【2025年】採用サイトWebデザイン制作のトレンドは？参考事例17選！

2025年の採用サイトWebデザインのトレンド

Webデザインとして表現できる技術は成長期を終えている印象で、動画やアニメーションなど、初めて見たときは衝撃を受けたコンテンツが、昨今ではあまりなくなってきている印象です。

それよりも、自社の魅力を効果的に伝える工夫や、必要な情報にたどり着きやすくするための工夫、そして応募者の期待とのミスマッチを減らすような工夫を各社が頭を悩ませながら制作している様子が見て取れます。

採用担当者の方も、今はデザインよりも「採用課題」をどのようにクリアしていくのかを考えている方が多いのではないでしょうか。

今回は2025年卒の方向けに作成された採用サイトの中から、採用担当者の方の参考になりそうなWebサイトをいくつかピックアップしてみましたので、Web制作会社のプロがどのようにコンテンツやデザインを見ているか、参考にしてみてください。

アニメーション系

アニメーションもまだまだ健在です。遊び心を効果的に伝えたり、世界観を伝えるのに有効です。

素人目にはわかりにくいかもしれませんが、同じようなアニメーションでも動作を軽くするための技術や、表現力の技術は年々向上しており、以前よりもアニメーションを取り入れやすい環境になっていることは確かです。

株式会社バリュエンス

https://recruit.valuence.inc/

なんぼやをはじめとしたブランド品買取店などのリユース事業を展開する会社です。採用サイトでは、アニメーションがふんだんに使われており、診断コンテンツなどを通して自社にマッチした人材かを見極めるような仕掛けが用意されています。

株式会社キュービック

https://cuebic.co.jp/recruit/careers/

株式会社キュービックのキャリア採用ページは、メインビジュアルに複数のアイコンが表示されており、オンマウスするとメッセージが現れるアニメーションが印象的です。サイト全体を通してイラストを中心に構成されており、WEBマーケティングを業種とする会社らしく、応募者に好まれそうな世界観となっています。

日清ヨーク株式会社

https://nissinyork.com/recruit/

乳酸菌飲料のピルクルで有名な会社です。メインビジュアルでは、乳酸菌が体内に取り込まれていく様子が表現されており、人体の内臓とコンテンツを紐づける面白い構成になっています。遊び心がわかる人にはとても刺さりそうな内容ですね。

スマホファースト系

応募者のほとんどはスマートフォンで採用サイトを閲覧します。そのためスマートフォンファーストでWebデザインを考えることは非常に重要です。

応募者に与える印象を均一化するために、スマートフォンデザインをそのままPCデザインにも持ってくるWebサイトが少しづつ増えています。またメンテナンス性の観点からも優秀です。

有限会社KKI製造部

https://manufacture.v-kki.co.jp/recruit

左側にメニューが設置され、右側にスマホデザインをそのまま載せたようなコンテンツが展開されています。PCサイトとしても見やすくなっており、コンバージョンポイントの色がきちんと変えられるなど、導線も良く考えられています。

TAKAMI GROUP

https://recruit.takami-hd.com/

ブライダルビジネスを事業とする会社の採用サイトです。ファーストビューは一見普通のデザインですが、スクロールしていくとスマートフォンコンテンツをそのまま掲載したようなスクロールでコンテンツが見れるようになっています。スマホデザインをそのまま載せると、インパクトが薄くなってしまう課題を解決するための工夫が見られます。

メッセージ強い系

応募者と企業のミスマッチを防いだり、その会社で活躍しやすい人材を無意識に選別されるために、メッセージは非常に有効です。

同じような条件の会社が複数あった際に、応募者からも選びやすくなります。

メッセージ性を強くした採用サイトは年々増えていっている印象があります。

東急不動産

https://www.tokyu-land.co.jp/recruit/graduate/

最初に大きなメッセージがたくさん出てきますが、そのコピーの中に巧みにリンクが設置されており、自社の強みを応募者に知ってもらうための工夫がされています。ただし、メッセージの途中でリンクがあると、コピーを読むのをやめてしまう可能性もあるかもしれません。

博報堂

https://hakusuku.jp/recruit/

広告代理店として有名な博報堂の採用ページは、シンプルなモノトーンのデザインとなっており、メッセージがより効果的に届けられるようになっています。メニューもシンプルで見やすく、モノトーンデザインをする際の参考になる要素が多数あります。

株式会社アミューズ

https://recruit.amuse.co.jp/recruit2025/

芸能事務所のアミューズの採用ホームページでは、山梨からエンタテインメントの世界を盛り上げたいという応募者に刺さるようなメッセージが用意されています。お祭り好きな人間に一緒に熱狂を作ろうという雰囲気がデザインからも伝わってきます。

株式会社DAY TO LIFE

https://recruit.daytolife.co.jp/

ビアードパパで有名な飲食店を中心にサービスを展開する会社です。最初にメッセージを読んでもらうような仕掛けになっており、親しみやすさと真面目さの絶妙なバランスで成り立ったデザインです。写真の上にある文字が見やすいようにグラデーションになっているのが細かい工夫ですね。

イラスト系

イラストを効果的に使うことで、応募者の印象を変えることができます。アニメーション同様に、会社の世界観を効果的に伝えることができます。

株式会社サンドラッグ

https://www.sundrug-recruit.jp/

サンドラッグという薬局を運営する会社の採用サイトは、全体が可愛らしいイラストで構成されており、親しみやすさが感じられます。街に根付いているというところを表現したかったのかもしれません。人に寄り添う仕事なので、こういった優しい温度感や世界観が好きな人に刺さるでしょう。

株式会社TSI

https://www.tsi-holdings.com/recruit.html

アパレル事業を展開する会社の採用ホームページでは、ファッションの会社らしくスナップ写真のようなものが多数展開されつつ、イラストも効果的に使われています。写真が映えるシンプルなデザインとイラストの上手な組み合わせは、参考にしたい事例ですね。

株式会社吉野家

https://recruit.yoshinoya.com/career/

メインビジュアルは写真ですが、途中からはイラストが中心となったサイトになっています。人物写真を使った採用サイトは一緒に働く仲間も想像でき効果的ですが、途中で辞めた人の写真をどうするかという問題があります。そういった問題を解決するヒントになるかもしれません。

人にフォーカス

印象的なアニメーション：株式会社ヘラルボニー

https://www.heralbony.jp/careers/

Webサイトを開いたタイミングのアニメーションが印象的です。

人にフォーカスすると、その人が辞めてしまった場合にどうしようかとなることがあるんですが、逆に言えば強い信頼のある会社であることをPRすることに繋がります。

スマホのレイアウトにもこだわっていて、メッセージが強く印象に残るように配置されています。人によって背景色が変わる仕掛けもおしゃれですね。

その他：気になる仕掛けのある採用サイト

その他にもトレンドとなりそうな、気になる仕掛けのある採用サイトもいくつかまとめました。

日本情報産業株式会社

https://www.nii.co.jp/2025recruit/index.html

会社とは特別関係のなさそうな芸人さんを採用サイトに起用しているという珍しい事例です。新卒の入社式で芸能人を呼ぶこともあるので、採用サイトに芸能人を起用するのは意外と効果的なのかもしれません。是非、効果について聞いてみたい事例ですね。特に費用対効果が気になります。デザインも凝っています。

そらぷちキッズキャンプ

https://recruit.solaputi.jp/

キャンプ場の採用サイトで、全体が横スクロールで構成されています。採用サイトが横スクロールというのは珍しいですが、独特の世界観を伝えるのには効果的でしょう。スクロールバーが可愛らしい棒グラフのようなもので表現されているのも面白いですね。

dely株式会社

https://dely.jp/careers

メインビジュアルのすぐ下に中途採用と新卒採用の募集職種をすぐ見れるような仕掛けが用意されているのが印象的です。採用サイトは会社の魅力を効果的に伝える役割がありますが、募集要項など条件をまず最初に確認したい人も多いはず。そういったニーズを満たしつつ、効果的な採用サイトとなっているのが素晴らしいですね。

primeNumber

https://recruit.primenumber.co.jp/

最近、会社説明資料をそのまま採用サイトに掲載する会社が増えています。この会社でもスライドが掲載されており、ストーリー性を持ってWebサイトを見ることができます。Webサイトでは自分の知りたい情報に好きな順番でたどり着けてしまいますが、こういった資料だとストーリーを追いながら会社のことを知り、魅力を伝えることができます。両方載せておくのは正解だと思います。

まとめ

現在作成中の2025年卒用の採用サイトもまだこれから出てくる可能性がありますので、また気になる採用サイトを見つけたら随時追加していきたいと思います。

過去の採用サイトトレンド調査記事まとめ

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