本題の前に:オンプレミスという言葉をご存じですか?
自社にAIサーバーを置くメリットは何か
今回の本題に入る前に、ひとつ言葉の話をさせてください。
企業が生成AIを使うとき、あえてクラウドではなく、自社にAIサーバーを置くことがあります。このメリットは何だと思いますか?
パッと思いつくのは、AIに自社の情報を学習させないで済むということですよね。あとは、情報漏洩のリスクを自社サーバーの範囲でとどめられるということ。
そのとおりで、機密情報や業務データを自社で管理しやすいというのが大きなメリットになります。
この運用方法を「オンプレミス」といいます
では、こういう運用方法を何と言うか、ご存じでしょうか。
正解は、オンプレミスです。
オンプレミスはAIに限った用語ではない
ちなみに、オンプレミスというのは、別にAIに限った用語ではありません。
メールなどを自社サーバーに置いたりするのも「オンプレ」と言ったりします。要は、クラウドに上げずに、自社サーバーでシステムを運用することをオンプレミスというわけですね。AIの話に限った言葉ではない、というところは押さえておいてください。
毎週2,000人が登録する「Tally」というサービス
海外の面白い情報を共有します
さて、ここからが本題です。
今回は、海外で面白い情報があったので、それを共有したいなと思っています。情報共有みたいなイメージの記事になります。
Tallyは無料でフォームを作れる海外サービス
紹介したいのが「Tally(タリー)」というサービスです。
これは、無料でお問い合わせフォームなどを簡単に作れる海外のサービスです。Googleフォームのようなものをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
私もこの情報を知るまで全然知らなかったので、日本では全然流行っていないと思うんですけれども。
ChatGPT経由で毎週2,000人がフォーム登録している
このTallyが何がすごいかというと、ChatGPT経由で、毎週2,000人がフォーム登録しているんです。
社員は何人だと思いますか?
ここで質問なんですけれども、この会社、何人でやっていると思いますか?
普通に考えたら「100人以上いるんじゃないか」と思いますよね。私もそうなのかなと思ったら、8人なんです。
だからこれは、まさにChatGPTドリームですよね。
ChatGPTで「おすすめのお問い合わせフォームは?」とか「お問い合わせのフォーム作成サービスは?」と聞いたときに、Tallyというサービスが出てきて、そこから毎週2,000人が登録している、という状況なわけです。

なぜ8人の会社がChatGPTに選ばれたのか
これまでの記事でも、AIのおすすめに載るには、いろんな外部のところを頑張らないといけない、という話をしてきました。YouTubeやSNSをやっている可能性もありますよね。
では、実際になぜ8人で作ったサービスがChatGPTに選ばれて、毎週2,000人も登録するようになったのか。そこの情報があったので、ぜひ皆さんに紹介したいというのが、今回の本筋になります。
AIに選ばれた理由は地道な外部発信だった
Redditという海外の巨大掲示板
まず、「Reddit(レディット)」というサービスをご存じでしょうか。
これは日本でいうと、2ちゃんねるやYahoo!知恵袋のような大規模掲示板サービスです。いろんなことが質問されている掲示板ですね。
これがもう、めちゃくちゃユーザー数が多いんです。いろんな質問がされていますし、たまに有名人が「ビル・ゲイツだけど何か質問ある?」みたいなことを聞いたりする。それぐらい有名な、質問と回答のサービスです。
社長が何年も質問に答え続けていた
そして、先ほどのTallyがやったことは何かというと、社長がそういう質問に、何年もにわたって答え続けていたということなんです。
「無料のおすすめフォームは?」とか「お問い合わせフォームは?」みたいな質問が出てきたら、必ず社長が答えるようにしていたわけです。
何年も、ということは、おそらくAIが登場する前から地道にやり続けていたということですよね。
スパム的ではなく、紳士的に答え続けた
その答え方も大事です。
「お問い合わせフォームは?」と聞かれたときは、「例えば〇〇とか〇〇があって、うちのサービスは〇〇がおすすめですよ」と紹介するときもある。
一方で、「無料と有料の違いは何ですか?」みたいな質問だったら、「無料だと〇〇がよくて、有料だと〇〇がいいよ」と答える。そういうときは、自社サービスを無理に紹介しなかったんです。
つまり、スパム的にやるんじゃなくて、質問に対して紳士的に回答し続けたということですね。しかも、自分で考えて。
地道な行動がAI時代になって効いてきた
そうやって、地道にやり続けるという行動を何年もした結果、AI時代になって、外部評価がすごく重要になってきたときに、その質問への回答が急に効いてきたんです。
AIが学習するときに、社長の回答をめちゃくちゃ参考にする率が高まって、いつもTallyがおすすめに表示されるようになった。
地道にやっていると、こういうことが起こるんだな、と。地道にやっていたことに、AI時代がようやく追いついたということだと思います。
これは、外部評価が大事だという指標の1つになっていますよね。まさに証明された形です。

日本ならYahoo!知恵袋でも同じことができる
実際にYahoo!知恵袋で調べてみました
いい事例の1つだなと思って紹介したんですけれども、日本だとYahoo!知恵袋などでも同じことができそうですよね。
実際に、Yahoo!知恵袋で「お問い合わせフォーム」と調べてみました。
こんな相談が実際に投稿されている
すると、質問の中に、こういうものがありました。
「ホームページのお問い合わせフォームから、相手と自分に確認メールを送信したい」。
そういう悩みを相談している人がいるわけです。そして、それに対して誰かが回答している。
おそらくTallyの社長もこんな形で答えていた
おそらくTallyの社長も、こんな感じで真面目に回答していたんだと思います。
そしてこの後に、例えば「こういう設定とかをしたくないのであれば、このTallyがおすすめだよ」と言っていたりする。
そうやって、質問に地道に回答し続けたわけですね。
AI対策は今からでも遅くない
今から始めても間に合うのか
「有益だったら自分もやってみようかな」と思った方もいるかもしれません。でも、「今からじゃ遅くないですか?」と思いますよね。
そんなことはないと思います。
すぐには結果が反映されない点に注意
ただし、AIは1回学習ソースを固めると、新規で情報を集めるのは更新のタイミングだったりするので、すぐには結果が反映されないと思います。
ずっとやってきたことは評価される可能性がある
それでも、ずっとやってきたことは評価される可能性があるんです。
今から10年間ぐらいやったら、もしかしたら……という話ですね。
地道にやり続ければ、その情報が有益なソースになって、AIが選ぶときの判断材料になる可能性が出てくるわけです。
もちろん、「やってほしい」と言って紹介しているわけではないので、そこはご自身の判断で。

まとめ
外部評価が評価されれば「ChatGPTドリーム」も起こり得る
実際に外部評価がきちんと評価されると、ChatGPTドリームが起こる可能性もある、ということですね。
日本では何が「Reddit」にあたるのかを考える
やっぱり外部評価が大事ですから、日本だったら、1つはYahoo!知恵袋だったり。
他に何があるんだろうと考えて、各企業が行動する必要があるということです。
おわりに
今後も最新のAIマーケティングに関する情報だったり、その他にもウェブ全般のマーケティング情報を普段から発信しております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。