パンくずリスト適当に設置してない?海外サイトやGoogleから見る最適な配置について考えてみた
こんにちは、ウェブ企画パートナーズの竹内です!
今回はですね、今日の打ち合わせで出た、ちょっと面白い出来事についてお話ししたいと思います。それが「パンくずリスト」についてなんですよ。皆さん、「パンくずリスト」ってご存知ですか?Amazonとかでよく見かけるあれですね。
目次
パンくずリストって、そもそも何?
「パンくずリスト」っていうのは、ウェブサイトのナビゲーションの一つで、ユーザーが今サイトのどこにいるのかを示すものです。例えば、Amazonで「ホーム」があって、その下に「家電」があって、さらにその下に「エアコン」という感じで、階層構造を視覚的に表示してくれます。エアコンの特定の製品ページを見ていたけど、家電全体のページに戻りたいなと思った時に、このパンくずリストをクリックすればすぐに戻れる、とっても便利な機能なんです。
日本のウェブサイトとパンくずリスト
このパンくずリストの話が打ち合わせ中に出たんですが、その時に思ったのが、日本のウェブサイトのパンくずリストって、大体上の方にあるんですよね。例えば、こんな感じでウェブサイトがあって、ロゴがあって、下層ページだと見出しの文字列がこの辺りに書いてあって、その大体この辺、そうですね、この辺りにパンくずリストが出ていることが多いと思うんです。ほとんどのウェブサイトがそうじゃないでしょうか。実際に調べてみたんですけど、やっぱりそういうサイトが多いですね。
「パンくずリスト、邪魔じゃない?」という一言
その打ち合わせの中でちらっと出たのが、「このパンくずリストが、見栄え的に邪魔なんじゃないか」という話だったんです。諸事情で目立ち過ぎちゃうよね、みたいなことが起こったと。これを聞いて、「あれ?そういえばパンくずリストって、なんで上になきゃダメなんだっけ?」って思ったんですよね。
なぜか上にあるパンくずリスト
実際に調べてみたんですけど、正直なところ、なんとなく上に付けてたなっていうのが正直な感想です。みんながやってるから、というか、ユーザー行動としても「パンくずって上にあるもんだよね」と、なんとなく思ってる部分があったのかもしれません。逆に、それが皆さん「ここにあるだろう」という目星が付いているので、探しやすいという利点もあるとは思います。
パンくずリストの最適な使い方を考える
じゃあ、パンくずリストってどういう時に使うんだっけ?次にこれを考えてみたんです。大体そのサイトの性質によると思うんですけど、例えば記事サイトやお知らせページがいい例でしょうか。ユーザーはページを上から下に読んでいきますよね。例えば「導入事例更新しました」というカテゴリーの記事を読んだ後に、「他の導入事例どんなのあるんだろう?」って見てみたい時、ユーザーの目線って恐らく記事を読み終わった後の、ページの真ん中より下あたりにあるはずなんです。
「パンくずリスト、下にあった方が便利じゃない?」
そこでふと思ったんですよ。今までパンくずリストを上に設置してたけど、もしかしたら下にパンくずリストがあった方が便利なんじゃないか?と。どう思います?
実際にニュースサイトとかどうなってるんだろうと思って、いろんなサイトを見てみたんですが、下にあるところはほとんどなかったですね。あってもショッピングサイトぐらいかな、という感じでした。意外に見つからないので、「下にあった方が便利なんじゃないか」と思ったんですけど、少なくとも日本で下にあるサイトはそんなになかったという感じです。
海外のウェブサイトとパンくずリストの衝撃的な事実
じゃあ海外はどうだろう?日本だけがパンくずリストを上に付けてるのであって、海外だったらどうなんだということで見てみました。ショッピングサイトだったら、だいたい上か下、もしくは両方にあるので、これはまあ納得です。しかし、普通の企業のサイトですね、例えばアメリカの企業の時価総額で調べて、上から順番に見てみたんですけど、なんとパンくずがない会社が多かったんです!
「そもそもえ?」ってなりましたよ。パンくずリストが上にあるか下にあるか探しに行ったのに、上にも下にもないサイトがかなり多くて。「パンくずリストいらないんだったっけ?」という、ちょっとしたカルチャーショックに陥った結果になりました。全くないわけではないんです。あるサイトはありますし、それこそ下にだけあるようなサイトもありましたし、上にだけあるようなサイトもありました。ただ、圧倒的に多かったのは、パンくずがそもそもないサイトだったんですよね。
Googleの考えとパンくずリスト
「え?」って思いましたよ。だって、Googleにページの階層を認めてもらうために、構造化データを入れないといけないし、その時にパンくずリストも構造化データの一つなので、なるべく良い内部SEOの状態でサイトを公開するのであれば、パンくずリストがきちんとあった方がいいと思ってましたし、単純に使っても便利なので、あっていいかと思ってたんです。でも、そもそもないサイトが多いという結果でした。
じゃあGoogleはどうなんだ?構造化データ構造化データと散々言ってますから、Googleだったらあるんじゃないかということで、見に行ってみたら、なんとGoogleもパンくずがなかったんです!え?ってなりましたよ。コーポレートサイトを見に行ってみたんですけど、なかったです。パンくずが存在してませんでした。
ただ、Google検索セントラルブログとか、そういった情報発信系のサイトではパンくずリストがあったりして、ちなみにそれは上でした。
結論:パンくずリストは上も下も必要?
どう思います?僕はベストは、パンくずは上も下も必要だと思うんですよ。要は、パッとそのサイトを見に来た時に、記事とかページの内容は読まないけど、一つ上の階層が見たくなる、そのために上の方にパンくずを付けるのはいいと思います。そして、記事を見終わった後に「もっと導入事例見たいな」とか「もっとこのカテゴリーの記事を見たいな」って思う時って、いちいち上まで戻ってパンくずから一つ上の階層を探すのって、ちょっと大変じゃないですか。なので、下にも階層があったらいいと思うんですよね。
と思うんですけど、結論は出てなくて、どっちがいいかという話だと思うんですけど、僕個人的には両方あった方が、実はいいんじゃないかというお話でした。
どうですかね、同業の会社さん。「うちは上下両方つけてるよ」という会社、あるかもしれませんし、「いやいや、こういう理由で下は邪魔なんだよ」とか、そういうこともあるかもしれないんですけど、何かいい情報あったらXでDMしてほしいです。
パンくずリストを下につける難しさ
一つ、下につけなくてもいいかなと思った理由がありまして。それは、ページの下の方って、結構CMすること多いんですよ。例えば、何か記事を読み終わって「会員登録はこちら」だったり、「特別なオファーありますよ」というオファーが続いたり、関連記事が出てきたり、「合わせて読みたい」的なやつですね。あとはお問い合わせがあったり。下に次への行動の要素を詰め過ぎてるんで、わざわざパンくずを載せる余裕がないとか、どのタイミングでどこに載せるんだという問題は、確かに起きそうだなと思いました。オファーがたっぷりあった後にようやく、例えばこのあたりですかね、記事があって、オファーがこのあたりにたっぷりあった後に、ここにパンくずが出てきても、探すの大変だよってなっちゃうので、やはりそういう意味では、オファーがあんまりない上の方に載せといた方がいいかもな、というのが一つ思ったところなんですが、オファーがそんなにないページだったら、下にもあってもいいんじゃないかと思った、というお話でございます。
最後に
今日は自分の思ったことと言いますか、「これ普通で大丈夫かな?」と思ったことがありましたので、ページの構造といいますか、使いやすさをもっと良くしたいという会社は、もしよかったら上も下も付けてみてもいいんじゃないかと思いましたので、試してみて結果とかご報告していただけると嬉しいなと思います。
またこういった僕のウェブサイトやホームページの制作に関して思ったことだったり、最新情報だったり、はたまた今ちょうど制作会社を探してるよという会社さんは、ぜひ一度お問い合わせしていただければ幸いです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!