、もう少しだけ詳しく定義すると、「ユーザー」というのは「何かしらのイベントを起こしたユーザー」ということになります。
「イベント」と聞くと、何か商品を購入したり、お問い合わせをしたりといった特別な行動をイメージしがちですが、GA4ではそうではありません。

例えば、ユーザーがWebサイトに訪問した瞬間に「ファーストビジット」というイベントが計測されますし、ページをただスクロールしただけでもイベントとしてカウントされることがあります。つまり、サイトを開いただけでも何かしらのイベントは発生しているんですね。そのため、ほとんどの訪問者がこの「合計ユーザー数」に含まれると考えて良いでしょう。

次に理解したい「新規ユーザー数」

新規ユーザー数
続いて「新規ユーザー数」について解説します。本当は先ほど挙げた順番通りに進めたいところですが、「アクティブユーザー数」を理解するために、先にこちらから解説した方が分かりやすいので、少し順番を変えて説明しますね。

新規ユーザー数とは、その名の通り、初めてサイトやアプリを訪れたユーザーの数を指します。
GA4の定義で言うと、イベントの「ファーストビジット」または「ファーストオープン」を記録したユーザーの数となります。

少し分かりにくいかもしれませんが、「ビジット」はWebサイトで使われる言葉で、「オープン」はアプリで使われる言葉です。つまり、ユーザーが使っているのがWebサイトかアプリかで呼び方が違うだけで、どちらも「ユーザーが最初に訪れましたよ」ということを示すイベントです。

これまでに一度も訪れたことがなく、本当に初めてサイトに来てくれたユーザーに、この「ファーストビジット」や「ファーストオープン」といったイベントが付与され、その数が「新規ユーザー数」として計測される、というわけです。これはシンプルで分かりやすいですよね。

少し厄介?GA4の「アクティブユーザー数」とは

アクティブユーザー数
さて、いよいよ今回のポイントである「アクティブユーザー数」です。この指標が、実はちょっとだけ厄介なんです。

まず覚えておいてほしい重要なことは、アクティブユーザー数の中には、先ほど説明した「新規ユーザー数」も含まれている、ということです。
アクティブユーザー数は、「新規ユーザー数」と、それとは別に「アクティブなイベントを起こしたユーザー」を合計した数値になります。

では、その「アクティブなイベント」とは一体何なのでしょうか。
少し技術的な話になりますが、GA4のイベントには「パラメーター」という、さらに詳細な情報が紐づいています。その中にengagement_time_msec(エンゲージメント タイム ミリセック)というパラメーターがあり、これを引き起こしたユーザーが「アクティブユーザー」と定義されています。

…と言われても、少し分かりづらいですよね。
もう少し噛み砕いて説明すると、「この行動を取ったら、ユーザーは能動的にサイトを使っているだろう」と判断されるイベントがGA4にはあらかじめ用意されていて、それらのイベントに目印としてタグ付けがされているようなイメージです。

例えば、ウィンドウをスクロールしたり、何かをクリックしたりする行動は、明らかにアクティブな行動ですよね。そういった行動をまとめて「アクティブ」と判断するための仕組みが、このパラメーターだと考えてください。

言葉の意味通り、「サイト内で能動的に動いた人の数」に「新規ユーザー数」を足したものがアクティブユーザー数である、と覚えていただければ分かりやすいかと思います。

最後の指標「リピーター」の定義

リピーター
最後に解説するのが「リピーター」です。
リピーターも言葉の意味の通り、再度訪問してくれたユーザーのことなのですが、ここでもう少し詳細な定義を理解しておきましょう。

GA4におけるリピーターの定義は、「過去にセッションを1回以上おこなったことがあるユーザー」です。
ここで重要なのは、その過去のセッションが、ユーザーが熱心にサイトを見ていたことを示す「エンゲージメントセッション」であったかどうかは関係ない、という点です。これはGoogleの公式が表明しています。

ちなみに「エンゲージメントセッション」とは、サイトを10秒以上閲覧したり、ページビューを2回以上記録したりといった、一定の条件を満たしたセッションのことです。

つまり、過去にエンゲージメントセッションを起こした人はもちろんリピーターに含まれますし、エンゲージメントセッションは起こさなかったけれど、とにかくセッションの記録だけは残っていて、再び訪れてくれた人もリピーターになるのです。
結論として、「何かしら過去にセッションを起こした人は、全てリピーターになる」と覚えておきましょう。

まとめ:定義を理解してサイト改善に役立てよう

いかがだったでしょうか。かなり細かい定義まで説明したので、少し頭が混乱してしまったかもしれません。
色々とお話ししましたが、基本的にはどの指標も言葉の意味の通りに捉えて大丈夫です。

ただ、「これってどうだったっけ?」と迷った時に、ぜひ思い出していただきたいポイントが2つあります。
1つ目は、アクティブユーザー数には新規ユーザーが含まれるということ。
2つ目は、リピーターには、過去にアクティブではなかったユーザーも含まれるということです。

例えば分析をしていて、「リピーターが増えているな。でも、このリピーターは過去に熱心にサイトを見てくれた人たちなのかな?」と疑問に思った瞬間に、「ああ、アクティブじゃなかった人も含むんだったな」と思い出せると、データの見え方が変わってきます。

GA4はサイトの改善に欠かせないツールです。ユーザーに関する指標を正しく理解し、使い方をマスターして、あなたのWebサイトの成長にぜひ役立ててみてください。

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