市場が飽和したラーメン屋がやらなければいけないブランディング方法
味も美味しくて値段もリーズナブルなラーメン屋でも流行らない時代になっています。ラーメンブームになる前のラーメン屋はある程度の味と立地がよければ客がきていました。ですが今はどうでしょうか?1ブロック歩けば都会ならすぐにラーメン屋があります。
味も値段も立地もばっちりなラーメン屋さんでも流行らずに潰れる所は沢山あります。ラーメン飽和時代の昨今では味・値段・立地のよさだけでは差別化を募れなくなっています。ラーメン屋の店主さんと話すと、「味も値段も立地もいいのになんでお客さんこないんだろ…」と悩まれていますが、お客さんを呼ぶためには他の条件も必要なわけです。
その条件とは…
流行るお店と流行らないお店の違いはブランディング力の違い
流行るお店と流行らないお店の違いは圧倒的なまでのブランディング力の違い。ブランディング力の有無が今後の実店舗の命運を左右すると思っています。そもそも僕が考えているブランディングとは何かを話させてもらいます。
ブランディング=味・立地・値段以外で他店よりも秀でているもの。
味や立地や値段は一定ラインを超えない限り圧倒的な差は生まれません。900円と950円のラーメンで値段以外は全部同じでもたいした差ではありません。値段で差別化するなら500円ぐらいまでガツンとさげないと効果はありません。
他店と比較しても圧倒的に安くてかなり美味しくて立地もよかったら・・・100%の確率でお客さんはきます、これが値段によるブランディングです。でもこれって諸刃の剣で値下げ競争をする事はもっとも過酷で危険です。
安すぎると「安かろう悪かろう」の原理が働きます、クーポンとか。
お店の立地をいくらよくしても商品の値段が現状より上がるので厳しい。。味の差は一定の美味しいラインに達すると、後は個人差なのでこれも難しい。つまり値段・味・立地を使っての差別化は効率的とはいえないかと。
一ついい忘れていましたので補足させて頂きます。差別化の末にブランディング化が成り立つと僕は考えています。そして味・立地・値段のどれも一定水準以上での話しをしています。
味・立地・値段以外でブランディング化する方法をいくつかあげていきます。
お店の雰囲気や商品によってブランディング力を強化する
お店の雰囲気を独特な雰囲気にする方法が考えられます。一蘭ラーメンだと一人一人が区切られていますよね。あれはお店の雰囲気によるブランディングの強化につながっています。
その他にもスタッフの接客態度やお店の清潔感などもあります。ですが接客態度や清潔感の比較なんてなかなかできませんよね。ラーメン屋の場合は接客が横暴でも許されます、頑固オヤジみたいなお店など。
かといってお店の雰囲気を奇抜にする事もコストとリスクが伴います。奇抜な雰囲気にしすぎてしまい、お客さんからマイナス評価をもらう事も。それなりの資金力があってこそできる技でもあります。
それなら開業したてのラーメン屋には夢も未来もないのか!?
いえ、夢と未来しかないからこの話をしているわけです。
ブログを利用したブランディング作りの方法
まず新規開業したお店の店主はブログをやったほうがいい。もちろんアメブロなどの無料ブログをやってもいいと思います。でも独自ドメインでちゃんとブログを書く事を長期的にはお勧めします。
ブログを頻繁に書く事によって例えば「ラーメン 愛知県」などで検索順位が高くなればそれなりに人がきて広告費が抑えられる。さらに有名店よりも順位が上になればそれだけ美味しいと思ってもらえる。
※実際に一定水準以上の味がないと意味ありませんからね。
ただし、どれだけブログを必死に書いても味がだめならリピーターはきません。そして口コミ効果も発揮できない為、経営がジリ貧なのは変わりません。つまりは味が美味しいラインでなければスタートラインにもたっていないわけです。
話を戻して、そもそもブログに何を頻繁にかけばいいか悩む店主も多いと思います。いたって簡単なんです、お店の素材の素晴らしさや自分のラーメンに対する考えを書けばOK!そのブログではラーメンについてのみ熱く、徹底的に語ればいいわけです。
これだけは注意してほしいのですが、ラーメンブログならラーメン以外の話はNG。ラーメンの話を見たくてお客さんや新規さんが見に来ているのにあなたの趣味の話を永遠とブログに書いていたら100%お客さんを逃します。
ラーメン屋のブログならラーメンのことだけを永遠と語るようにしてください。
検索順位を利用してブランディング力をあげる方法
忙しい方や文章を書く事が苦手な方、PCが苦手な方もいると思います。そういう方はホームページを必ず作ってください、飲食店でもHPは必須です。ラーメン屋さんの多くはHPを持っていないことが多々あります。
この状況は逆にチャンスです、他お店がHPを持っていない分ライバルも少ないわけです。多くの見込み客は携帯で近くに美味しそうなイイ雰囲気のラーメン屋を探しています。なのに検索するのに出てくるのはホットペッパーや食べログばかり。
そんな中であなたのお店のホームページが上位にいたら探している人は必ず客できます。さらに検索の上位にいるという事で人気のある美味しいお店だと信じて来店してきます。雰囲気はHPでわかっているので味さえよければ高い確率でリピーターになってくれます。
上位表示に成功したホームページは24時間働き続ける営業マンだと思ってください。毎月お金をかけて広告を新聞に出したりポスティングをするのもいいとは思います。ただ開業当初のお店が最安値で宣伝するにはホームページが抜群の費用対効果です。
最初にどれだけ新規のお客さんを呼べるかでそのお店の未来は変わります。味も立地も値段も文句なければ後は新規のお客さんを呼ぶ為の方法のみ。検索上位にいればお店の「ブランディング」と「集客」の一石二鳥なのです。
ラーメン屋さんがホームページ集客をすると他店とは大きな差別化がつのれます。その結果、あなたのラーメン屋のブランディング力アップにも繋がるわけです。他店がやっていない事でさらに集客にも繋がるこの方法を人気店はやっています。
来店する前からあなたのお店をHPで気に入って来店してくれる状況こそ、最強のブランディングといえます。