古い日付は消すべき?Webサイトの「最終更新日」表示問題、Googleの公式見解を解説。

SEO 最終更新日:2025/07/25

Webサイトの日付、表示?それとも非表示?

Webサイトの記事にある公開日や最終更新日。これを「表示したくないな」と思ったことはありませんか?
なかなか頻繁に更新ができないと、かなり古い日付のまま記事が残ってしまいますよね。そうすると、Googleの検索結果で自分のサイトが表示されたときに、日付が古いという理由でクリック率が落ちてしまいそうだと心配になることもあるでしょう。

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実際にクライアントとの打ち合わせでも、「サイトの日付って出すべきですかね?メンテナンスも頻繁にはできないし…」という話題が出ることがあります。
そこで今回は、改めて「ベストプラクティスって何だったんだろう?」と調べ直した結果を共有したいと思います。

そもそも検索結果の日付は何?

まず、Googleの検索結果に出てくる日付、あれが何と呼ばれているかご存知でしょうか。
実はあれ、Googleによって「署名日(しょめいび)」と呼ばれています。

例えば、ブラウザで「記事の最終更新日」と検索してみると、検索結果の一覧には「2025年5月2日」や「2024年11月4日」といった日付が表示されているのがわかります。これが署名日です。
この署名日が例えば1年前だと、「ちょっと情報が古いから出したくないな」「いっそ日付ごと消してしまおう」という選択肢を取る方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、果たしてその判断は本当に正しいのでしょうか。

Googleの公式見解とは

では、その「署名日」について、Googleはどのような見解を示しているのでしょうか。
Googleのヘルプサイトである「Google検索セントラル」に、署名日に関するページがあります。そこには、Google検索で署名日が表示される条件について、次のように書かれています。

「Webページや動画の署名日をGoogleが判定できる状態にあり、この情報がユーザーに役立つと判断された場合は、検索結果にこの情報が表示されることがあります

ここで重要なのは、「この情報がユーザーの役に立つと判断された場合」という部分です。
つまり、ユーザーが検索するキーワードに応じて、Googleが「このキーワードなら日付を出した方がユーザーにとって便利だろう」と判断したときに、署名日を出すと言っているわけです。

日付を出すべきか、一番簡単な判断方法

Googleの方針を踏まえると、自分たちのサイトで日付を出すべきかどうかを判断する簡単な方法が見えてきます。
それは、これから書こうとしている記事が「おそらく、こういうキーワードで検索されるだろうな」と想定されるキーワードで、実際に検索してみることです。

その検索結果に表示されるサイトのほとんどに日付が出ているのであれば、それは「ユーザーが日付情報を求めているキーワード」である可能性が高いです。であれば、自分たちの記事にも日付を載せた方が良い、と判断できます。
これから書くコラムやニュース記事が、競合サイトの状況を見て日付があった方がよさそうだと感じたら、それに倣うのが良いでしょう。

公式見解へのちょっとした疑問

ただ、「ユーザーの役に立つと判断された場合」とGoogleは言いますが、実際の検索結果を見ると、大体の記事に日付が表示されている印象がありませんか?

試しに「計算機」というキーワードで検索をしてみます。そうすると、検索結果には日付が表示されていません。確かに、電卓の機能に日付はあまり重要ではなさそうです。これは「ユーザーが求めていないから非表示にしている」と捉えることもできます。

しかし、別の見方もできます。Webページには、そのページがどんな役割を持つかをGoogleに伝えるための「構造化データ」というものをソースコードに記述することがあります。その構造化データに日付情報が入力されていなかったり、そもそも構造化データ自体が設定されていなかったりすると、Googleは日付を読み取る手段がありません。
もしかすると、単にGoogleが日付を読み取れなかったから、たまたま表示されていないだけではないか、という気もするのです。

Googleの本音は別にある?少し邪推してみる

ここからは個人的な邪推かもしれませんが、Googleは「役に立つ場合に表示する」と言いつつも、本音は別にあるのではないかと感じています。
正直なところ、ユーザーは基本的に新しい情報を好みますし、新しい記事の方が情報がアップデートされている可能性も高いですよね。

ということは、Googleとしては、サイト運営者に「どんどん記事を新しく更新してほしい」と考えているはずです。
そこで、日付を強制的に表示させるようにして、「ほら、あなたの記事、日付が古いですよ。新しい方がユーザーに好まれますよ」と促すことで、サイト全体の情報の鮮度を保たせようとしているのではないでしょうか。
「ユーザーにとって必要だから表示しています」という建前を使いながら、強制的に私たちに記事の更新を促しているのではないか、そんな気がしてしまいます。

結論として、日付は表示すべきか?

さて、少し邪推も入りましたが、結論です。
Googleが公式に提唱しているのは、「基本的には日付は入れてください。それが重要だと判断すればこちらで表示します」というスタンスです。そのため、僕の邪推は一旦無視して、基本的には日付は表示するべき、というのが正解だと考えられます。

また、古い情報を伝えることがデメリットになることもありますが、Google曰く「日付が古いことで、これは流行り廃りのない普遍的な情報なのだとユーザーが納得する場合もある」とのことです。正直「そんなことある?」と思ってしまいましたが、そういう方もいるのかもしれません。

ほとんどの場合、日付を出すことはユーザーにとって利便性が高くなります。たとえそれが古い記事であっても、その情報がいつのものかを示すことは役に立つので、出すべきというのが公式見解です。

SEO的な観点から見ると

さらに言えば、かえって日付を出さないことで、SEO的に「この記事は日付を明らかにしていない」と判断され、評価が下がる可能性もゼロではありません。
そういったリスクを考えても、やはり日付は出した方が良いと言えるでしょう。

無理に日付を出さなくても良いケース

ただし、例外もあります。例えば、頻繁にコラムを更新するようなサイトではなく、「〇〇の基礎知識」といった、普遍的な情報だけをまとめたサイトを作ったとします。このような、情報が古びることが少ない内容の場合は、無理に日付を出す必要はないかもしれません。
とはいえ、多くの場合においては、日付は付けた方がメリットが大きい、という結論になります。

【要注意】Googleを混乱させる日付の書き方

最後に、少し余談ですが、Googleのヘルプページに書かれていた豆知識を共有します。それは、「ページ内の他の日付情報は最低限に留める」ということです。

うまく日付がGoogleに認識されない場合、記事の本文中などに複数の日付が書かれていることが原因かもしれません。
ページ内に日付がたくさん書かれていると、Googleはどの日付が本当の公開日や更新日なのか分からなくなり、間違った日付を表示してしまうことがあるようです。
署名日として表示させたい日付以外は、極力ページ内から減らすように注意すると良いでしょう。

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