サブドメイン vs サブディレクトリ:SEOに最適なのは?影響の違い解説も
目次
はじめに
既にサイトをお持ちの方で、新しく付随したサイトや関連したサイト、あるいはコーポレートサイトがあって新サービスを立ち上げる場合に、どこでサイトを運用すべきか? というご相談をよくいただきます。
- コーポレートサイトの中に立ち上げるべきなのか?
- それとも外に立ち上げるべきなのか?
そういった疑問を解決するにあたって、サブドメインにするか、サブディレクトリにするかで悩まれる方が多いんですよね。なので今回、その 考え方やメリット・デメリット についてまとめてみました。ぜひご参考になればと思います。
まずは「サブドメイン」と「サブディレクトリ」の違い
具体例として、
https://sample.com
というメインサイトがあった場合に、
-
末尾に「xxx」と足す形
例)https://sample.com/xxx
これを サブディレクトリ と呼びます。 -
前に「xxx.」と付ける形
例)https://xxx.sample.com
これを サブドメイン と呼びます。
要するに、下に作る のか、前に作る のか。これが今回のポイントです。
前提として Google は「どっちでも扱いは変わらないよ」と言っていますが、実際には結構違いが出る印象です。
ここからは、その 「違い」 について、掘り下げていきます。
サブディレクトリ vs サブドメイン:メリット・デメリットまとめ
厳密にはいろいろありますが、みなさんが悩むときの主なポイントはだいたい以下の3つかなと思います。
- SEO的にどちらがいいのか?
- 構造が複雑化しないか?
- ブランド的にどうなのか?
以下、それぞれを解説していきます。
1. SEO的な影響
サブディレクトリ は、SEO効果が ◎
URLの見た目が、メインサイトの下にあるコンテンツっぽく見えるため、メインサイトからの影響をめちゃめちゃ受けます。
いわゆる スタートダッシュ がすごく良いんですよね。
サブドメイン は、SEO効果が △
まったく効果がないわけではないですが、サブディレクトリほどメインサイトの影響を受けません。
独立したドメインっぽく見えるので、新サイトという印象になります。
検索での見え方はどっちも一緒?
実際、検索結果の表示(タイトルやスニペットなど)は似たような見え方になります。ただ、Googleとしては同じように扱うと言っていても、実際の評価はけっこう違うことが多いです。そのためサブディレクトリは ◎、サブドメインは △ としました。
補足例:
- Yahoo!はサブドメイン型で、
news.yahoo.com
のように前を分けています。 - 価格.comはサブディレクトリ型で、
kakaku.com/kaden
のように末尾で分けています。
どちらも検索結果での見え方はさほど差はないですが、中身の評価には違いが出るということです。
2. 構造のわかりやすさ
サブディレクトリ は、構造面で ×
なぜかというと、サイト内にカテゴリが増えていくと、バッティング を起こす可能性があるんですよね。
例えば会社のホームページに「/news」ディレクトリが既にあって、そこに年末年始のお知らせを載せています。今度、新たに本格的なニュースサイトを立ち上げようとすると、同じ「/news」が被るかもしれません。
また、ユーザーがURLを途中で削ってアクセスする場合などに、どこまでが既存サイトで、どこからが新サイトなのかが分かりづらい、という問題もあります。
サブドメイン は、構造面で ◎
たとえば news.sample.com
と shopping.sample.com
みたいに、サブドメインごとにサービスを切り分けることが可能です。
メンテナンスが非常にしやすいのがメリット。
GoogleにURL構造を正しく伝える際も、サブドメインで分けたほうが明快なケースがあります。
3. ブランドとしての印象
例えば、会社ホームページが「エアコン修理をやっている」という状態だとします。
今後、新しくハウスクリーニングなど、まったく違うサービスを始めるとき、サブドメインで立ち上げたほうがブランド感を切り分けやすい 場合があります。
サブドメインは、独立した新サイトっぽく見える ため、サイトごとに異なるターゲット(法人向け・個人向けなど)を想定しているときに便利です。
一方サブディレクトリは、メインサイトの一部 として扱われるので、関連性が高いサービスならそのまま下に入れたほうが自然です。
例:
- 価格.comは、家電や保険などがディレクトリで区切られています。どれも似たようなサービスの延長線上なので、「同じカテゴリーの中に含まれている」イメージがしっくりくる。
- Yahoo!ニュースは、Yahoo!検索やショッピングとはちょっとサービスが違う印象があるので、サブドメインで独立したブランドを打ち出す感じになっている。
サブディレクトリ、サブドメイン、新ドメイン…どれを選ぶ?
では最後に、今までのポイントを踏まえて「最終的にどれを選ぶといいのか」についてお話しします。
同じテーマ・同じ対象の場合はサブディレクトリ
例)もともとエアコン修理を個人向けにやっていて、新しくハウスクリーニングも個人向けに始める…など、メインサイトと親和性が高い場合。
SEO的にもプラスに働きやすいです。
まったく別ブランドとして独立させたい場合はサブドメイン
例)まったくイメージの異なるサービスや、法人向けと個人向けでサイトの雰囲気を変えたい場合。
「housecleaning.sample.com」のように作れば、「エアコン修理」のブランドイメージとも切り離しやすい。
場合によっては、新ドメインを取得するパターンも
もともと「sample.com」というコーポレートサイトがあるけど、新しいサービスを全然別ものとして大きく育てたい、将来的に独立性を持たせたい…など。
たとえば「ミスタードーナツ(misterdonut.jp)」と「ダスキン(duskin.jp)」の関係のように、全然違うカテゴリーで展開するなら、思い切って新ドメインにしたほうがブランド戦略上良いこともあります。
デメリット はSEOを1から積み上げる必要があること。でも長い目で見て、ブランドを育てるならそれもアリだと思います。
ネガティブな影響にも注意
サブディレクトリでまとめるとき、ブランドイメージが連動してしまう ことがあります。
たとえば「sample.com」で弁護士事務所サイトをやっているのに、サブディレクトリで「怪しいサプリ販売」を始めちゃうと、本体サイトにも悪い影響が出るかもしれない。
ネガティブな評判がサブディレクトリでついたら、メインサイトにも広がるリスク がある。
そういうときは独立したサブドメインか、別ドメインにするほうが安心です。
その他の考慮事項
多言語対応のサイトの場合
例)日本語サイト「sample.com」があって、英語版を作るときに sample.com/en
にするか、 en.sample.com
にするか。
一般的にはサブドメインで分けたほうが管理しやすいケースが多いです。英語版ニュースと日本語版ニュースでディレクトリが混在すると分かりづらい。
ただし、WordPressなどのCMSを1つにまとめたい場合には、あえてサブディレクトリにすることもあります。
SSL証明書のコスト
サブドメインを使うと、通常は複数のSSL証明書を取得する必要があったりします。
ただ最近のレンタルサーバーは無料SSLが標準で付いていることが多く、そこまで大きなデメリットにはならないかもしれません。
アクセス解析のやり方
サブディレクトリであれば、1つのGoogleアナリティクスやタグで横断的に解析しやすい というメリットがあります。
サブドメインだと、2つのアナリティクス(または設定)を入れて分析することになるので、切り分けは簡単でも、全体を一気に見たい場合は二度手間 になりがちです。
ただ「ごっちゃに見えるのが困る」というときはサブドメインで切り分けたほうが管理しやすいかもしれません。
まとめ
今回は、新サイト立ち上げのときに悩みがちな 「サブドメイン vs サブディレクトリ」 について、できるだけ詳しくお話してみました。
初心者の方であれば、まずは
- 同じテーマか?
- 別ブランドとして打ち出したいか?
- 将来的にサイトをどう育てたいか?
この3点を参考にしながら、サブディレクトリかサブドメインかを考えてみるのが良いと思います。
もしそれでも「自分たちの場合はどっちがいいの?」とお悩みの方は、ぜひ弊社へお問い合わせください。
「こっちのほうがいいですよ。弊社で作れますよ」という流れで、そのままホームページの制作までご依頼いただければ、大変嬉しい限りです。
というわけで、今回はサブドメインとサブディレクトリについてお届けしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。