【Google Analytics 4】初心者向け!自社のIPを除外する方法解説

GoogleAnalytics初心者講座 最終更新日:2024/11/29 公開日:2024/11/18

こんにちは、Web企画パートナーズの竹内です。

今回は、Google Analytics 4(GA4)で自分のIPを除外する方法について解説していきたいと思います。

はじめに

ウェブサイトを運営していると、アクセス解析を通じて自分たちのサイトがうまく機能しているのか判断したいと思います。アクセス数が毎日100万件ほどあれば、自分のアクセスなんて誤差程度かもしれません。しかし、アクセス数が100や50といった規模の場合、自分や同じ会社のスタッフのアクセスが気になってくるのではないでしょうか。

そんなとき、会社でIPを固定する契約をプロバイダと結んでいれば、そのIPを除外することで、自社からのホームページへのアクセス数を全て除外する設定ができます。

また、これまでユニバーサルアナリティクスを使っていた方も、GA4では改めて設定する必要があります。今回は、その方法について詳しく解説していきたいと思います。

設定手順

1. Google Analytics 4の管理画面に移動

まず、Google Analytics 4の管理画面にアクセスしてください。画面右下にある「管理」をクリックします。

管理

2. データストリームの選択

管理画面が表示されたら、「データの収集と修正」セクションの「データストリーム」をクリックします。

データストリーム

GA4では、基本的にGoogleタグマネージャーと紐付けてデータを収集します。該当するタグマネージャーを選択してください。複数ある場合は、除外したいタグマネージャー全てに対して設定を行う必要があります。

3. タグ設定の編集

データストリームを選択すると詳細が表示されます。ページを下にスクロールして、「Googleタグ」セクションの「タグ設定を行う」をクリックします。

タグの設定を行う

さらに下にスクロールし、「もっと見る」をクリックします。

一部表示

4. 内部トラフィックの定義

「内部トラフィックの定義」が表示されますので、これをクリックします。

内部トラフィックの定義

「作成」をクリックし、新しいルールを作成します。

5. ルールの設定

  • ルール名:任意の名前を付けます(例:本社、スタッフなど)。
  • トラフィックタイプの値:そのままでOKです。
  • IPアドレスのマッチタイプ「IPアドレスが次と等しい」を選択します。
  • IPアドレス:自分のIPアドレスを入力します。

IP入力

IPアドレスの確認方法

「IPアドレスを確認」のリンクをクリックすると、自分のIPアドレスが表示されるサイトが開きます。

ipアドレスを確認

弊社のIPアドレスチェックツールもご利用いただけます。

IPアドレスチェックツール

表示されたIPアドレスをコピーして、先ほどの設定画面に貼り付けます。

6. ルールの保存

設定が完了したら、「作成」をクリックしてルールを保存します。

作成

7. フィルターの有効化

ルールを作成しただけではフィルターは適用されません。再び管理画面に戻り、「データフィルタ」をクリックします。

データフィルタ

「内部トラフィック」フィルタの横にある「︙」をクリックし、「フィルターを有効にする」を選択します。

フィルタを有効にする

注意事項が表示されますが、問題なければ「有効にする」をクリックします。これで、指定したIPアドレスからのアクセスが計測されなくなります。

固定IPアドレスを持たない場合

IPアドレスが固定されていない場合、プロバイダによって定期的にIPアドレスが変わってしまいます。そのたびに設定をし直すのは大変です。また、出張先やカフェなどで自社サイトにアクセスすることもあるでしょう。

そのような場合は、パソコンから直接トラッキングを防ぐ方法があります。

Google Analytics オプトアウト アドオンの利用

Google Chromeの拡張機能である「Google Analytics オプトアウト アドオン」を利用します。これはGoogle公式の拡張機能なので、安全に使用できます。

オプトアウトアドオン

Chromeに追加すると、この拡張機能が有効になったChromeブラウザからのアクセスは、Google Analyticsによって計測されなくなります。ただし、他のブラウザ(例:Microsoft Edge)では効果がないので注意してください。

普段からChromeを使用している場合、この方法がおすすめです。

まとめ

以上、Google Analytics 4で自分のIPを除外する方法を解説しました。

  • 固定IPアドレスを持っている場合は、GA4の管理画面からIP除外の設定を行う。
  • 固定IPアドレスを持っていない場合は、Chromeの拡張機能を利用してトラッキングを防ぐ。

アクセス解析の精度を高めるためにも、これらの設定をぜひ活用してみてください。

引き続き、Google Analytics 4の使い方について、さまざまな解説を行っていきます。

では、またお会いしましょう。

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