一年で7万フォロワー獲得したInstagramアカウントが初期0→1万フォロワーまでに工夫したこと

インターネット集客 最終更新日:2021/06/23 公開日:2019/05/30

get Instagram

こんにちは。私は弊社「株式会社ウェブ企画パートナーズ」が運営中である「女性の美学」のInstagramの運用担当者です。

現在(2019年5月)のフォロワー数は7万ちょっと。まだまだ大手アカウントとは言えない状況ではありますが、0からのスタートを考えると少し感慨深いものがあります。

アカウントを開設したのは、今からちょうど1年ほど前。

フォロワー数を増やすにあたり、何度か壁を経験し、その度に工夫を凝らして乗り越えてきました。

そこで今回はフォロワー数1万を超えるまでに工夫したことを、同じような状況でもがいている運用者さんのために共有できればと思います。

フォロワー数 0〜2,000 時期

サイト自体のアクセス数がそれなりにありましたので、読者が勝手にフォローしてくれるだろうという甘い考えでした。

今だから白状しますと、この頃は作業でやっていたと思います。とにかく「毎日投稿すればいつか1万フォロワーを達成できるだろう」程度にしか考えていませんでした。

投稿の内容は「女性の美学」のサイト内の情報が中心。外部のイラストレーターに記事用に書いてもらった挿絵を加工したり、記事から抜粋した情報を編集して紹介しています。

この頃は、1日1〜2投稿、なんとなくオシャレっぽい(抽象的な表現ですが…)1枚画像を淡々と投稿していました。

▼当時のタイムライン
当時のタイムラインの様子

この時期はフォロワー数の目標値なども設定していなくて、「投稿する→フォロワーさん増える」という感覚のみで運用していました。

実際、2,000人の方にフォローしてもらうまでに3ヶ月か4ヶ月くらいかかってます。

フォロワー数 2,000〜5,000 時期

当然ですが、このような甘い考えでフォロワー数が伸び続けるわけもなく、2,000フォロワーを超えたあたりから初めての停滞を経験することになります。

「このままでは10,000人すらも到達できないかも…」と焦った私は、ようやくどうにかしなければと真剣に考え始めました。

そこでまずフォロワー数の多いアカウントを丹念に研究することから始め、以下のような施策を試します。

ストーリーズの更新

まずストーリーズを更新することから始めてみました。

2種類のストーリーズを用意し、1日中なるべく途切れず表示されるようにしました。ストーリーズは連続再生してもらえるという特徴がありますので、複数投稿が有効です。

それ以外にも頻繁にストーリーズを更新することで、

  • アカウントのアクティブ感
  • 投稿がタイムラインに埋もれて見てもらえないという事態を防ぐ

といった効果を狙います。

投稿がタイムラインに埋もれて見てもらえないという事態を防ぐ

いいね数ではなくコレクション数を指標に

個人・企業関わらず、人気が出ているアカウントをいくつも見ているうちに、「映える画像」「おしゃれな画像」を並べればフォロワーが伸びるという従来のInstagramの概念を捨てるべきだと気付きました。

アカウントにはそれぞれ求められている役割があり、私たちのメディアの場合、おしゃれな画像を見せるメディアではなく、役立つ情報を発信するメディアでしたので、Instagramの雰囲気を踏襲しつつ、役立つアカウントであるべきだったのです。

その場合、私たちが意識するべきは「いいね」を増やことではなく、また次も役立つ情報が出るかも!とワクワクしてもらうことが大切で、その場合は「コレクション数」が重要になるのでは?と考えました。

これまでは1投稿1画像だったのを10枚まで一気に増やし、1つのテーマで網羅性のある情報を表現するようにしました。

▼通常の記事作成に似ているかもしれませんね
10投稿しました

▼下記投稿は多くコレクションしてもらうことができました
コレクション数

結果として「いいね」よりも「コレクション」の方が多くなるような状況が出てきて、フォロワー数は再び増加しました。
またバズったときはやはりフォロワー数が伸びやすい傾向がありました。

フォロワー数 5,000〜10,000 期

この頃からは様々な施策を試すのが楽しくなってきました。

最初はフォロワー数の多いアカウントを参考にすることがメインでしたが、ユーザーがどのようなものを求めているか、どのようにしたらエンゲージメント率を高められるかを自分で考え実践しました。

その中で効果のあったものをご紹介していきます。

ストーリーズのより効果的な活用

時間がないときにはストーリーズだけチェックするというユーザー数も一定数いるのではないかと考え、ストーリーズで豆知識として情報をコンパクトにまとめた投稿を行って少しでも気になるアカウントと思ってもらえるようにしました。

常時2つのストーリーズを用意ました。

①NEW POST(新規投稿のお知らせ)
②美容・ダイエットお役立ち情報(詳細後述)

1枚になるべく多くの情報を詰め込んだストーリーズ用のプチネタ画像を用意。

プチネタ

ストーリーズの投稿時間も考慮し、例えばお昼時の投稿であれば、ダイエットネタを投稿し、ランチ時の会話ネタになればいいなと思いながら投稿しました。

投稿よりも手軽な情報である分、リアクションもしやすいのか良い反応をもらえています。

ハイライトの作成

現状クリック率はあまり高くありませんが、存在している機能はなるべく活用したいものです。

フォローに対して慎重な方もいらっしゃいますので、そういったときにアカウントの方向性や特徴を感じていただければと思い、ハイライトも活用しています。

▼ひと目で「美容・ダイエット」に力を入れているアカウントだとわかってもらえる
ハイライトの作成

また、プロフィール欄に「フォローはお気軽に」という文言を加えるだけでも反応が違います。フォローを迷うユーザーの後押しとなります。

投稿時間と投稿数にさらに気を使う

投稿時間をお昼時や帰宅時を意識することは皆さんご存知だとは思いますが、どうしても業務をこなしながらだと、ゴールデンタイムからズレてしまうことがありました。ですが投稿時間は重要です。

狙った時間きっかりに投稿できるように、そして1日に2回訪れるゴールデンタイムに必ず露出できるように、これまで投稿回数を1投稿にしていたのを2投稿に変更し、ゴールデンタイムを狙い撃ちするようにしました。

お昼よりも夜に見られることが多いので、夜に2投稿することもありました。

スワイプアイコンを作成

投稿が複数されていることに気づかない人もいるのではないかと考え、スワイプアイコンを余裕があればなるべく画像に埋め込むようにしました。

スワイプアイコン

すると続きが気になるという効果も発揮することができ、エンゲージメント率を上げることができました。お手軽で効果的です。

ハッシュタグ検索画面での見栄えを重要視

若年層にはGoogle検索よりもSNSでの検索のほうがより身近になっているように感じます。Instagramでもハッシュタグ検索利用は増加傾向にあるとのこと。

これまでは自アカウント上での見栄えだけを気にしていましたが、ハッシュタグ検索で複数の投稿が並んだ際の見栄えを意識するようにしました。

具体的には、

  • タイトルのフォントの大きさ、濃さの変更
  • アイキャッチ(1枚目の画像)とタイトルをよりマッチさせる

など。

魅力的な投稿が多数並ぶ中で、女性の美学の投稿に興味を持ってもらうことに難しさを感じますが、今なお試行錯誤しています。

本来のターゲットとは違う年齢層も意識

「女性の美学」は30代女性をメインターゲットとしたメディアなのですが、InstagramのInsightを見てみると、10代後半~20代前半女性からも多く閲覧されていることがわかりました。

SNS自体のユーザー年齢層も考慮する必要がありそうだと考え、本来の世界観は壊さない範囲でイラストやフォントなど、若い女性も受け入れやすいようなビジュアルを意識するように方針を微調整していきました。

おわりに:フォロワー数 10,000〜

以上がフォロワー数1万を超えるまでに工夫したことです。

おかげさまで現在はたくさんの人にフォローしていただけたため、投稿数を減らしてもフォロワー増加率は維持できています。

投稿数を減らしたのは「数」よりも「1投稿のクオリティ」を上げることで今いるフォロワーさんたちに喜んでもらえる投稿をしていこう!という判断です。

色々とテクニックをご紹介しましたが、一番重要なのは運営者がアカウント運営を楽しむことができないと、フォロワー数を伸ばすのは難しいかもしれません。

私の場合はユーザーに喜んでもらえるような投稿を意識しながらも、「メディア運営者として自分が発信したい投稿」も忘れること無く、バランスを取りながら日々投稿しています。

また、自分が楽しむためにコメントもすべて目を通すようにしています。ユーザーからのお礼のコメントやDMは、私のやる気や運営する上での楽しみに繋がっています。

▼嬉しいコメントがやる気に繋がっています!
コメントが嬉しいです

今回の記事が同じような境遇に悩んでいるWeb担さんのヒントになれば幸いです。

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