【データ検証】関連記事って本当に意味あるの?世界的SEO企業が明かす衝撃の真実
こんにちは、ウェブ企画パートナーズの竹内です。
今回は、オウンドメディアやコラムでよく目にする「関連記事」や「合わせて読みたい」といったコンテンツについて、その効果や意味をデータをもとに探ってみたいと思います。
関連記事とは?
まず、関連記事とは何かをおさらいしましょう。
弊社のブログやコラムを例にとると、記事を最後まで読み進めていくと、「オススメの記事はこちら」という形で他の6つの記事が表示されます。
これは、読者が記事を読み終えた後に、関連性の高い他の記事を表示することで、サイト内の滞在時間を延ばし、接触回数を増やす目的があります。その結果、読者が自社のサービスに興味を持ってくれる可能性が高まります。
ECサイトでのショッピングを思い浮かべてみてください。例えば、Amazonで物干し竿を探しているとします。ある商品をクリックすると、関連商品が表示され、「こちらの方が自分のニーズに合っているかも」と他の商品をチェックすることがありますよね。
このように、ユーザーが快適にウェブサイトを移動し、より興味のある内容に進んでいける役割を果たすのが関連記事です。
関連記事の効果をデータで検証
では、関連記事を配置することは本当に意味があるのでしょうか?
今回、海外のSEOツールを提供する会社「Ahrefs(エイチレフス)」が行った興味深いテストをご紹介します。
テストの概要
Ahrefsは、自社のブログにおいて関連記事セクションを追加することで、以下の点を検証しました。
- 内部リンクとしての役割を果たし、SEO的に効果があるのか
- ユーザーの滞在時間やページビュー(PV)数に変化があるのか
テスト結果
結論から言うと、関連記事の追加は効果があると判断されました。
SEO効果
内部リンクが増えることで、Googleから重要なページとして認識されやすくなり、検索順位の向上につながる可能性があります。
ユーザー行動の変化
以下のデータをご覧ください。
引用:https://ahrefs.jp/blog/data-studies/related-posts-seo/
このデータから、関連記事を配置した期間では、ユーザーがサイトに長く滞在し、より多くのページを閲覧していることが分かりました。つまり、ユーザーは関連記事を実際にクリックし、サイト内を回遊しているのです。
関連記事を活用する際のポイント
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ユーザーに価値あるコンテンツを提供する:関連記事は、ただ表示すれば良いわけではありません。ユーザーの興味やニーズに合った記事を選ぶことが重要です。
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サイトの目的と一致させる:自社のサービスや商品に関連する記事を配置することで、最終的なお問い合わせや購入につなげることができます。
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テストと分析を行う:実際に関連記事を配置してみて、その効果をデータで検証することが大切です。場合によっては、配置しない方が良い場合もあります。
まとめ
ウェブサイトやブログを運営する上で、「これって意味があるのか?」と常に疑問を持ち、テストを行う姿勢は非常に重要です。
関連記事の配置は、ユーザーの滞在時間を延ばし、ページビュー数を増やす効果が期待できます。しかし、それが自社の目的やユーザーのニーズに合致しているかを見極めるためには、データに基づく検証が必要です。
皆さんもぜひ、自社のウェブサイトで関連記事の効果をテストし、より良いサイト運営を目指してみてください。