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プレゼン初心者に送る!登壇して分かったプレゼン・発表9個のポイント!

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セミナー・勉強会 最終更新日:2020/02/14 公開日:2015/12/01

9月にWCAN 2015 Autumnという名古屋のイベントで、登壇者として参加させていただきました。

多くの人の前で長い時間(と言っても40分ぐらいですが…)話すのは初めての経験で、貴重な体験をさせていただきました。また、地元名古屋のデザイナー・ディレクターさんとのつながりも増え、とても有意義なものでした。

ただ、発表自体を振り返ってみると正直練習が足りなかった事もあり、課題の多い発表だったなと反省しています。

そこで、今後の忘備録としてプレゼンや発表で気を付ける点や工夫できる点についてまとめました。発表内容について考える「構成編」と実際しゃべる際に気を付ける「プレゼン編」になります。

今後プレゼンや発表する方のお役に立てれば幸いです。
それではどうぞ!!

プレゼンを構成する際に気をつける点やポイント(構成編)

まずはプレゼン内容を構成する際に気を付けたい点をご紹介いたします。

タイトルと結論にぶれがないか

タイトルを先に作り、発表内容を考えていく場合、結論がぶれてしまうことがあります。

構成を考える時は結論を一番最初に考えてから発表内容(タイトル)を考えるか、どうしても結論がぶれてしまった場合は思い切ってタイトルを結論にあうように変更する事を検討してもいいかと思います。

タイトルと結論にぶれがあると、聞いた人の心に疑問が残る微妙なプレゼンなるので注意が必要です。

伝えたい事を絞る

実際40分話してみて思った事は、40分ではあまり多くの事を伝えられないということです。

多くの内容を詰め込み過ぎると、早口になったり、構成に無理が出て良くありません。伝えたいことの優先順位をつけて取捨選択することが大切です。

伝えたい事は繰り返す

逆にこれだけは伝えると決めた事は、プレゼン中に何度か繰り返すというのも有効な手です。短い時間に何度か繰り返すことで聞いている人の印象に残りやすくなります。

最後のまとめでも伝えたい事を繰り返すと効果的だと思います。

制限時間には余裕をもった構成にする

当たり前の事ですが、プレゼンには制限時間があるので決められた時間内に終わらせないといけません。

時間ぴったりで発表を終わらせるのはかなり難易度の高いことですし、時間どおり行かないと焦る原因にもなります。慣れないうちは、制限時間の5分位前に終わる想定でプレゼン内容を構成して、余った時間は質疑応答に当てる方がいいかと思います。

前提条件を飛ばしていないか

自分の主張に深みを持たせる為に、実際起こった事例や体験談を話す事も多いと思います。

その際に、(誰のどんな状況の話なのか等)前提条件を飛ばしていないかに注意してください。前提条件を飛ばしてしまうと、初めて聞いている人にとって意味不明な内容になってしまいます。
前提条件を飛ばしていないかの確認は5W1Hで考える漏れがなくできると思います。

気を付けるべき前提条件(話しても話さなくても変わらないものは省略可)

  • いつの(過去、未来、いつ起きた出来事なのか)
  • どこで(地域、場面、どういうシュチュエーションでの出来事なのか)
  • だれの(年齢、性別、職業、誰の話なのか)
  • 何が(目的や行動、何がしたいのか)
  • なぜ(理由、行動背景、なぜそうしたいのか)

実際に発表する際に気をつける点やポイント(プレゼン編)

次に、本番でプレゼンする際に気を付けるべきポイントです。

ゆっくり話す

発表する時に自信が無かったり、時間を気にするあまり、つい早口になってしまうことがあります。(私はこれによくなるタイプです。)ただ早口で喋ると、聞く人にとって伝わりづらい、印象の残らない発表になりがちです。

プレゼンの場では、普段よりゆっくりと話すくらいがちょうどいいスピードになります。特に苦手な部分ほどゆっくり話す事を意識するといいかと思います。ゆっくり話す事で自信があるように聞こえ、相手も聞きやすくなります。

沈黙を恐れない

発表者側からすると、沈黙が怖くてほんの少しでも間があくと「何か話さなきゃ…」と考えてしまいがちですが実際沈黙はそんなに恐れる事ではありません。

逆に、喋っていない沈黙の時間を意図的に作る事で、聞いている人の注目を集めることができます。沈黙を活かしてプレゼンをすすめるのは有効なテクニックといえるでしょう。

特に重要な事や決め台詞を言う前はたっぷり間をとって注目を集めることで、より「重要っぽく」相手に伝えることができます。

同じ調子で一辺倒に話すのではなく、時に沈黙を使うことで、プレゼンにメリハリが生まれ聞く人の心に残るプレゼンになると思います。

最初に全体の流れとゴールを説明する

当たり前のことですが、聞く人はこのプレゼンがどういう展開で進み、どうゴールするのかを知りません。ゴールがわからない話を聞くのは発表者が考える以上にストレスになります。

本題に入る前に、今日の議題の流れとおおまかな内容、可能ならゴールまでを説明すると、聞いている人も話を集中して聞くことができます。

また発表の途中でも、今どこまで話しているかを改めて確認する親切で良いと思います。

接続詞に気をつける

次の話の内容を思い出す為に「えー」「あのー」「それでですねー」などの意味のないつなぎ言葉を使ってしまいがちですが、話が冗長になる原因なので良くありません。

的確な接続詞を使えると、より論理的でしっかりしたプレゼンになります。接続詞は大きく分けて、以下の6つの性質に別れます。的確な接続詞を使えるようにこころがけましょう。

接続詞の6つの性質

  • 順説(例:そして、ですから、なので、すると)
  • 逆説 (例:しかし、けれども、ところが、とはいえ)
  • 選択・対比 (例:または、あるいは、もしくは、ないしは)
  • 説明・補足 (例:なぜなら、ただし、つまり)
  • 並列・追加 (例:および、なおかつ、ならびに)
  • 転換 (例:さて、ところで、次に、では)

まとめ

聞き手の立場にどれだけたてるかが大切

実際プレゼンをしてみて一番思ったことは、自分の伝えたい事を伝えるのももちろん大事ですが、聞いている人が何が聞きたいのか、何が知りたいのかを想定することが大切だなと感じました。

その想定ができれば、自ずと「しゃべる内容や順番や話し方、演出」について戦略を立てることができます。聞いてもらった人に「聞いてよかった!」と思ってもらえる為に、どれだけ相手の立場にたって考えられるか(おもてなしなしの精神)が大切だと思います。

今回挙げさせていただいたポイントは筆者個人の性格・能力によるところも大きいと思うので、全ての方に当てはまる内容ではありませんが、少しでも参考になれば幸いです。

大勢の前で発表するというのはとても勇気のいることですが、その分学びの多くあったなと感じます。また積極的に参加していきたいです!

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