コンテンツとは、ホームページに掲載する情報のことです。

ホームページ制作をする目的・ターゲットが決まったら、次はコンテンツを計画していきます。

目的と目標の設定

目的と目標を明確に設定することで、方向性が定まります。つまり、「ホームページに掲載した情報を使って、何を達成したいかを考える」ということです。

例えば以下のような目的や目標の中に、あなたが考えているものと同じ内容があれば、それを達成できるコンテンツを掲載したホームページにしましょう。

認知度の向上

  • ブランドや製品・サービスの認知度を高めることを目的としたコンテンツ。
  • 目標例:ウェブサイトの訪問者数を月間1万人に増やす。

情報提供と教育

  • ターゲットオーディエンスに役立つ情報を提供し、教育することを目的としたコンテンツ。
  • 目標例:ブログ記事の平均滞在時間を3分以上に伸ばす。

エンゲージメントの向上

  • ターゲットオーディエンスとのつながりを深め、ブランドへの愛着を高めることを目的としたコンテンツ。
  • 目標例:ソーシャルメディアでのシェア数を月間100件以上に増やす。

リードの獲得

  • 見込み客を獲得し、販売につなげることを目的としたコンテンツ。
  • 目標例:月間50件以上の資料請求を獲得する。

顧客サポート

  • 既存顧客の満足度を高め、リピート購入を促進することを目的としたコンテンツ。
  • 目標例:製品の使い方に関する問い合わせを月間20%削減する。

種類とフォーマット

コンテンツは色々な形式で提供されます。テキスト(ブログ記事、ニュース、ガイド)、画像、ビデオ、インフォグラフィック、ポッドキャスト、ウェビナーなど、様々なフォーマットがあります。中には聞いたことの無いものもあるかもしれません。

しかし重要なのは、ホームページの訪問者に最も響く形式を選ぶ必要があります。

製品・サービスを棚卸しする

ホームページに掲載する情報は、あなたのビジネスに関する全てを掲載する必要はありません。どの情報を載せて、どの情報を載せないかについて検討しましょう。

またサービスや製品に付随するオプションについての掲載は、意外に見落としがちです。それから価格については競合にも閲覧されることになるため、どこまで掲載するか検討しましょう。

またたくさんの情報がある場合には、それをカテゴリ分けし、ユーザーが情報を探しやすいように工夫することも求められます。

ターゲットが抱える課題を考える

ユーザーが検索をする際は、ほとんどが課題や悩みに関するキーワードで検索をします。

製品やサービスをただ紹介するだけではなく、課題や悩み別でもページを用意してあげましょう。

例えば美容院のホームページなら、「髪質からカットメニューを探す」だったり「くせ毛を直したい」といった導線があれば、ユーザーは情報にたどり着きやすくなります。

営業が顧客からされた質問をまとめる

営業がこれまでに顧客からサービスの導入前や導入後にもらった質問からコンテンツを考える方法も有効です。

例えば「クレジットカードは使えますか」「解約の期間はありますか」「店舗の近くに目印はありますか」などこれまで営業が受けた質問をまとめることで、ユーザーにとって必要な情報がまとまったホームページにすることができます。

競合との差別化

オフラインでの営業よりも、Webのようなオンラインの環境では、基本的に競合と比較検討される傾向が高いです。競合と似たような情報ばかりの掲載では、ユーザーがあなたのビジネスに依頼する、もしくは問い合わせてみるような動機が生まれません。

競合と比べ、価格やサービスの質など必ず優れている点があるはずですので、その部分をピックアップしわかりやすくユーザーに伝えられるような工夫をすることも大切です。

コンテンツを計画する際は常にユーザー目線で

ここまでコンテンツ作成のコツについてご紹介してきましたが、どのコンテンツについてもユーザー目線に立ってコンテンツを計画していることがわかると思います。

自分たちが載せたい情報をただ掲載するのではなく、ユーザーはどのようなコンテンツがあれば情報を探しやすいのか、意思決定しやすくなるのかを考えてコンテンツを計画しましょう。

コンテンツが決まったら次はデザインの方向性について検討していきましょう。

» デザインの方向性を考える