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廃止になったツイート数の表示を復活させる「count.jsoon」の使い方(WordPress導入方法も)

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WEBサービス 最終更新日:2020/06/18 公開日:2015/12/07

2015年11月20日にTwitterが公式に提供していたシェアボタンが仕様を変更しツイート数の表示がされなくなりました。それに伴いツイート数取得API(count.json)も廃止され、多くのウェブサイト運営者も影響を受けているのではないでしょうか。

公式提供のシェアボタンであれば、特にサイト側で修正は不要で自動で新デザインのボタンに変更されますが、オリジナルデザインのボタンでツイート数を表示していたサイトは修正が必要になります。

WEB企画でも最近オープンしたAGA対策サイト「【育毛剤のミカタ】ハゲリーマン」にこのオリジナルデザインのツイートボタンを設置しており、早急な対策が必要になりました。

count.jsonの代わりとして使えるcount.jsoon

これまで利用していたプログラムは「count.json」という非公式APIで、ここからツイート数を取得することが出来ていました。が、今回はこのAPIが廃止となったため、そもそものカウント数を取得する先がなくなってしまいました。

もともと非公式なものをサードパティー側が勝手に利用していたということもあるので復活は絶望的。そこで代わりになる手段はないかと調べてみたところ「count.jsoon」というウェブサービスを見つけました。

count.jsoon
http://jsoon.digitiminimi.com/

この「count.jsoon」は、今回ツイート数のカウントを辞めてしまったTwitterにかわって、これまでと同じようにツイート数のカウントを行ってくれるサービスです。

このサービスを使えば、これまでと同じ要領で以前と同じようにツイートされた数を表示することが可能です。

導入の流れと設置方法

「count.jsoon」を利用するためには登録が必要となります。上記サイトから調査対象のサイトURLとメールアドレスを登録、しばらくすると完了メールが届きます。※今回HAGEリーマンで登録を行いましたが翌日には完了メールが届きました。

登録が終わったらあとはもう簡単。これまで使っていたTwitterのAPIと同じように使えるので、ソース元を書き換えるだけでOK。新しくコードを書き直す必要はありません。

具体的には今までカウントを取得していたTwitterのAPIのURL、

http://urls.api.twitter.com/1/urls/count.json

を「count.jsoon」のAPIのURL、

http://jsoon.digitiminimi.com/twitter/count.json

に変更します。これだけで今後は「count.jsoon」が集計したツイート数が取得され、これまでと同じようにツイート数を表示出来るようになります。

HAGEリーマンの場合、WordPressで運用しているためphpでツイート数を取得するコードを書いています。これまでにTwitterのAPIを利用したことがある方には不要かとも思いますが、せっかくなのでWordPressへの導入方法も以下に載せておきます。


<?php
$url = 'http://'.$_SERVER['HTTP_HOST'].$_SERVER['REQUEST_URI'];
// 今いるページのURL

$json = @file_get_contents('http://urls.api.twitter.com/1/urls/count.json?url=' . $url . '');
// ツイート数をcount.jsoonから取得

$array = json_decode($json,true);
// 取得した文字列をphpの変数に変換

$twitter_count = $array['count'];
// 変数からcount数を抜き出し代入
?>

<?php
echo $twitter_count;
// カウント数を表示
?>

$URLに今いるページのURLを代入して、そのURLを元に「count.jsoon」からツイート数を調べます。調べて取得出来た数字をphpの変数に変換後、その中から[count]に該当する数値を抜き出し、表示したい箇所にechoで表示します。

するとHAGEリーマンのように、以前と同じようにツイート数が表示出来ます。

ツイート数についてもTwitterのAPIから取得していた頃と比べて、正確にはわかりませんが概ね変わらない数字が表示されました。※上記サイトの場合、以前の数からほんの少しだけ減っていましたがほぼ変わらない数字が取れています。

一応仕様としては下記の通りのようです。

  • 「widgetoon.js」と「count.jsoon」は、TwitterのAPIを使ってツイートを収集、ツイート内のURL情報をカウントしています。APIは、このURL情報を元にツイートされた件数と、公式RTと非公式RTの数を集計、総カウント数を算出します。
  • 利用するためには、まずウェブサイトを登録します。登録することで、収集の対象となるツイートを限定することができます。さらにサービス側では、登録されたURLを元に検索に使用できるキーワードを選別、収集対象に追加していきます。
  • 登録が完了することで、ツイートをカウントし始めます。さらに登録時から10日程度前までのツイートもカウントします。この集計は、通常、登録完了から1時間程度で終わります。
  • それより以前、過去のツイートも収集しますので、これまでのツイート数がなくなることはありません。ですが、こちらは総ツイート数により収集の時間が変わります。この収集にかかる時間は、ユーザーページで確認することができます。

引用元:サービスについて | widgetoon.js & count.jsoon

「count.jsoon」を利用する上での注意点

利用規約にも記載がありますが「count.jsoon」は実験サービスとして提供されています。今後仕様が変わったり提供が終了する可能性は十分に考えられます。

また公式のTwitterがツイート数の表示を停止したことにより「ツイート数の表示はなし」という認識がスタンダードになっていくはずです。

そのため、ツイート数という記事が持つ人気・話題性のバロメーターがサイトにとって本当に必要かどうか、よく検討してから導入することをおすすめします。

公式のボタンやツイートするだけのボタンと比べると保守にかかる時間も(更新や仕様変更が今後も起きると仮定すると)結構違ってくるので、そのあたりと天秤にかけて検討すると良いと思います。

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