01担当者はどんな言葉で探しているか

新しい外注先を探すとき、担当者の手元には図面や仕様があります。そのため検索の言葉も、会社名ではなく部品の条件になります。

  • 加工方法:切削、旋盤、5軸加工、板金、溶接、レーザー加工、プレス、研削
  • 材質:SUS304、アルミ(A5052、A7075)、チタン、真鍮、樹脂(PEEK、POM)
  • 条件:試作、1個から、小ロット、短納期、精密、薄板、深穴、大物
  • 用途・業界:半導体装置部品、医療機器部品、治具、金型部品
  • 地域:都道府県や市の名前と組み合わせて探すこともある

「精密加工」のような広い言葉は競合が多く、探している人の目的もさまざまです。条件を組み合わせた言葉ほど、検索する人の目的がはっきりしていて、引き合いに近くなります。

02「加工方法×材質×条件」で洗い出す

キーワードは、御社が受けたい仕事から考えます。得意な加工方法、扱い慣れた材質、強みのある条件を書き出し、掛け合わせます。

加工方法材質条件キーワードの例
切削加工SUS304試作SUS304 切削加工 試作
微細穴加工ステンレス精密ステンレス 微細穴加工
板金加工アルミ小ロットアルミ 板金 小ロット
5軸加工チタン医療機器チタン 5軸加工 医療機器部品

表は組み合わせ方の例です。御社が実際に対応できる加工と材質だけで組み合わせてください。

03キーワードの見つけ方

机の上で考えるだけでなく、実際の言葉を集めます。

  • これまでの見積依頼や問い合わせのメールに書かれていた言葉
  • 営業担当や技術者が、お客様との会話でよく聞く言葉
  • 展示会で多かった質問
  • 検索窓に言葉を入れたときに出てくる候補や、検索結果の下に出る関連する言葉
  • 公開後は、Google Search Console で実際に表示された検索語句

お客様が使う言葉と、社内で使う呼び方が違うことはよくあります。ページには、お客様の言葉を使います。

04キーワードをページに割り当てる

集めたキーワードは、ひとつのテーマにひとつのページを基本に割り当てます。似たテーマのページが複数あると、どれも評価されにくくなります。

  • トップページ:会社全体を表す言葉(例:精密切削加工 〇〇県)
  • 加工方法のページ:加工方法ごとの言葉(例:5軸加工、微細穴加工)
  • 材質のページ:得意な材質の言葉(例:チタン加工、樹脂切削)
  • 加工事例:具体的な組み合わせの言葉(例:SUS304 ブラケット 一体加工)

加工事例は、増やすほど具体的な組み合わせの入口が増えていきます。書き方は加工事例ページの作り方をご覧ください。

05ページの中での使い方

キーワードは、たくさん詰め込めばよいわけではありません。担当者が読んで分かりやすい文章の中に、自然に入れます。

  • ページのタイトルと一番大きな見出しに、そのページのテーマの言葉を入れる
  • 小見出しには、対応できるサイズや精度など、担当者が確かめたい項目を入れる
  • 数字(寸法、公差、数量、納期)を具体的に書く
  • 写真には、何が写っているかの説明を付ける
  • 関連する事例・設備・見積フォームへ、内容の分かる言葉でリンクする

06AI検索への備え

最近は、生成AIに「チタンの5軸加工ができる会社を教えて」と尋ねて外注先を探す人も増えています。AIは、ウェブ上の情報を読み取って答えを作ります。

AIに正しく紹介されるために大切なことは、検索対策と大きくは変わりません。会社名・所在地・加工方法・設備・事例が、ページごとに整理され、具体的な言葉と数字で書かれていること。会社の基本情報を構造化データで伝えることも有効です。

ウェブ企画パートナーズのナレッジ

AI検索への対応は、ウェブ企画パートナーズのAI検索・SEOナレッジでも詳しく解説しています。

まとめ受けたい仕事の言葉で、ページを作る

製造業のSEOキーワードは、「加工方法×材質×条件」の組み合わせで考えます。実際の問い合わせや会話から言葉を集め、ひとつのテーマにひとつのページを割り当て、担当者が読みやすい文章の中で使います。キーワード選びは、どんな仕事を受けたいかを決めることでもあります。