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【クラウドワークス】ロゴをコンペ形式で発注&提案数を増やすコツ!※商標登録に注意

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WEBサービス 最終更新日:2020/02/14 公開日:2016/10/21

※この記事の内容は「ロゴの作り方のコツ」ではなく、あくまでも「クラウドワークスでロゴを発注する際のコツ」を紹介する内容です。

より安価にクオリティの高いロゴを制作してもらいたいとき、クラウドソーシングを活用する動きが最近広まっています。

クラウドソーシングといっても様々なサービスがありますが、その中でもランサーズとクラウドワークスがやはり二大巨頭ではないでしょうか。弊社ではお客様からクラウドソーシングでのロゴ発注の依頼代行をお任せいただいた場合、クラウドワークスを利用することが多く、何度か依頼をするうちにコツのようなものが見えてきましたので今回はその手法をご紹介したいと思います。

どんなシーンで使用するのか考える

一口にロゴとっても目的は様々です。商標登録をするような本格的なものから、ちょっとしたウェブサービスに使用するロゴなどもあります。

商標登録をするような本格的なロゴの場合、様々な使用用途にも対応できるようなロゴが望ましいでしょう。例えば単色でも表現可能かどうかという点は重要です。ロゴの掲載場所が白背景でも黒背景でも単色で表現していれば対応可能になります。

また、ウェブサービスやショッピングサイトでのみ利用する場合には、そのウェブサイトの雰囲気に合うロゴにしてしまうというのも、一つの手です。

そこで、そのような場合には、ウェブサイトを公表し、「このサイトに合うロゴで」と伝えるのも良いですし、ウェブサイトを公開できない場合でも、似たようなデザインのサイトを提示しデザイナーの方に雰囲気を伝えてみてはいかがでしょう。

案件タイトルで目立つ

案件へのアクセス数=提案数の増加に繋がることは間違いありません。ご存知の通り、案件は毎日たくさんの数が追加されます。その中で少しでもクリック率を上げるにはタイトルの改善が最も簡単で効果的です。

なるべく魅力的なお仕事に魅せる

【報酬3万】や【急募】といったフレーズをよく見かけますが、これはデザイナーさんからすると、大して魅力的なフレーズではありません。報酬は常に表示されていますし、案件は無数にあるので急募だから提案してみようという心理変化にはなりません。

コツはデザイナーさんの心をくすぐる内容を入れることです。

例えば「製造業のロゴ制作です」とするよりも、「創業60年を迎える製造会社でみんなをハッピーにするようなロゴの制作のご提案を募集しています!」としたほうがデザイナーさんの興味をそそることができます。「60年も歴史あり、みんなをハッピーにしたいような想いのある会社さんの手助けをしたい!」そんな風に考えます(きっと)。あとは、「おしゃれなカフェ」とか「可愛いショップ」といったフレーズもデザイナー心をくすぐります。

なんと募集タイトルは256文字まで入れられるので、お仕事の魅力はなるべくたくさん入れてあげるようにしましょう。

場合によっては参考となるロゴを提示する

なるべく希望に近いロゴを出してもらうために、参考ロゴを提示するのもアリです。例えば「アメリカっぽい」といっても下図の2種類では全然違いますよね。

基本的にはデザイナーさんにお任せしたほうが、良いロゴを提案してくれることが多いですが、ある程度具体的にロゴのイメージが固まっているときには、参考となるロゴを提示してみてはいかがでしょう。

ただ盗作ギリギリになってしまうこともありますので、注意が必要です。

報酬はいくらにするべきか

いくらの報酬が正解か、というラインが明確にあるわけではありませんが、平均は3〜5万円でのコンペ費用が多いのではないでしょうか。コンペ形式という特性上、基本的には誰かの作品を選ばなければならない(※後述)というリスクがあります。良い作品を提案してくれる数を、少しでも増やしたければ値段を上げるのが良いでしょう。価格を低く設定した結果、何度もコンペをすることになってしまい、最終的には逆に高くついてしまうことも。

また、「デザイナーが提案しやすいかどうか」という点も考えなければなりません。例えばペットショップの案件は、「ペットをモチーフにすれば良い」という想像が簡単にできますが、税理士事務所のロゴは色々アイデアを考えねばならず、デザイナーさんにとっては少し難易度の高い案件となります。そういった場合にはコンペ費用を高く設定するべきでしょう。

※…依頼時に「採用確約」というオプションを付けた場合、必ず提案のあった作品からどれかを選ばなければなりませんが、そうでない場合はキャンセルすることができます。(キャンセル料については公式サイト参照)

採用確約と追加オプションはとても重要

「採用確約」というオプションを付けた場合、提案のあった作品の中から必ずどれか選びますよ、と宣言することになります。一つも気に入ったロゴが無かった場合でも、どれか1つを選んで報酬を支払わなければなりませんので発注側にとってはリスクとなりますが、デザイナーからしてみると、せっかく作って提案した案件がキャンセルになってしまったらひとたまりもありません。リスクとなるのは確かですが、ここは思い切って採用確約をし、たくさんのデザイナーさんが安心して提案できる環境を作ってあげるようにしましょう。

また、追加オプションもとても重要です。毎日たくさんの新規案件が追加され、案件一覧が流れていくペースはとても早いです。丁寧に依頼文章を書いても、やはり見てもらえなければデザイナーさんに提案してもらうことはできません。ですから、その中で少しでも目立つようにすることが重要になります。

最初から最大予算でコンペ費用を設定しても良いですが、あえて少し予算を減らし追加オプションへと費用を回すのも一つの戦略かもしれません。

オプションの種類は様々ですが、初めての方は「注目オプション:ダイヤモンド」が追加費用12,000円と比較的安価ですので、試してみるのが良いのではないでしょうか。

デザイナーの気持ちに寄り添う

文面でしか伝えられない!内容はなるべく細かく伝えよう

お仕事内容についてデザイナーの方に伝えられる手段は文章しかありません。口頭で伝えても正確に伝えるのが難しいのがデザインのお仕事ですから、もちろん文章だけで伝えるのは至難の業です。その制約の中で少しでも良いロゴデザインを提案してもらうためには、「細かく細かく要望を伝える」必要があります。

例えば「40〜50代の夫婦がターゲット」と伝えるのと「経済的に余裕があり、子供の手が離れた40〜50代の夫婦」と伝えるのでは受け取り手のイメージが全然違ってきます。大衆向けにするのか、それともラグジュアリーにするのか、こういった細かい伝え方がデザイナーさんのアイデアの手助けになります。

デザイナーさんから質問があった場合は案件を追加修正するようにする

デザインの提案時、事前にデザイナーさんから案件の詳細について確認や質問をもらえることがあります。その質問や確認事項は他のデザイナーさんも同じ疑問を持っている可能性が高いので、案件文章に不足している内容を書き足してあげるようにしてあげましょう。少し面倒かもしれませんが、そういった細かい配慮が提案数を増やすことに繋がっていきます。

モンスタークライアントにならないように気をつける

「なんだかこの発注者はモンスタークライアントの匂いがする」というのは仕事内容の書き方からデザイナーさんに伝わってしまいます。代表的な例でいうと、具体的な要望がほとんど無い場合です。依頼者の中で具体的なイメージが定まっていないために起こる現象ですが、デザイナーとしては選ばれる可能性が低い案件は敬遠してしまいがちです。(もしくは案件をキャンセルするかもしれない…と感じてしまいます。)

他にも「複数のサイズで(縦横比が全部違う)で納品して下さい」といったデザイナーさんの工数を全く考えていないような内容なども良くありません。

契約書が無いので揉めそうな点は事前に記載しておく

納品形式

PSD形式で欲しいのか、AI形式で欲しいのかといった点や、AI形式の場合はアウトライン化をする必要があるのかどうかなどを事前に記載しておくほうが賢明です。後から「やっぱりこの形式のほうが良かった」となったときに、デザイナーさんがファイルを保存しておいてくれれば良いですが、必ず残しておいてくれるという保証はありません。

デザインを盗用している場合に備える

顔の見えない相手との取り引きとなりますので、モラルの無いデザイナーさんが存在している可能性もあります。デザインを盗用していて、後からトラブルが起こってもクラウドワークスが介入して手助けしてくれることはありません。法的な措置を取る際に備えて、キチンと盗用は禁止と明記をしておきましょう。(もちろん明記していなくても違法行為ではあるのですが。)

また盗用ではなくても、他の案件で提案したデザイン(結局採用はされなかった)をほぼそのまま流用して提案をされてしまう場合もあります。これは盗用したわけではありませんので法的に問題は無さそうですが、そういった提案が嫌な場合には事前に告知しておく必要があります。

気に入ったロゴに最後修正のお願いをしたい場合に備える

とても気に入ったロゴの提案があったが色を一箇所だけ変えたい、そんな状況が起こったときに備えて、デザインの修正をお願いする可能性があることを明記しておくのも大切です。明記をしていなくても、修正に応じてくれる優しいデザイナーさんもいらっしゃいますが、マナーとして書いておくほうが親切です。

商標登録をする可能性があるかどうか

ロゴで文字を使用し商標登録をする予定がある場合は注意が必要です。あまり知られていませんが、既存フォントを使ったロゴの商標登録が禁じられていることがあります。

例えばモリサワフォントでは、

Q.6
モリサワフォントを改変して会社のロゴマークを作成し、使用することは出来ますか?

A:
モリサワフォントを使用(改変を含む)して社名、ブランド名、商品名を表すロゴ、マーク等を作成することは問題ありませんが、デザイン、意匠を含めた商標として登録することは出来ません。

参照:http://www.morisawa.co.jp/products/fonts/commercial-use/

と公式サイトに記載がしてあります。提案したデザイナーさんもこの事について知らないことがありますので、商標登録をする場合には既存フォントの利用を禁止するよう明記したほうが良さそうです。

まとめ

以上がクラウドワークスでロゴをコンペ形式で発注する際のコツでした。他にもまだまだコツはきっと存在します。募集を掲載する前に、まずは様々な案件に目を通し、良いところを参考にしながら、募集内容を作っていきましょう。

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