Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験に挑戦してきました!

PPC広告 最終更新日:2020/02/14 公開日:2014/10/01

名称未設定-1

先日、Yahooプロモーション広告の正規代理店となった旨をお伝えさせていただきましたが、今回はそのYahooプロモーション広告の試験に挑戦し、無事合格することができました!

今回試験を受けた感想は、超マイナーで参考書や過去問集はもちろん無く、Web上にもほとんど情報が載っていなくて、何を勉強していいのかと不安がいっぱいだったというものです。

そこで、これから試験を受けられる方に少しでも役立てばと、勉強方法やポイント、気をつけたい事をご紹介したいと思います。

なお、いかにもな感じで解説させていただきますが、所詮1回だけ試験を受けた一個人の感想でしかありません。参考程度に留めていただければ幸いですし、試験内容・結果に責任は持てませんこと悪しからずご了承ください。

ちなみにこの試験・・・正式名称は『Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験』と言い、広告運用の知識や広告管理ツールの機能について理解度を計るものです。
基礎知識を問われるベーシックと、より難易度の高い応用力が問われるアドバンストの2種類があり、見事合格すれば素敵なロゴが進呈され、自分の名刺やWeb上でアピールすることが出来ます。
詳しくは:http://promotionalads.yahoo.co.jp/company/professional.html

僕はこんな勉強方法で試験対策しました!

何度も試験を受けている訳ではないので、出題内容の方向性と合っているかは保証できませんが、僕は以下の3つの方法で勉強をし合格しました。

練習問題

下記URLページの[試験の準備]項より練習問題がダウンロードできます。問題の雰囲気に慣れるためにも是非挑戦してみてください。

まずは認定試験のベーシックから受けてみようという方が多いと思いますが、自分の理解度が低いジャンルを探るためにも、併せてアドバンストの練習問題にチャレンジすることをオススメします。

練習問題:
http://promotionalads.yahoo.co.jp/company/professional.html

公式ラーニングポータル

広告運用の基礎をわかりやすく説明してくれます。STEPごとに紹介してくれているので一通り目を通してみることをオススメします。初心者向けの内容ですが、新しい発見や案外知らなかった事が補完できるかもしれません。

さらに”業界情報”という項目があり、Yahooプロモーション広告というよりはPPC広告業界全般の知識やトレンドを知ることができます。より実戦に役に立つ話題ですので試験勉強のため以外にもきっと役立ちます。

公式ラーニングポータル:
http://promotionalads.yahoo.co.jp/online/

マーケティングソリューション ヘルプ

こちらは広告管理ツールについての説明ページ。ここの内容を記憶・理解することが試験勉強のメインになるかと思います。また練習問題で分からなかった部分のヘルプを重点的に勉強してみてもいいかもしれません。

かなり詳細に記載してあり、ページも大量で読むのも一苦労ですが、このヘルプページに匹敵する知識を持っているかどうかが、この試験で問われてるのではないかと個人的に感じました。

マーケティングソリューション ヘルプ:
https://help.marketing.yahoo.co.jp/ja/?cat=2

抑えておきたい、重要な3つの勉強ポイント

では具体的に何を重点的に勉強すればいいのか、どこに注意をしたらいいのか、そのポイントをご紹介します。

ちなみに、この勉強ポイントが全く役に立たなくても、所詮は素人の戯言だと一蹴していただければ幸いです。

最大数や最小数など数字をしっかり暗記しよう

練習問題をやってみると分かる事ですが、”数字”に関する暗記問題が結構出てきます。

広告文に使える文字数の上限であったり、1グループあたりに登録できるキーワード数の上限、他にも入金できる額の最小額など「最大数」「最小数」はもちろんのこと「期間」「増減数」まできっちり覚えておきたいところです。

広告の表示URLに使える最大文字数であったり、取引明細が過去どこまで遡れるのか、コンバージョン測定の設定数の上限など、普通に運用しているだけでは案外気づかない”数字”が結構ありますので、隅々までチェックして覚えておくことが重要です。

アカウント構造における、それぞれの要素の最大数を表にしてみました。数字問題としては超基礎ですが、あなたは全部の数字を把握できていますか?

アカウント キャンペーン 広告グループ
キャンペーン数 100
広告グループ数 2,000
広告数 50
キーワード数 50,000 ※2,000
除外キーワード数 5,000 ※2,000

※広告グループ内に設定できるキーワード数と除外キーワード数は、両方合わせて最大2,000キーワードまで。

英語イニシャルの単語は意味・算出方法まで理解しよう

PPC広告では、CPCやPDCAといったアルファベットの頭文字で表される単語が沢山出てきます。

「CPCはクリック単価、PDCAは運用するときの手順のこと~」程度ではなく”Cost Per Click”であったり、”Plan Do Check Act”ときちんとした意味や、その数値の算出方法、関連事柄まで知っておきたいです。

下記にざっとりと思いつくものを書き出してみましたがどうですか?

CPC [Cost Per Click]
1クリックあたりの費用のことですね。費用÷クリック数で算出できます。

CTR [Click Through Ratio]
クリック率の事です。クリック数÷表示回数(インプレッション)で算出できます。

CV [Conversion]
成果数といった捉え方をしている人が多いかと思いますが、直訳では「転換」という意味。見込み客から顧客へ変わったということですね。ユニークコンバージョンと総コンバージョンの違いも理解しておきたいです。

CVR [Conversion Rate]
コンバージョン率です。コンバージョン数÷クリック数で算出できます。

CPA [Cost Per Acquisition]
顧客獲得単価、1件のコンバージョンを上げるために幾ら費用を使ったのかというものです。費用÷コンバージョン数で算出できます。

CPM [Cost Per Mille]
1000回表示あたりの費用です。Yahooプロモーション広告はクリック課金ですので関連性はあまり高くないですが、インプレッション課金の広告では重要な要素ですね。

eCPM [effective Cost Per Mill]
こちらは上記のCPMに対する獲得単価。コンバージョン数÷CPMで算出できます。

DMP [Data Management Platform]
ユーザーの行動(閲覧履歴など)から、性別・年齢・居住地・興味など属性を収集・解析するシステムです。YDNのターゲティング広告もこのシステムを元に誰に配信するかを決めています。

DSP [Demand Side Platform]
上記DMPが収集・解析したデータを元に、広告配信者の希望に添って最適なユーザーへ広告を表示するシステムといった所でしょうか。YDNもこれにあたると考えて問題ありません。

SSP [Supply Side Platform]
SSPは広告枠を持っている人(ブログ管理人など)のためのシステムです。DSPは広告主のためにCVがより得られる広告枠を探すのに対し、SSPは広告枠主のためによりクリックされる広告を探すといった所です。

PDCAサイクル [Plan Do Check Act Cycle]
計画を立て、実行し、結果を確認・考察、改善作を実行。PPC広告をやってれば嫌でも耳にする単語ですよね。小手先の運営テクニックよりも常にPDCAを回し続けことが一番大事だと僕は思っています。やれているかは別として…

AIDMA [Attention Interest Desire Memory Action]
ものを売るためには、①気付かせ、②興味を持ってもらい、③欲求につなげ、④記憶させる、⑤そして買ってもらう、という消費者の行動心理です。最近ではAISASというものも提唱されているみたいです。

LTV [Life Time Value]
顧客生涯価値と訳されるものです。一言で表すとリピート率という事です。目標CPAを算出するときには必ず加味しなければならない要素ですね。

ROAS [Return On Advertising Spend]
広告費用対効果と訳され、売上÷広告費用で算出できます。CPAも広告効果の指標として使いますが、ROASはECサイトのような顧客の使った金額が明確で、また様々な商品を売っておりCPAが各々異なるもののコストパフォーマンスを計る時に便利です。

ROI [Return On Investment]
投資対効果です。ROASが広告費用だけしか考慮しないのに対して、ROIは広告費の他にも商品の開発費や人件費などかかった費用が入っています。

KGI [Key Goal Indicator]
重要目標達成指標と訳されます。ようするに明確な目標です。「売上アップさせたいな~」ではなく、「1年でCV数を2倍にする」というものです。

KPI [Key Performance Indicators]
こちらは重要業績評価指標。KGIを達成するための細かい指標と言ったところでしょうか。上記のようにCVを2倍にしたいのであれば、「広告を改善してCVRは上昇させられているか」「LPを改善してCVRを上昇させられているか」といったものです。

入稿規定はとっても重要

広告掲載のガイドラインや入稿規定についての知識も非常に大切です。一度審査が通ってしまえば後は気にすることもなくなるので、案外忘れている方が多いのかもしれませんが、PPC広告は出稿にあたっての重要なルールや規制は沢山あります。

マーケティングソリューション ヘルプページのガイドライン項目で確認です。広告出稿できないジャンルや商品、広告文の訴求内容に制限があるものなど、細かく確認してみてください。

いかにも試験に出そうな内容が沢山あり、うんざり出来ます。(笑)

最後に

もうあとは、「見直しをしましょう」とか「遅刻厳禁」のような常識的なことくらいでしょうか。

問題文では「複数選択」を指示してきたり、「誤っているものを選べ」などケアレスミスに繋がりやすいフレーズが多く使われていますし、こういったもったいないミスをしないように最後は必ず見直しをしましょう。また当日は試験開始15分前までの集合を絶対厳守されますので、この点も忘れず注意してください。

ということで、試験について思った事を書いてみましたが、最初にも述べた通り、2014年9月に1回だけ試験を受けた者の感想です。問題の方向性が変わっているかもしれませんし、指摘した部分が全く出題されない事も十分考えられます。あくまで一つの参考程度として捉えていただければと思います。

それでは、皆さんのご健闘を心よりお祈りしております。頑張ってください!

CONTACT

Webサイト制作のご相談やご質問、ご不明点などございましたらこちらよりお問い合わせください。
「ホームページ制作について」とお伝えください。担当者におつなぎいたします。

オフィス一覧へ

受付時間|9:00~18:00(土・日・祝除く)

※お電話にてお問い合わせの際はオフィス一覧からお近くのオフィスにご連絡ください

※全国対応

ホームページ無料診断 毎月10社限定

ホームページ制作のプロがユーザビリティ・SEO・競合などを多角的に分析し、
具体的な改善案をご提案します。

無料診断する