YahooプロモーションとGoogleアドワーズで対象外キーワードの設定内容が違うって知ってた?
フレーズ一致や部分一致でPPC広告を運用する理由は様々あるかと思いますが、あなたは対象外キーワードをしっかりと設定出来ていますか?
この対象外キーワードですが、広告を出稿する時と同様にマッチタイプを設定することが出来ます。しかしこのマッチタイプ、YahooプロモーションのスポンサードサーチとGoogleアドワーズの検索連動型広告では、それぞれ一部設定内容が異なる事をご存知でしょうか?
Yahooのマッチタイプ「部分一致」に要注意
広告出稿におけるキーワードのマッチタイプについては十分ご存知かと思いますが、前述の通りこのマッチタイプは対象外キーワードでも使えます。
(※Googleアドワーズ公式では除外キーワードと呼んでいますが、ややこしいので統一します。)
補足:出稿時の詳しいマッチタイプの説明はこちら
Googleアドワーズ:キーワードのマッチ タイプを活用する
Yahooプロモーション:マッチタイプについて
そして今回、話のメインになるのが、対象外キーワード設定時の「部分一致」と「絞り込み部分一致」についてです。
例えばGoogleの場合、除外キーワードを”メロン 通販”と登録すれば「部分一致」に、”+メロン +通販”とすれば、「絞り込み部分一致」で設定が反映されます。
しかしYahooプロモーションの場合は、「部分一致」と「絞り込み部分一致」の差別化がされておらず、「部分一致」での対象外キーワード設定が、Googleでいうところの「絞り込み部分一致」に該当するのです。
対象外キーワード設定マッチタイプの媒体別比較
YahooとGoogleで「メロン 通販」を対象外キーワードとした場合です。縦列がユーザーの検索キーワードとなり、表の◯は広告が配信され、✕は配信停止となります。
特に最後の2枚の表を見比べていただきたいのですが、Yahooでの「部分一致」=Googleでの「絞り込み部分一致」に該当し、そもそもGoogleの絞り込み部分一致に当たるものがYahooには実装されていないのです。
ちなみに、あくまで対象外キーワードでの話です。広告を出稿する時はYahooでも、部分一致と絞り込み部分一致は差別化されており、Googleと全く同じですのでご注意ください。
上手な除外キーワードの設定は広告の品質も上げる!
フレーズ一致や部分一致での広告運用の場合、検索された語句を見ながら除外キーワードを設定することになりますが、上手くフレーズ一致や絞り込み部分一致で除外キーワードを設定できれば、事前に意図しない検索結果への広告配信を止めることが出来ますので、作業効率がグンと上がります。
また、無駄なインプレッションを抑える事にも繋がり、クリック率が上昇、さらには品質の向上にも貢献しますので、是非積極的に使っていけるといいですね。
ただ、除外されてしまっている検索キーワードをこちらが確認する手段はありません。誤った設定で思わぬ機会損失をしてしまわないように、十分注意してたいです。