【サイト内検索】ちゃんと活用できてますか?検索キーワードから「サイトの弱点」を見つける方法

GoogleAnalytics初心者講座 最終更新日:2025/12/01

どうも、ウェブ企画パートナーズの竹内です。

今回は「サイト内検索の重要性」について、詳しくお届けしたいと思います。

皆さんの運営されているWebサイトには、サイト内検索の機能は付いていますでしょうか?
もちろんサイトの構成によりますが、通販サイトであれば大体付いていますし、企業系のコーポレートサイトであってもページ数が多い場合には導入されていることが多いはずです。

なんとなくユーザーの役に立つだろう、見つけたいページを簡単に探せるようにしておこう、といった理由で設置されているこの「サイト内検索」ですが、実はこの検索データの分析をしっかり行えていない企業が非常に多いのではないかと感じています。

そこで今回は、このサイト内検索の重要性を解説することで、今後のWeb施策やホームページをどう変えていきたいかを検討する際の、ひとつの大きなヒントにしていただければと思います。

Google検索とサイト内検索の決定的な違い

まず重要性の解説に入る前に、前提として知っておいていただきたいのが「Google検索などの一般的な検索エンジン」と「サイト内検索」の違いについてです。

基本的に皆さんがGoogleなどで検索をする時というのは、悩みや課題、見つけたいものなど、まだ漠然とした悩みを抱えている状態であることが多いですよね。「どのサイトでそれを解決・実現するのか」を決めていない段階です。

それに対してサイト内検索というのは、「あなたのサイトの中で実行したいこと」がキーワードとして打ち込まれます。

つまり、サイト内検索のキーワードは自社の改善ポイントをダイレクトに教えてくれるものであり、これがGoogle検索とは大きく違う点になります。

これからお客様になる方、いわゆる潜在顧客の方が、あなたのサイトに対して求めているものを直接伝えてくれているもの、それがこの「サイト内検索のキーワード」なのです。

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サイト内検索を分析するメリットとは

ここからは具体的に、サイト内検索のデータを分析するとどのようなメリットがあるのか、大きく3つのポイントに分けて解説していきます。

メリット1:コンテンツの「穴」が分かる

まず1つ目のメリットは、自社サイトに足りていない「コンテンツの穴」が見つかるということです。

例えば通販サイトを運営していて、ユーザーが「プレゼント包装」とサイト内で検索したとしましょう。
しかし、あなたのサイトにはプレゼント包装のサービス自体はあるものの、それを説明するページが存在していなかったり、あるいは企業のサイトで「導入事例 飲食」と検索されているのに、導入事例のページはあるものの「飲食業界」に特化したページまでは作っていなかったりする場合です。

このように、ユーザーが求めているのに自社のサイトには足りていない内容やページを、検索キーワードを通じて発見することができるのです。

メリット2:顧客の「生きた言葉」が手に入る

2つ目のメリットは、お客様が実際に使っている「生きた言葉」が手に入るという点です。

「生きた言葉」と言われてもピンとこないかもしれませんが、わかりやすい例を挙げましょう。
例えば、最近よくあるビジネス向けのサービスで「DX推進サービス」というものがありますよね。企業側としては「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉を当たり前に使っています。

でも、果たしてお客様は本当に「DX」という言葉で検索をするのでしょうか? また、その言葉の意味を正確に知っているのでしょうか?

あなたのサイトに訪れた時に「DX推進サービス」と書かれているのを見ても、何のことか分からずに、自分たちの困りごとである「請求書 AI 自動」といった言葉で検索しているかもしれません。

そういったデータを見ると、「ああ、お客様はDXという言葉では調べないんだな」「スマホでAIでできたらいいな、と考えているんだな」ということが見えてきます。
どういう言葉でお客様が検索をしているのか、その実態が分かるのです。

別の例で言うと、引越しサイトなどで企業側が「単身向け」と表記していても、実際のお客様は「一人暮らし」と検索していることもあります。
お客様が具体的にどんなキーワードを使って欲しい情報を探そうとしているのか、その認識のズレを修正するヒントが得られます。

メリット3:サイトの不便な点が見えてくる

3つ目のメリットは、サイトの使いにくい点、不便な点が見えてくるということです。

例えば通販サイトで、サイト内検索を使って「送料」や「クレジットカード決済」と検索されているケースがあったとします。

サイト運営者側からすれば、普通にメニューを見ていれば送料や決済方法なんて分かるだろう、分かりやすいように配置しているつもりだ、と思っているかもしれません。
しかし、わざわざ検索されているということは、ユーザーはその情報を見つけられず「不便だな」と感じている証拠なのです。

こういったキーワードが多く検索されている場合、探しても見つけられなかったお客様が1件や2件なら見逃していたかもしれませんが、データとして数が多いことが分かれば改善の余地があります。

おそらく情報の表示の仕方が足りていない、あるいは主要なメニューやサービス一覧にあるはずなのにユーザーの目に入っていない可能性があります。
多くの方がその情報を欲しがっているのに見つけられず、最終手段としてサイト内検索をしているという事実に気づくことができるのです。

具体的な失敗事例:トップページからの導線不足

先ほど例に挙げた「DXソリューション」の話で、もう少し具体的なシチュエーションをお話ししましょう。

例えば、名刺交換をした時に「あ、御社はDXソリューションをされているんですね」という会話があったとします。
その相手が後で興味を持ってサイトを見に来てくれた時、パッと見て「DXソリューション」のページが見つからない、どこにあるのか分からない、となったらどうするでしょうか。

おそらくサイト内検索を使って「DXソリューション」と検索しますよね。

もしこのような検索行動が発生しているなら、トップページからの導線がいまいち分かりにくいという明確な課題があることになります。
「じゃあ、その導線を改良しよう」という具体的な改善策につなげることができます。

このように、検索ログを見るだけで、「お客様はそういう事を調べるんだな」という発見があり、見ているだけでも楽しいのですが、それ以上に実際のサイト改善に直結する非常に重要なデータなのです。

Googleアナリティクスでの分析を忘れずに

今回は、サイト内検索がWebサイト運営において結構重要であり、意外と分析を忘れがちではないかというテーマでお話しさせていただきました。

具体的にはGoogleアナリティクス(GA4)などを使って、サイト内検索で「何が検索されているのか」を定期的にチェックする必要があります。

大体の場合は標準で計測できると思いますが、サイトの作りによっては特殊な検索パラメータ(URL)だったりすると、あらかじめGA4内で設定をしないと計測できない場合もあります。
このあたりの「サイト内検索をアナリティクスで確認する具体的な設定・方法」については、また別の機会に詳しく解説したいと思います。

皆さんのサイトでも、ぜひお客様の「生きた声」である検索キーワードをチェックしてみてください。

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