【産科・婦人科】参考になるホームページ制作デザイン14選!診療内容など必要なページは?
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現役のWebデザイナーが、印象に残ったり参考となるなと感じたような産科・婦人科のホームページデザインをまとめました。
おしゃれなものから、安定感のあるものまで幅広くご紹介します。
記事の作成にあたり、数多くの産科・婦人科のホームページデザインを見ましたが、ホームページデザインを見るだけで、院長が男性なのか女性なのかわかることが多かったです。笑
目次
おしゃれな雰囲気のホームページデザイン
ホームページデザインのトレンドを抑えつつ、見る人を唸らせるようなホームページデザインからまずはご紹介していきます。
東野産婦人科
今、おそらく日本で最も最先端を行っているウェブデザインの産婦人科です。産婦人科というと赤ちゃんや女性がメインビジュアルに使われることが多いですが、このサイトはまるでアートのようなメインビジュアルからスタートします。スクロールしてみると、実際はスマートフォン向けのサイトがブラウザの右側に表示され、スマートフォンを最優先に考えたホームページデザインになっている点も印象的です。ナビゲーションメニューも「お探しの情報が見つかりませんか?」というメッセージとともに、サイト内のコンテンツを移動できるような工夫がされており、デザイン性だけではなくユーザビリティからも参考になる点が多いです。
フクオカバースクリニック
しっかりと産婦人科にコンセプトがあり、そのコンセプトが最大限伝わるように考えられたメインビジュアルです。シンプルながらもおしゃれさが伝わっており、センスの高さを感じます。AJAXでホームページが構築されており、ページ遷移をほとんど感じさせないようなユーザー体験も魅力的なので、ぜひ何ページかめくってみて欲しくなるホームページです。レイアウトも大胆になっていますが、コンテンツ幅が広すぎず見やすくなっている点も好印象です。
シンプルなホームページデザイン
シンプルなデザインながらも、産婦人科であることがしっかりと伝わる点が参考となるホームページをご紹介します。
THIRD CLINIC GINZA
とにかくシンプルなホームページデザインですが、清潔感が伝わってきます。淡い色のピンクとグリーンをポイントでうまく活用している点も印象的です。銀座という場所にある産婦人科らしく、確かに銀座っぽいイメージは感じます。
レディースクリニックなみなみ
なみなみという、ちょっと変わった名前のレディースクリニックのホームページです。クリニックの名前に合わせて、サイトの上部が波のようにアニメーションで動いており、デザインとブランディングがホームページからも行われているのがよく伝わってきます。全体的に優しい印象でまとめられており、シンプルだけれども女性に優しいイメージを印象付けたいという産婦人科の参考になります。また、シンプルな見た目からは想像もつかないくらいコンテンツ量が多く、真剣にウェブマーケティングに取り組んでいる様子も感じられます。
イラストを使った産科・婦人科のホームページデザイン
イラストを利用すると効果的に優しい雰囲気を出すことができます。産婦人科のホームページの中から、イラストをうまく利用したホームページをご紹介します。
青木産婦人科医院
一瞬、産婦人科のホームページとはわからないような可愛らしいイラストが登場します。しかし、このイラストはただのイラストではなく、現在の時間帯に合わせてイラストが変化するという工夫がされています。また、メインビジュアルだけではなく、コンテンツの紹介に使われるイラストも少しずつアニメーションするようになっており、見るのが楽しいホームページデザインになっています。コンテンツ幅もあえて狭く作られており、文章量が多いコンテンツを読みやすくするような工夫がされています。
ピュールレディースクリニック錦糸町院
カラフルな色使いはまとめるのが難しいですが、非常にうまくまとめられているので参考になる人も多いのではないでしょうか。主要なページへの導線がホームページの右側に常に表示されており、新規の患者と既存の患者がうまく使い分けられるような構成になっています。
温かい雰囲気のホームページデザイン
一般的な、と言ったら失礼かもしれませんが、THE産科・婦人科といった印象のホームページもご紹介します。まずは参考にすべきホームページデザインです。
プレママクリニック
全体を温かいトーンでまとめていますが、バランスが崩れることなく、うまい配分でまとめきっています。特別な主張があるわけではないですが、シンプルで見やすいデザインは非常に参考になります。素晴らしいデザインですが、コンバージョンはボタンクリックできるボタンと、そうでない四角で囲われた枠が少しわかりづらいのが難点です。
田中レディスクリニック渋谷
やさしいながらもおしゃれなデザインが特徴的です。ボタンもただの四角いボタンではなく、まるで誘導されるような印象的なボタンです。トレンドのホームページデザインではありますが、お問い合わせフォームがなく、メーラーが立ち上がる設定になっている点は、メールでお問い合わせする人がほとんどいないからなのかもしれません。
安心感のあるホームページデザイン
不安事を抱えて訪れる人も多いでしょうから、安心感のあるホームページデザインであることは重要です。
みなとウィメンズクリニック
見た目から、まさに産婦人科のホームページデザインというお手本のような印象を受けます。イラストもところどころうまく利用されており、男性の院長とは思えないような仕上がりです。他言語展開もされており、海外の方でも情報にアクセスしやすい点が大変良いです。産婦人科の多言語対応として参考になる点が非常に多いです。
ソフィア祐子レディースクリニック
可愛らしさと安心感を両立させたデザインで、Googleマップの埋め込みなども参考になります。大きい地図を見るというボタンは意外に忘れがちです。この点も参考になります。
長野産婦人科クリニック
https://www.nagano-sanfujinka.or.jp/
ゴールドは高級感が出る色合いですが、ポイントでしか利用しないことで高級感を抑え、優しい印象にしているホームページデザインです。大胆なレイアウトと時々現れる縦型のボタンによって、デザインにメリハリがついています。明朝体とゴシック体の組み合わせも絶妙で、堅い雰囲気にならない点が素晴らしいです。
麻布ウィメンズクリニック
産婦人科では少し珍しい水色でまとめられたデザインです。爽やかさと最先端性を感じることができ、水色もチョイスとしては思い切った選択ですが、アリです。しかし、予約サイトになると急に別のサービスが運営していることからデザインクオリティが落ちてしまう点は非常にもったいないです。
クールな雰囲気のホームページデザイン
温かさとはあえて逆行したようなクールなデザインでも、ターゲットにうまく刺さるようにデザインされたホームページもご紹介します。
フィデスレディースクリニック田町
絵画のような印象的なメインビジュアルを持つホームページデザインです。全体的に高級感があり、世界観があって引き込まれるデザインです。クリニックの内装も大変おしゃれで、ユーザー層に刺さるデザインを実現している点で非常に参考になります。
やました内科産婦人科
ゴールドとネイビーを基調にしたしっかりとした印象のホームページデザインです。ネイビーを使ったデザインは多いですが、産婦人科では珍しいです。信頼感と清潔さがうまく伝わってきます。
産科・婦人科のホームページに必要なページ・コンテンツは?
ここからは作成するページや、コンテンツのアイデアについていくつか代表的なものをご紹介していきます。
診療内容の詳細
産科・婦人科のホームページを立ち上げる際には、診療内容をシンプルかつ分かりやすく説明することが重要です。患者が自分に必要な情報を迅速に見つけられるように、各サービスの概要を提供しましょう。
婦人科のサービス内容
婦人科では、女性の健康を守るために例えば以下のようなサービスを記載します。
- 婦人科検診 … 子宮がん検診や乳がん検診などの定期検診。
- 不妊治療 … 妊娠を希望するカップルに対する支援。
- 更年期障害のサポート … 更年期に伴う症状への対応。
- 女性特有の疾患への対応 … 子宮内膜症や卵巣嚢腫の診断と管理。
- 生理不順の相談 … 生理に関する悩みへのサポート。
産科のサービス内容
産科では、妊娠中から出産、産後までのケアまでのサービス紹介をしましょう。
- 妊婦健診 … 妊娠中の健康管理と定期検診。
- 分娩方法の選択 … 自然分娩、帝王切開、水中出産などのオプション。
- 出産準備クラス … 出産に向けた準備や知識の提供。
- 無痛分娩の説明 … 痛みを和らげる方法の案内。
- 妊娠中の栄養指導 … 健康を維持するための食事アドバイス。
- マタニティヨガやエクササイズ … 妊娠中に行える運動の指導。
料金を明示するかは病院によって判断がわかりますが、なるべく記載したほうが安心感があって良いと思います。また支払い方法についても明記するほうが親切です。
医師・スタッフの紹介
産科・婦人科の専門医師のプロフィール
専門医師の紹介は、患者が安心して診療を受けるために重要です。医師のプロフィールには、学歴や経歴、専門分野を詳しく記載します。例えば、どの大学で医学を学び、どの病院で研修を受けたか、また専門としている分野(例えば、高リスク妊娠や不妊治療など)についても説明します。さらに、患者に対するメッセージや診療に対する姿勢も記載すると、信頼感が増します。
看護師や助産師の紹介
看護師や助産師は、患者のケアにおいて欠かせない存在です。それぞれのスタッフの名前や顔写真、経歴を紹介し、どのようなケアを提供するのかを説明します。例えば、助産師がどのように出産をサポートするのか、看護師がどのように日常的なケアを行うのかを具体的に記載します。これにより、患者が親しみを感じ、安心してケアを受けられるようになります。
各スタッフの専門分野や経歴の説明
スタッフ一人ひとりの専門分野や経歴を詳しく紹介することで、患者が自分に最適なケアを受けられることを理解できるようにします。例えば、あるスタッフが特に母乳育児のサポートに長けている場合、その経験や資格について説明します。また、他のスタッフが心理サポートに力を入れている場合、その背景や提供するサービス内容についても記載します。これにより、患者はスタッフに対する信頼感を持ち、安心してケアを受けることができます。
入院施設の紹介
入院時の部屋のタイプ(個室、共用室など)
入院する際に選べる部屋のタイプを紹介します。個室や共用室などそれぞれの部屋の特徴や利点を説明し、患者が自分のニーズに合った部屋を選べるようにサポートします。
設備(シャワー、トイレ、テレビなど)
入院中に利用できる設備について詳しく紹介します。例えば、「個室にはプライベートなシャワーやトイレが完備されており、他の患者と共有することなく利用できます。」「テレビやインターネット接続が利用できるため、入院中も快適に過ごすことができます。」などPRできるサービスはどんどんPRしましょう。
食事の提供内容や栄養指導
入院中に提供される食事の内容について説明します。妊娠中や産後に必要な栄養素を考慮したメニューの紹介や、個別の栄養指導で食事に関する相談やアドバイスをしているのでしたらその概要を記載してあげましょう。
出産準備情報
入院の際に必要な持ち物リスト
入院の際に準備しておくと便利な持ち物リストを記載します。例えば、以下のようなアイテムがあります。
(記述例)
- 母子手帳
- 健康保険証
- パジャマや部屋着
- 下着やナプキン
- スリッパや靴下
- 洗面用具(歯ブラシ、タオルなど)
- 産褥パッド(さんじょくパッド)や授乳用ブラジャー
- 赤ちゃん用の衣類やおむつ
- 充電器
このリストを参考にすることで、入院時に必要な物を漏れなく準備できます。
出産までの流れと手続き
出産までの流れと手続きについて詳しく説明します。まず、入院するタイミングや手続きを説明し、病院への連絡方法や事前登録の必要性についても触れます。次に、陣痛が始まった場合の対応や、病院に到着してから分娩までのステップを具体的に説明します。これには、入院受付、必要な書類の提出、分娩室への移動などが含まれます。こうした情報を提供することで、妊婦やその家族が安心して出産に臨めるようサポートします。
出産後のケアとサポート体制
出産後のケアとサポート体制についても詳しく説明します。出産直後の母子ケアや、入院中に受けられるサポートについて具体的に記載します。例えば、以下のようなサポートです。
- 母乳育児サポート … 授乳の方法やコツ、母乳トラブルの対処法を教えます。
- 産後の体調管理 … 体調の回復を促すための指導や、リラクゼーションの方法を提供します。
- ベビーケアクラス … 赤ちゃんの基本的なケア(おむつ替え、沐浴など)について学ぶクラスを開催します。
産後ケア
産後の母乳育児サポートも積極的に行っているのであれば明記しましょう。
どのような体調管理や運動指導を行っているのかや、赤ちゃんのケアを学ぶ教室を行っているのかなど、記載があると病院を選ぶ手助けになります。
オンライン予約・相談
妊婦健診や婦人科検診の予約システム
妊婦健診や婦人科検診の予約システムは、患者が簡単に予約を取れるようにするための便利なサービスです。可能なら提供したいです。
- オンライン予約フォーム … 患者がウェブサイトから直接予約を取れるフォームを用意します。希望する日時を選び、必要な情報を入力するだけで簡単に予約が完了します。
- 予約確認メール … 予約が完了すると、確認メールが自動送信されます。これにより、患者は予約内容を確認し、安心して来院できます。
- リマインダーメール … 予約日の前日にリマインダーメールを送信し、患者が予約を忘れないようにサポートします。
患者は24時間いつでも予約が取れるため、忙しい方でも便利に利用できます。
オンラインでの医師相談サービス
患者が自宅にいながら医師のアドバイスを受けられるサービスを提供しているのであれば、そちらも記載しましょう。
- ビデオ通話 … パソコンやスマートフォンを使って、医師と直接ビデオ通話で相談ができます。これにより、遠方に住んでいる方や外出が難しい方でも、必要な医療アドバイスを受けることができます。
- チャット相談 … テキストチャットを通じて、医師と気軽に相談ができます。簡単な質問や相談に対して、迅速に回答を得ることができます。
- オンライン問診票 … 事前に問診票をオンラインで記入することで、診察時間を短縮し、効率的な相談が可能になります。
患者は時間や場所に縛られずに医師のサポートを受けることができ、安心して健康管理を行うことができます。
診療時間とアクセス情報
診療時間の詳細と休診日
診療時間の詳細は、患者が来院する際に重要な情報です。以下のように具体的に記載します。
(記述例)
- 平日 … 午前9時から午後5時まで
- 土曜日 … 午前9時から正午まで
- 休診日 … 日曜日、祝日、および年末年始
これにより、患者は診療時間を確認し、適切な時間に来院することができます。特に、急な診療変更や特別な休診日の情報も随時更新することが大切です。
交通アクセスと駐車場の案内
病院への交通アクセス情報は、初めて来院する患者にとって非常に重要です。以下の情報を提供します。
- 電車の場合 … 最寄り駅からのアクセス方法を詳しく説明します。例えば、○○駅から徒歩5分、またはバスで△△停留所下車、徒歩2分など。
- バスの場合 … 最寄りのバス停と、利用できるバス路線の情報を提供します。
- 車の場合 … 病院までの主要なルートと、駐車場の案内を行います。例えば、駐車場は病院の敷地内にあり、○○台の無料駐車スペースを用意しています。また、満車の場合に備えて近隣の有料駐車場の情報も提供します。
患者はスムーズに病院に到着できるようになります。
病院の地図と周辺施設の情報
病院の位置を示す地図を掲載することは、患者が迷わずに来院するために役立ちます。以下の情報を含めると良いでしょう。
- 病院の地図 … 病院の所在地を示す地図を掲載します。Googleマップなどの地図サービスを利用すると便利です。
- 周辺施設の情報 … 病院の周囲にある主要な施設(コンビニエンスストア、カフェ、薬局など)の情報を提供します。例えば、診療後に立ち寄ることができる施設や、待ち時間に利用できる場所などを紹介します。
保険と費用に関する情報
診療や出産にかかる費用の目安
診療や出産にかかる費用の目安を明示することは、患者にとって重要な情報です。
- 妊婦健診 … 健診1回あたりの費用
- 分娩費用 … 自然分娩の場合や、帝王切開の場合など
- その他の診療費用 … 婦人科検診(子宮がん検診や乳がん検診)や不妊治療の初診料など
保険適用範囲と自己負担額の説明
保険適用範囲と自己負担額についての情報を提供することで、患者が費用の負担を理解しやすくなります。
- 保険適用範囲 … 妊婦健診や分娩にかかる費用の一部は健康保険が適用されます。ただし、無痛分娩や一部の特別な検査・治療については保険適用外となる場合があります。
- 自己負担額 … 健康保険適用後の自己負担額は、一般的に総費用の約30%です。例えば、妊婦健診が○○円の場合、自己負担額は約○○円となります。
- 補助制度 … 自治体によっては、妊婦健診や出産に対する補助制度が利用できる場合があります。詳しくはお住まいの市区町村の窓口にお問い合わせください。
言語サポート
外国語対応の診療や通訳サービスの案内
外国人患者が安心して診療を受けられるよう、以下のようなサポートを提供します。
- 外国語対応の診療 … 病院では英語、中国語、韓国語など、複数の外国語に対応できる医師やスタッフが常駐しています。これにより、外国人患者も母国語で診療を受けることができます。
- 通訳サービス … 必要に応じて、プロの通訳者が診療に同席し、患者と医師のコミュニケーションをサポートします。通訳サービスは事前予約が必要な場合がありますので、予約方法や連絡先も明記します。
多言語での医療情報提供
多言語での医療情報提供により、外国人患者が自分の健康状態や治療内容を理解しやすくなります。日本でも多言語対応が求められる時代になってきています。
- 多言語のパンフレット … 病院内で配布するパンフレットや案内書を、英語、中国語、韓国語などの主要な言語で用意します。これには、診療科目の説明、診療時間、アクセス方法などが含まれます。
- 多言語のウェブサイト … 病院のウェブサイトも多言語対応にします。言語切替機能を設け、患者が自分の言語で情報を得られるようにします。特に、診療内容や予約方法、緊急連絡先などの重要な情報は必ず各言語で提供します。
- 多言語の標識 … 病院内の案内標識や掲示物も多言語対応にします。これにより、外国人患者が院内で迷わずに必要な場所に行けるようになります。
言語の壁を取り除くことで、より多くの患者にサービスの魅力を伝えることができます。
まとめ
人口の多い地域の産婦人科は選んでもらうために様々な工夫をする必要があります。
これからリニューアルや立ち上げを考えていらっしゃるようでしたら、ゼロからサポートさせていただきますので、株式会社ウェブ企画パートナーズに一度お気軽にご相談ください。
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