ターゲットオーディエンスの特定
ホームページの成功は、ターゲットオーディエンス(※オーディエンス…情報を受取る人)を正確に特定し、そのニーズに応えることに大きく依存します。ターゲットオーディエンスの特定は、ウェブサイトの設計、コンテンツ、マーケティング戦略を導くための基礎となります。
主なターゲット
まずは主なターゲットとなるユーザー層からご紹介します。
新規顧客
これからサービスを購入したり利用するエンドユーザーに対してのホームページです。
既存顧客
既にサービスを購入している顧客に対して、サポート情報であったり、新製品の案内をするホームページです。
投資家
株式を購入する投資家に対して、業績や提供サービスを閲覧してもらう目的のホームページです。
代理店
直接サービスを購入するユーザーに対してではなく、代理で販売してくれる代理店について情報発信をする目的のホームページです。
求職者
転職を検討しているユーザーに対し、募集要項や募集職種、福利厚生など会社の魅力をPRするためにホームページ制作をします。
社内関係者
社員をはじめとした社内スタッフについて情報発信することもあります。もちろん完全に社内向けであればメールで通達すれば良いでしょうが、誰でも見えるホームページにあえて発信することで社内の意識を高める効果を発揮することもあります。
ターゲットが決定したら
ペルソナの作成
オーディエンスの特性を基に、具体的な「バイヤーペルソナ」を作成します。ペルソナとは、理想的な顧客の架空のプロフィールで、その人物の日常、挑戦、ニーズ、オンラインでの行動パターンなどを詳細に描写します。ペルソナはウェブサイトの設計やコンテンツ作成の際に、具体的なガイドラインとなります。
また、ペルソナを作成することで、雰囲気で決めてしまいがちなホームページの方向性について「このペルソナに刺さるかどうか」で判断できるようになり、成功する確率を上げることができます。
マーケットリサーチ
市場調査を行い、ターゲットオーディエンスの嗜好、行動、ニーズを深く理解します。オンライン調査、フォーカスグループ、顧客インタビュー、競合分析など、多様な方法で情報を収集します。
ターゲットはできるだけ細かく+優先順位の決定
一口にユーザーといっても、その属性は様々です。できるだけ細かくターゲットのイメージを制作会社に伝えることで、イメージの共有がしやすくなり、アイデアも湧きやすくなります。
ホームページ制作をする目的でもお話しましたが、1つのターゲットに絞りきれないようなホームページの場合は、その中で優先順位を決めることが重要です。すべてのユーザーにとって使いやすいホームページは存在しません。
あなたがこれから制作するホームページのターゲットについてイメージは湧いてきましたでしょうか。目的とターゲットが決まったら、次にコンテンツを計画しましょう。