【2025年板】日経225企業の64%が採用!MovableTypeの現在シェア率と選ばれる理由
どうも、ウェブ企画パートナーズの竹内です。今回はMovable Typeについてお話していこうかなと思っていまして、というのも最近ですね、弊社でMovable Typeの案件がちょこちょこというか立て続けにあったので、改めてMovable Typeのシェア率がどれぐらいなんだろうというのが気になってきました。そこで、調査結果といいますか、僕が個人的に調べたものを皆さんにもシェアしようと思います。
Movable Type(以下、MTと呼びます)はかなり前からあるCMSで、どれくらい前からあるんですかね。それも調べてみたいと思うんですけれども、僕がWeb業界20年ぐらいになりまして、かなり初期からあった印象なので、相当歴史のあるCMSの一つかなと思いますね。根強く未だに残っていて、圧倒的なシェアはないけれども、存在感はそれなりにあるというのが今のところの僕の印象です。その結果をこれからシェアしていきたいと思います。
目次
Movable Typeのリリース日
最初にですね、リリース日を調べてみました。Geminiの回答によると、Movable Typeのバージョン1.0は2001年10月8日に登場したということなので、もう24年くらい前に初めてMovable Typeが登場したということみたいですね。
日本ではいつからなんですかね。今また別のキーワードで調べてみたんですけど、日本では2004年5月のバージョン3.0ですかね。その前に日本法人が設立されたということなので、2004年ぐらいからMovable Typeというものが日本でも少しずつ普及しだしたということみたいですね。
僕は(業界歴)20年ぐらいですけど、それより前からあったということみたいですので、相当歴史のあるCMSかなと思いますね。
Movable Typeのシェア率
ここからいよいよシェア率にいきたいと思うんですけれども、海外のサイトでW3Techsというサイトがありまして、第三者機関でかつ海外のサイトなので、わりかし公平性のあるデータじゃないかなと思うんですけど、ただ、海外ということで正確に調べられているのかが若干不安ですね。なんですが、一応調査方法とか見ると、それなりにちゃんとやっているのかなという感じはします。
これによるとですね、2025年のデータになりまして、2025年の2月22日時点のデータになるんですが、これによるとWordPressが圧倒的ですね。82.9%と圧倒的なんですが、Movable Typeはこちらですね、0.2%とかなりこれを見ると少なそうに思える数字なんですが、ただ、見ていくとですね、Shopifyですとか、後はEC-CUBEだったりですとか、ショッピング系のサイトも入っていたりするので、正確なシェア率とは違うかなと思います。
WordPressを利用する用途は主に企業のホームページだったりというところで利用することが多いので、それを考えるとShopifyとかEC-CUBEとかは入ってこないと思いますし、あとはWordPressもECサイト化って可能なんですよね。販売するサイトにすることってできるので、そういった別のシェアとかも入ってると、等しく比べていいのかというところはもちろんあるんですけれども、ざっと比べると0.2%ぐらい、企業のホームページでいうと、これを見るとどうなんですかね、1~2%ぐらいのシェア率みたいですね。
でも実感値ともそんなにかけ離れていないというか、多くの企業が日本の場合は、世界中でそうかもしれないですが中小企業なので、新しく立ち上げたての企業はやっぱり資金力がどうしてもないので、そういった場合に商用のCMS、WordPressと違ってMovable Typeはお金がかかるCMSになりますので、そういった意味で若干ハードルが高くて、WordPressの方が導入されやすいというのは当然かなというところだと思うんですけれども、Movable Typeが0.2%ということみたいです。
Movable Typeのシェア率の推移
次はですね、この0.2%というシェア率の推移を見ていきたいなと思いまして、過去データを探すのがなかなか難しくてですね、このサイトの過去データをなんとか探し出してやろうということで、Wayback Machineとかも使ってみたんですが、拒否してるみたいで見えなかったと。なので画像検索のデータで残っているものを追ってみたということですね。
2022年のデータ
まず3年前ぐらいに遡ってみまして、2022年のデータがありましたので、ピックアップしたいと思うんですけれども、こちらによるとMovable Typeが3年前は0.3%だったので、今が0.2%ということで0.1%ぐらい下がってますね。
下がってる要因なんですが、恐らくライバルが年々増えているというのはあるかなというところと、WEBの技術の進化もあるかなと思います。ライバルが増えているのは、単純にライバルが増えてるということなんですけれども、Webの技術の進化方面でいうと、ヘッドレスCMSという新しいタイプ・概念のCMSなども出てきて、それが一定の場面で有用ということで、一定の場面のシーンを別のCMSに取られていることもあるかなと思います。
あとは先程も申し上げました通り、ECサイトとかも含んでいるので、そっちのシェアが増えて結果MTのシェアが下がってるという可能性も考えられなくはないんですけれども、2022年時点ではこの統計では下がっているということですね。
2014年のデータ
さらに過去も遡ってみたいと思います。さらに大きく遡りまして、2014年のデータ、これがおそらく一番古いんじゃないかなと思うんですけれども、こちらによるとですね、Movable Typeが4.3%なので、2025年が0.2%で、2022年が0.3%、そして2014年まで大きく遡ると4.3%なので大きく減らしてますね。4%ぐらい減らしてるので大きくシェアは減ったかなと。
ただ、このデータを見るとECサイト系とか入ってないので、一概に4%下がったとは言いづらいかなと思いますね。ただ体感値としても昔に比べれば、いろんなCMSが出てるので、ある程度のシェアを奪われてるっていうのはあるかなと思いますね。
Movable Typeを利用する企業
次はですね、先ほど統計データとだったんですけれども、オフィシャルにもデータを載っていたので、そちらもご紹介しようかなと。こちらは今、Movable Typeのホームページですね。表示してるんですけれども、下スクロールしていきまして、はい、こちらですね。2015年から9年連続、Movable Typeは商用型CMS国内導入シェアナンバーワンということで、2015年から9年連続ということは、これだから2024年までのデータということですね。
2024年最新時点では商用パッケージ型CMSとしてはナンバーワンみたいです。WordPressが圧倒的過ぎるだけで、企業のホームページとかで商用のCMSを使おうということで、そういう場合に選ばれるCMSとしては、Movable Typeが現在も一位ということみたいですね。
商用CMSとしてのMovable Type
商用パッケージってものすごい幅広く価格帯がありまして、Movable Typeは一番安くて、確か5000円ぐらいだったかなと思うんですけれども、月額ですね。高いものですと、イニシャルだけで1000万近くいくみたいな商用CMSとかもあるので、比較的導入しやすいところもあるかなと思いますね。
かなり料金のですね、体系が広まりまして、20年前ぐらいは確かプランが今より少なくて、とりあえずMovable Type買うのは大体30万円ぐらいだったイメージがあるかなと思うんですけれども、今はですね、プランがかなり増えて導入もしやすくて、商用パッケージ型CMSとしては引き続きナンバーワンを取れているっていうのは、そういう要因があるんじゃないかなと思うんですけれども、オフィシャルが入ってるので、ほぼほぼ間違いないんじゃないかなと思いますね。
導入実績
どういうシーンでMovable Typeが利用されているかも載っておりまして、国内導入実績5万サイト以上ということで、国内全体で何サイトあるのかわからないので何とも言えないんですが、これを見るとですね、このデータ結構すごいですよね。日経平均株価構成銘柄の要は225社の64%ぐらいがMT使ってると。東証プライム上場企業1600社の内だと45%なんで半数が使ってると。国立大学は88%で相当高いですね。国内全ての大学だと45%ということなんですけれども、これを見るとですね、比較的しっかりした組織が使ってるというところですね。
しっかりしたの定義は何だと言われると困るんですけれども、しっかりしなきゃいけなさそうな雰囲気のホームページでは、MTが利用されることが多いみたいですね。これはMTにかかわらず商用パッケージのほとんどが、しっかりしたところが使うというイメージがありますね。
Movable Typeが選ばれる理由
その理由なんですけれども、同じページに書いてある強みとかでもあるかなと思うんですけれども、恐らくですね、ぱっと見で使えそうだなというところ、安心安全のシーンで使えそうだなというところは、安全性の高いサイト構築ということで、PHPという(これ専門的な話で申し訳ないんですけど)動的なファイルで構築しないので安全性が高かったりとか、ハイトラフィックに強い、要はアクセスがぱっと来た時にも強いというところがあるので、主にこの2点ですかね、使われることが増えてるんじゃないかなと。
コストも比較的安いということで、大手企業だったり大学とか、そういった信頼を得なければならないようなシーンでですね、利用されているのかなと思います。
まとめ
以上がですね、Movable Type個人的なニーズと言いますか、現在どうなってるのかなと思ったので、その調べてみた結果を皆さんにもご共有したという感じではあるんですけれども、引き続き商用パッケージとしては根強いのかなと。
実際の導入事例
実際、弊社で導入されたお客様も上場企業の一社なので、そこの会社さんの場合はサーバーに我々制作会社は部外者なので入れないんですよね。入らせてもらえないので、外でMT動かして、MTは静的なファイル(さっき動的なファイルでと言ったんですけど)静的なファイルで吐き出されるので、吐き出したデータを納品させていただいて、それをその会社さんの方でアップロードするというフローをとってるんですけれども、そういったシーンですね。
Movable Typeのメリット
今の話で言うと2つポイントがあって、要はCMSが入ってるサーバーと実際に表示するサーバーをもう分けるってことで、リスク分散してますし、その静的なファイルで吐き出してるので、改ざんとかにわりと強かったりとか、ハイトラフィックに強かったりというところがポイントになってるんですけども、弊社の体感としても、やはりそういった企業で使われることが多いのかなと。
セキュリティーどうしたらいいのかなとおっしゃっている時に、MTという選択肢がありますよと、お話しすることも多いですね実際。管理画面もちゃんと進化してて、昔のイメージのままという方もいるかもしれないんですけれども、かなり使いやすくなっているのかなという印象もありますね。
最後に
ご検討されてて、シェア率で選ぶという方はいないかもしれないですけれども、実績が多いという意味で、2001年からあるので歴史もあるということで、信頼がおけるCMSの一つじゃないかなと思いますね。
以上が、MTシェア率、今どれくらいなのかというお話でした。ご清読ありがとうございました。