【超初心者解説】Googleアナリティクスとサーチコンソールの違い!うまく使い分けてWebマーケティングに役立てよう!
どうも、ウェブ企画パートナーズの竹内です。今回はGoogleアナリティクスとサーチコンソールの違いについて解説していきたいと思います。
弊社は普段、ホームページの制作の支援だったり、運用のお手伝いをさせてもらっているんですけど、新規のお客様で「ホームページリニューアルしたいです」とお伝えいただいた時に、より良いサイトの改善にしなければなりませんので、「アナリティクス入ってますか」とお伺いすることがあるんです。
アナリティクスはいろんな担当者の方がご存じで素晴らしいなと思うんですけど、サーチコンソールは意外にご存じない方もいらっしゃいまして、「アナリティクスとサーチコンソール、どちらも分析できるツールみたいだけど、どういう違いがあるのか完全に理解はしきれていない」という方もいらっしゃるんじゃないかなということで、こういった記事を書いております。
なのでこれを読めば「そういう使い分けすればいいのね」ということがバッチリわかるように初心者向けに解説していきたいと思いますので、最後までご覧いただければと思います。
目次
結論:それぞれのツールの役割
もういきなり結論からお伝えしていこうかなと思うんですけど、ユーザーの検索行動を図解してみました。
ユーザーがGoogleを使って例えば「ごはん」と検索して、このオレンジ色で囲ってある枠が例えばあなたのサイトで、今検索で2位に表示されていると、2位をクリックしてもらってあなたのWEBサイトに訪問しました、といったような検索行動を考えてみましょう。
ここで、検索結果について少し専門用語も解説しておきますと、「SERP(サープ)」と呼びます。サーチエンジン・リザルト・ページということで、検索結果画面のことですね。検索結果画面での分析をするツールがサーチコンソールになります。
そして、あなたのウェブサイトにその後訪問したわけなんですけど、訪問した後のデータ分析をGoogleアナリティクスがしてくれるというのが違いになります。
厳密にはもう少し色々違うところがあるんですけど、まずざっくり理解するなら:
- サイトに入ってくる前、かつ検索だった時、Googleの検索結果画面でどうだったかというデータを見るのがサーチコンソール
- 入ってきてもらった後にどうだったか、これはもう検索関係なしで直接その他から入ってきたユーザーとかも含み、全体のWebサイトに訪問してくれた人全員を見るデータの分析がGoogleアナリティクス
ということでございます。
違いをもう少し詳しく
ざっくり解説したわけなんですけど、要はSEO評価、あなたのサイトがSEOでどんな感じの評価ですよと評価を見るのがサーチコンソールで、サイト内のユーザーの行動分析をするのがアナリティクスと、見える指標が当然違うわけです。
サーチコンソールで見える主な指標
サーチコンソールで主に見える指標というのは、Googleの検索結果上のデータになりますので(これはYahoo!は含まないです、Googleの検索結果上の動きなので)、例えば:
- 「ごはん」というキーワードであなたのサイトが表示された回数(クリックされた回数ではなく、表示された回数)
- そこから実際にクリックされた数が何回だったか
- 大体何位ぐらいに表示されることが平均で多かったか
というデータが主に見えます。
その他にも、SEO評価というところですので:
- あなたの一部のページが今Google検索に載っていない状態ですよとか
- SEO的にGoogleを欺くような悪いことをした時に、ペナルティを与えましたよという告知
- ウェブサイトのSEO系の健康状態をお知らせしてくれたりします
あとはWebサイトのジャンルにもよるんですが、ニュースだったらニュース系の指標が加わったり、Googleディスカバーといって(Yahoo!のトップってニュースとか色々出ているじゃないですか、あんな感じの機能がGoogleにも実はディスカバーというのがあるんですけど)、そこにピックアップされた時のデータとかもサーチコンソールで見えたりするんです。
そういう細かいのはより中級者くらいになっていった時に覚えていただければいいかなと思うのですが、まず初心者さんとしては検索結果上(SERP)でのSEO評価、あなたのサイトの評価が見えるというのが主な指標ですね。
アナリティクスで見える主な指標
対してアナリティクスは訪れた後のデータになりますので:
- どのページに何人位訪れたか
- そのうち新規は何人くらいだったか
- どれぐらいの時間滞在したか
- 離脱をどこでしたか
- コンバージョンといって、お問い合わせや資料請求とか(WEBサイトには何かゴールがあるはずですので)、ゴールに何回ぐらい到達したか
そういうデータも集めることができます。つまりWEBサイト内を訪れた後のデータ分析は任せてくださいというのがアナリティクスで見える指標になります。
データの収集方法の違い
次に解説していくのがデータの収集元が違いますよというところなんですが、言われてみれば当たり前なんですが:
Googleアナリティクスのデータ収集
まずアナリティクスはTAGを使います。今はGoogleアナリティクス4(ユニバーサルアナリティクスからGoogleアナリティクス4というものに最近変わったんです)。
変わった後は、以前はGoogleアナリティクスから発行されたタグをそのままWebサイトの裏側(ソースコードといって英文字とかで書かれたHTMLタグっていうのがあるんですけど)、そこにユーザーからは見えないこっそりタグを貼って(こっそりって言い方したら悪いんですけど、別に見せる必要もないので)、データ収集のためにタグを貼っておくということで良かったんですけど、今はGoogleタグマネージャーというタグ配信ツールがあって、それを1個噛ませてタグマネージャーの設定の方にアナリティクスの収集データの情報を入力して、タグマネージャーのタグをここに貼り付けると良いです。
つまりデータの収集方法としては、このタグの読み込まれ回数で分析しているんですよね。「はいタグが読み込まれました、読み込まれたので1アクセスですね」そんな感じの読み込み方をしています。
厳密にはもうちょっと色々あるんですが、タグが読み込まれるかどうかが非常に重要ですね。
サーチコンソールのデータ収集
対してサーチコンソールはGoogleの検索結果上なので、ここにあなたのサイトのタグを入れるっていうのは不可能ですね。Googleのサービスに介入することになるので、ハッキングでもしないと難しいと思うんですけど、つまりGoogleから提供されるデータになります。Googleから送られてきたデータをあなたにも見せますよというようなものがサーチコンソールなので、収集方法が違いますね。
データ収集方法の違いが生む結果の差
こちらはタグ読み込み方式と言ってるところも一つポイントがあるんですけど、タグが今真ん中らへんにあるとします。ここに矢印書いてあるんですが、サイトの下の方に例えばアナリティクスタグを貼っていた場合、ソースコードというのは上から順番にすごい速さなんで、だいたい下まで一気に読み込まれるんですが、ものすごい速さで離脱した場合、ウェブサイトに訪問者が戻った場合、タグを読み込まれる前に離脱してるので、タグが読み込まれていないので1アクセスもカウントされていないというようなことができます。
なのでサーチコンソールでは一回クリックされたけどタグが読み込まれる前に戻ったので1アクセスとカウントせず、サーチコンソールとアナリティクスのデータに差が出るというのが起こり得るというのが、このデータ収集の違いがもたらす効果です。
なのでアナリティクスタグは上の方に貼ってくださいねと昔から言われておりまして、タグを読み込んでくれないとデータの収集ができない性質がありますので、Googleが推奨しているということでございます。
まとめ
以上がサーチコンソールとアナリティクスの違いを初心者さん向けにざっくりと「そう使い分ければいいのね」と分かってもらうための解説でした。
もっとサーチコンソールやアナリティクスについて知りたいという方は、別の記事でも詳しい解説などアップロードしておりますので、ぜひお読みいただけるとありがたいと思います。
SEOを本格的に取り組んでいきたいという方は、見てるだけでも結構楽しいですし、サーチコンソールなしでは本格的なSEOはなかなか取り組めないものになっておりますので、まだサーチコンソール登録すらしてないよという会社さんもいらっしゃるので、早急に登録していただいて、データ収集を始めていただければと思います。
それではまた次の記事でお会いしましょう。ありがとうございました。