パンダもペンギンも!直近3ヶ月で次々と起こった重大なSEO関連の発表まとめ
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最近の3ヶ月位でSEO界隈では大きな動きがありました。長年この業界にいますが、こんなに短期間たくさんの動きがあったのは珍しいことです。
とても重要なニュースが矢継ぎ早に流れましたので「全て把握できなかった…」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は9~11月に発表されたSEO関連ニュースから、特に重要だと思ったニュースをピックアップし、まとめてみました。
【目次】
1,ペンギンアップデート3.0の実施
2,パンダアップデート4.1の実施
3,スマートフォン対応ラベルが検索結果に表示開始
4,ページランクの更新が終了
5,パイレーツアップデート2を実施
6,著者情報プログラムの廃止
1,ペンギンアップデート3.0の実施
なんといっても一番はこのニュースこれです。10/14ごろから実施され、なんと現在(12/12)までも、継続的にアップデートが続いています。
地震に例えるのは不謹慎かもしれませんが、10月中旬に起こった大地震の余震が現在までも続いているようなものですから、いかに大きな出来事であるかはわかって頂けるはずです。
影響は全体の3~5%ほどなんだそうですが、ここまで長期間のアップデートは初めてのことではないでしょうか。順位変動が継続的に続いていることについては、検索変動の監視サイトである「namazu.jp」(http://namaz.jp/)をご覧いただければ一目瞭然です。
12月になってむしろ勢いを増してきていることがわかります。
もし今回のアップデートの影響を受けたという方は、過去に順位上昇を目的として多く掲載したリンクが原因かもしれません。リンク否認ツールなどを利用し、少しでも早いペナルティの解除を目指しましょう。
2,パンダアップデート4.1の実施
あまり話題にはなりませんでしたが、実はペンギンアップデートより少し前の9/26に、パンダアップデート4.1も実施されていました。
パンダアップデートとは、低品質なコンテンツが不利となるアップデートです。また一段と低品質なコンテンツ、高品質なコンテンツの精査能力が上がったことを意味します。
パンダアップデートとペンギンアップデートのどちらか1つでも大きなニュースなのに、ほぼ同時に発動されるという事態となっていました。
3,スマートフォン対応ラベルが検索結果に表示開始
アメリカではいち早く導入されていましたが、12/11に全世界でも適用されたと正式な発表がありました。
内容としては、スマートフォン対応サイトには検索結果に「スマホ対応」というラベルが付くというもの。発表から一夜明けて、12/12より日本でも反映されはじめました。
スマホ対応のサイトを好むお客様には、検索結果上で明確な差別化が行われるようになり、スマホ対応が出来ていないサイトは苦戦を強いられる流れになるかもしれません。(BtoBよりもBtoCのビジネスの方の影響のほうが強いかもしれません。)
以前からサイトのスマホ化の促進を進めるために、特設サイトを設置したり、サイト制作者を助けるためのツールを開発したりと、様々な施策を行ってきましたが、とうとう検索結果で「差」を出すということを行いました。
今後もスマホ化の流れにはアンテナを貼っておく必要がありそうです。
4,ページランクの更新が終了
これまで色々な意味で「強いサイト」という判断するための指標として使われてきたページランクが、今後更新されなくなることをGoogleのジョンミュラーさんがコメントしました。
少し前の時代では、ページランクを巡って様々な議論が交わされましたが、今後はそういったことは無くなりそうです。
ちなみに最後の更新は2013年12月でした。
「SEOにはページランクが重要」ということを仰る方がお近くにまだいらっしゃいましたら、今回の発表を教えてあげましょう。
5,パイレーツアップデート2を実施
「パイレーツアップデート」はあまり聞き馴染みの無い方も多いのではないでしょうか。パイレーツアップデートとは、簡単に説明すると、著作権侵害サイトを撲滅するためのアップデートです。
影響の無い方がほとんどだとは思いますが、Googleが著作権侵害撲滅に向け、本腰を入れてきている証拠であり、文章のコピペや、画像の盗用など、今後ますます気をつけなければならないポイントになってきそうです。
6,著者情報プログラムの廃止
少し前まではGoogle+のプロフィールと連動し、検索結果に写真や名前などの著者情報が掲載されていましたが、この機能が廃止となりました。
「著者情報があるサイトが優遇される」と騒がれたときもありましたが、Googleが「意味の無い機能だった」とコメントし、その議論についても終わりを迎えそうです。
以上、ここ最近の重要なSEOニュースまとめでした。
もうすぐ年が変わりますが、来年はどんなSEOニュースが飛び込んでくるのか楽しみですね。
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