【SearchConsole】ユーザーを追加・削除・権限変更する方法【これ1本でわかる】
どうも、WEB企画パートナーズの竹内です。
今回は、Googleサーチコンソールにユーザーを追加したり削除する方法について解説していきたいと思います。
新しくWEBの担当者になられて、サーチコンソールのデータを見たいと思ったけれどもどうやって見たらいいのかわからない、あるいは制作会社が新しく変わったり、これからリニューアルするにあたって「サーチコンソール見せてください」と言われるシーンが結構あると思います。そういう時に、ユーザーの追加を自社でサーチコンソールを主に管理していらっしゃる方は追加しないといけないので、その方法について分かりやすく解説していきます。
目次
サーチコンソールのアカウント確認
最初に、そもそもサーチコンソールのアカウントがWEBサイトと紐付いていますか?ということで、アカウント自体がないという方も中にはいらっしゃるので、そういった方はまずGoogleでサーチコンソールと検索していただいて、アカウント作成するところから始めていただく必要があります。アカウントを作成する方法については今回は割愛しますが、別の動画でまた紹介したいと思います。この動画をご覧いただいた時に既に動画を作っていたら概要欄の方に掲載しておきます。
サーチコンソールと検索して、最初の画面が表示された方は、そもそもアカウントがない可能性が高いです。アカウントがある場合はいきなりデータが開きますので、アカウントがないか、もしくは自分が紐づけられていないかのどちらかになります。
アカウントがない方は、「今すぐ開始」を押していただくか、スクロールすると右上に「今すぐ開始」と出てくるので、ここから登録していただく必要があります。
権限の概念を理解する
管理画面を開けた方は次のステップに進みましょう。
いきなりユーザー登録したいところですが、その前に覚えないといけないのが「権限」という概念です。登録するユーザーにどこまでの作業をしてもらえるような状態を作るかということです。全ての権限を渡してしまって、あまり信頼のない相手だった場合に、データをいじられて困ってしまうこともあるかと思いますので、そういった意味も含めて、まず権限という概念を学習しましょう。
Googleサーチコンソールの公式ヘルプには、ユーザーの追加方法が書いてあります。Googleさんのヘルプは全般的にあまり画像が少なかったりするので、読むのが面倒くさい方はこの記事を引き続き見ていただければと思いますが、ヘルプページには「権限の詳細」が載っています。
権限は主に3つあります:
- 所有者(オーナー)
- フルユーザー
- 制限付きユーザー
「所有者」というのはホームページの管理者、つまりあなたの会社の権限が付与されていればいいと思うのですが、ややこしいのは「所有者」と書いてあるのに、実際の管理画面では「オーナー」と表示されることです。オーナーと所有者は同じものだと覚えておいてください。
大体こんな感じで覚えていただければいいでしょう:
- オーナー(所有者):会社の人間の特に信頼の置ける人
- フルユーザー:既に取引を開始している、契約書やNDAを交わしていて継続的に取引している相手。または他部署のスタッフなど
- 制限付きユーザー:見るだけの制限。まだ取引していなくて、これから取引するに際し事前にデータ分析したい方や、社外の方でまだ信頼の薄い状態の方
権限によってできることが異なります。例えば「リンクの否認」という機能があります。これは外部リンク(他社からホームページに対してもらったリンク)が有害なサイトからのものであれば、SEO評価に加えてほしくないと除外する設定ですが、この機能は制限付きユーザーには使えません。
注意点として、取引していない会社や信頼の浅い会社にフル権限を与えると、悪用される可能性もあります。例えば、あなたが美容院を経営していて、地域の競合の取引先も実はその会社がやっていて、リンクの否認でごっそり全部リンクを切られてしまうということも考えられます。
基本的に信頼の浅いユーザーには制限付きユーザー、取引していて信頼がある方はフル、オーナーは会社の人間の特に信頼の置ける人に権限を付与するのがいいでしょう。細かいところは公式のヘルプページをご覧ください。
ユーザーを追加する方法
では、ユーザーを追加する方法について解説します。
- まず管理画面に移動します。最初は「サマリー」が表示されています
- 画面左下の「設定」をクリックします
- 設定の様々なメニューが出てくるので、「ユーザーと権限」を押します
- ユーザーを追加できる画面が出てくるので、「ユーザーを追加」ボタンを押します
- メールアドレスを入力する欄と、その下に権限の選択肢があります
- 権限は先ほど説明した通り、オーナーかフルか制限付きのどれかを選択します
ここで注意しないといけないのが、Googleアカウントを持っているメールアドレスであるということが重要です。Googleアカウントを持っているという概念が非常に分かりにくいのですが、Gmailの場合はGmailを作る時にGoogleアカウントも自動で作られるので、Gmailはまず問題ありません。
会社の独自ドメインのアドレス(〇〇.co.jpなど)の場合は注意が必要です。そういうメールアドレスがGoogle Workspaceなどの機能を利用していて、Googleアカウントと紐付いたアドレスであれば追加可能ですが、Googleアカウントと紐付いていない場合は追加しても見ることができません。Googleアカウントのメールアドレスかどうか事前に確認しておく必要があります。
制作会社やマーケティングの会社、広告会社が「見せてほしい」と言った場合は、このことを理解しているはずなので、Googleアカウントのメールアドレスを事前に提示してくるでしょう。自社で行う場合で、独自ドメインを利用していてGoogle Workspaceも利用していない場合は、Googleアカウントを作成していない可能性がありますので、独自ドメインとGoogleアカウントを紐付けた上で登録する必要があります。
メールアドレスの入力と権限の設定が完了したら「追加」を押します。ユーザーの追加の読み込み画面が表示され、特に認証などは必要なくすぐに追加されます。ユーザーが追加されると、ユーザーの一覧の部分に追加したアドレスが表示されます。
ユーザーを削除する方法
削除も非常に簡単です。
- 削除したいメールアドレスの右側にある3つの点(︙)をクリックします
- 「権限の削除」または「権限を変更」という選択肢が表示されます
- 「権限の削除」を選択します
この削除はオーナーでないとできませんので、このメニューが表示されない場合は権限が足りていない可能性があります。自分の権限をオーナーに上げてもらってから操作してください。
削除ボタンを押すと「本当に消すけど大丈夫ですか?」という確認が表示されますので、OKなら「ユーザーの削除」を押します。これだけで完了します。
権限の変更方法
権限の変更も同様に行います。
- 権限を変更したいユーザーの右側にある3つの点(︙)をクリックします
- 「権限の変更」を選択します
- 権限を選択する画面が表示されるので、変更したい権限(例:「フル」)を選択します
- 「保存」をクリックします
これで権限が変更されます。
よくある質問
Q1: ユーザーの権限を途中で変更することはできますか?
A: 変更可能です。先ほどご覧いただいた通り、ユーザーの権限変更をしていただければ、それだけで完了します。
Q2: ユーザーの追加後、すぐにアクセスできるようになりますか?
A: 可能です。特に認証作業などは必要ないので、すぐにアクセスできるようになります。
Q3: 削除されたユーザーは再度追加できますか?
A: 一度登録して削除してしまっても、同じメールアドレスで再び追加することは可能です。気軽に追加・削除ができます。
まとめ
以上がGoogleサーチコンソールのユーザーの追加・削除と、権限の変更についての解説でした。
よくあるのが、久々にユーザーを追加しようと思ってユーザー一覧を見たら、相当昔にデータ解析をしてくれた会社のアドレスが残っているということです。この記事を基に新しくユーザーを追加しようと思った方は、既に登録されているユーザーも改めて見返してみて、不要なものは気軽に削除し、必要になったらまた追加するのがいいでしょう。
それではまた別の記事でお会いしましょう。