【SEO】キーワードリサーチの基本!競合に負けない検索上位表示の秘訣
SEOに強いホームページを作るには、まず適切なキーワードを選定することが重要です。今回は、キーワードリサーチの基本について解説します。
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目次
キーワードリサーチの目的
「美容院」などのキーワードで検索上位に表示されることは簡単ではありません。そこで、どのようなキーワードなら上位表示の可能性があるのか事前に調査することが重要です。無駄のないホームページ制作のため、キーワードリサーチは必須の工程なのです。
キーワードリサーチのためのツール
以下の4つのツールが代表的です:
1. キーワードプランナー
Googleアドワーズのためのツールですが、SEOにも活用できます。例えば「美容院」と入力すると、関連キーワードと月間検索ボリューム、競合性などが分かります。美容院というキーワードは検索数が多い一方、競合も非常に多いことが分かるでしょう。
Googleアドワーズのアカウントを作成すれば、広告費をかけなくても利用できます。
2. サジェストツール
Googleの検索窓に言葉を入力したときに出てくる候補がサジェストキーワードです。一定の検索数がないと候補に表示されないため、出てくるキーワードにはニーズがあると判断できます。国内では「ラッコキーワード」などが有名です。検索数が少ない細かいキーワードも見つけられます。
3. Googleトレンド
無料で利用できるツールで、キーワードの検索傾向が分かります。例えば「アウター」というキーワードの5年・10年の推移を見たり、「ホームページ制作」と「Web制作」のどちらが検索数が多いかなどを比較できます。
季節性を持つキーワード(例:チョコレートは2月に検索数が上昇)のトレンドも把握できます。
4. 競合調査ツール
有料のツールで、Semrush、Ahrefs、Similarwebなどがあります。競合サイトのURLを入力すると、そのサイトがどのキーワードで流入を得ているか、広告出稿状況などが分析できます。プロに任せる領域かもしれませんが、貴重な情報が得られます。
検索意図の理解
キーワードは以下の4つの型に分類できます:
1. 情報収集型
「〇〇とは」「〇〇やり方」などのキーワード。知識を得たい人向け。
2. 比較検討型
「美容院 比較」「美容院 オススメ」など、複数の選択肢を比較する人向け。
3. 購入意欲型
「美容院 予約」「美容室 クーポン」など、すでに購入や利用を決めている人向け。
4. 問題解決型
「髪の毛 自分で切る方法」「前髪 切りすぎてしまった トラブル」など、問題を解決したい人向け。
多くの場合、購入意欲型が最も分かりやすいですが、競合も多いのが現実です。情報収集型や比較検討型、問題解決型など、将来顧客になる可能性のあるユーザーを取り込むキーワードも重要です。
なお、「前髪 カット」のように複数の意図を含むキーワードもあります。
キーワード選定の考慮点
1. ロングテールキーワード
「美容院」などのビッグキーワードよりも、「美容院 前髪カット」などの具体的な複合キーワード(ロングテール)を狙うのも効果的です。
2. 優先度の設定
すべてのキーワードで一度に上位表示することは難しいため、優先順位を決めましょう。競合性や自社とのマッチ度を考慮してください。
3. ユーザー視点の分析
単に検索数や競合性だけでなく、そのキーワードで検索するユーザーの真の意図を理解することが大切です。例えば、あるキーワードでDIY方法を検索する人が多いなら、プロの立場からDIYの解説ページを作成することで、「やはりプロに頼もう」という顧客を獲得できる可能性があります。
4. 競合コンテンツ調査
狙うキーワードで上位表示しているサイトがどのようなコンテンツを提供しているか調査することも重要です。コンテンツのボリューム、画像の使用状況、動画の有無など、競合の取り組みを理解することで、打ち勝つための戦略を立てられます。
まとめ
キーワードリサーチは骨の折れる作業ですが、無駄なホームページ制作を避けるためにも必須のプロセスです。例えば「美容室」「美容院」「ヘアサロン」など、同じ業種でも検索者によって使うキーワードは異なります。自社に合ったキーワードを見極めることで、効果的なSEO戦略を立てることができます。
次回は、具体的なキーワードが決まったあとに、そのキーワードで上位表示するためのページ作成方法について解説します。