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【2024年】工業(製造業)の秀逸なホームページ制作事例・デザインまとめ!重要なポイントも解説

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ウェブデザイン 最終更新日:2024/09/22 公開日:2016/08/30

工業の中でも製造業は、取扱い製品が多くページ数も多くなりがちです。たくさんのページをお客様に迷わず見やすいと感じていただくためには様々な工夫が必要となります。また製品の魅力だけではなく、会社の技術力や信念なども同時に伝えていかなければなりません。

今回は工業系(主に製造業)のウェブサイトで、デザインや構成、ユーザービリティーに優れたサイトをピックアップしてみました!

目次

弊社制作事例

まずは弊社で制作した工業(製造)系のお客様の中から、いくつかピックアップし、特徴をご紹介いたします。

株式会社日本イトミック

https://www.itomic.co.jp/

様々な検索ワードで上位表示を実現

電気温水器のパイオニアである会社です。

詳細はデータを開示することはできませんが、リニューアル以前に比べ、圧倒的に様々なキーワードで上位表示をするようになりました。ページ構成もユーザーが検索するであろうキーワードから逆算して作成されています。

年々拡張する形で、様々な意図で訪れる訪問者にとって使いやすいサイトとなるように改修を重ねています。

株式会社ユニケミー

https://unichemy.co.jp/

圧倒的な専門分野コンテンツ量

様々な化学分析を得意とされる会社です。

トップページから展開されている「ユニラボ」のコンテンツ量が凄まじく、その分野の方たちに役立つ情報が満載になっています。発信する情報がWikipediaにも掲載されることなどもあるくらいです。

そのためトップページからだけでなく、素晴らしいコンテンツマーケティングにより、下層ページからもたくさんのビジネスチャンスを創出しています。

参考になる工業系(製造)分野のホームページデザイン事例

まず参考となるポイントのあるホームページデザインの会社からいくつか紹介していきます。正直、お取引のない会社さんのほうが多くのことを言及できるのでありがたいです。

株式会社キーエンス

https://www.keyence.co.jp/

様々なステークホルダーに対して「探しやすい」を配慮

工業・製造分野でもっとも優れたコンテンツを用意できているのはキーエンスさんだと思います。デザイン、見やすさ、探しやすさ、コンテンツ量、マーケティング戦略、非常にどれも優秀ですので、まだ見たことが無いという方はぜひ一度ご覧になってみるべきです。

最近リニューアルされたみたいでして、リニューアルのポイントについても、わざわざまとめてくださっています。

個人的にもっとも凄いと思うのが、「ものづくりお役立ち情報」と「改善事例集」です。

改善事例集の数がとんでもない数になっていますし、お役立ち情報はわざわざ別サイト化して、それぞれのサイトにマーケティング要素を詰め込んでいます。

キーエンスさんの営業はハードで有名ですが、ホームページからのお問い合わせがかなり多くの割合を占めていることも要因の1つではないかと推察しています。

サンゴバン・ジャパン


http://www.saint-gobain.co.jp/

いきなり検索させちゃうの!?

このサイトの特徴はなんといっても、いきなり検索させちゃうというGoogleみたいな構成になっているところではないでしょうか。グループサイトまでまとめて検索できる点は凄いです。最近はこういった、最初にお客様に検索を促すというサイトがちらほら出てきていますので、一度使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。

ロンシール工業株式会社


https://www.lonseal.co.jp/

複合検索がとにかく使いやすい

床材の製造の会社さんです。こちらのウェブサイトでは、たくさんある商品の中から、スムーズに希望の商品を探してもらうために、複合検索が可能な仕掛けになっているところではないでしょうか。

条件設定の際は、選択肢がアイコンが用意されており、直感的に分かりやすい検索画面になっています。また価格をメーターで選択できるようにしているというのは面白い発想ですが、こちらも直感的で分かりやすいです。

ただし、SEO的にはカテゴリごとにページ化されているべきかと思いますので、そういった点はデメリットかもしれません。

2024年にリニューアルされた工業系ホームページデザイン編

ここからは最新のトレンドを見るためにも、2024年にリリースやリニューアルされた工業(製造)系のホームページをいくつかご紹介していきます。

株式会社MAENI

https://maeni.co.jp/

あえて、製品写真を持ってくるのではなく、製品が使われているモノの写真に、薄っすらと利用されている自社製品のイラストを掲載するというニクいメインビジュアル。ホームページがBtoB広告賞も受賞されたそうです。

ケーススタディ部分がよくあるスライドではなく、ドラッグで動かせるスライドになっていて、これが非常に使いやすいです。沿革など他のシーンでも利用できるようなアイデアではないでしょうか。

株式会社昭和工業

https://showa-kogyo.com/

最近トレンドのイラストを上手に活用

こういったイラストをどのように表現するのかわかりませんが、多くのサイトでトレンドとなっている人やモノをデフォルメしたイラストを効果的に活用しています。イマドキ感と見やすさをうまく両立していますね。

カネックス刃物工業株式会社

https://www.kanex-tool.co.jp/

ものづくりへのこだわりが伝わる

シンプルなデザインのホームページではあるのですが、デザインやアニメーション、そしてコピーのいたるところにこだわりが感じられて、それが結果的に企業のものづくりへのこだわりを感じさせてくれます。メッセージ性の強いホームページを制作したい場合には参考になります。

例えば絵文字のように写真を使ったコピーは珍しく、ですが面白さを感じさせてくれますよね。

他にもスペシャルコンテンツまで用意されていて、取引をしない人でも、こんな特殊な刃があるんだと勉強になりますし、採用シーンで「こんな面白さがあるのか」と感じてもらうきっかけにもなりそうです。

代聖企業股份有限公司

https://daisheng.com.tw/

ブランドの世界観が凄い

台湾?が本拠地の家具製造メーカーのホームページ。

ローディング時間を待つサイトは個人的にはあまり好きではないのですが、その分リッチな表現ができており、世界観に引き込まれるようなホームページデザインになっています。

日本と英語圏に向けて制作したサイトなのでしょうか。地域にローカライズされたデザインで本拠地のホームページはまた違った表現をしているのかもしれませんね。

桜井グラフィックシステムズ

https://www.sakurai-gs.co.jp/

ダイナミックなアニメーションが展開

スクリーン機を生産されている会社です。ビジュアルに携わる会社として、スクロールする度にダイナミックなアニメーションが展開されるので、インパクトはかなりあります。

これだけアニメーションがあると仕方ないことかもしれませんが、試しにPageSpeed Insightsで計測してみたところ、あまり良い評価ではありませんでした。このあたりのバランスが非常に難しいですね。

有限会社KKI製造部

https://manufacture.v-kki.co.jp/

安心・安全感が伝わるデザイン

食品パッケージ製造会社の有限会社KKI製造部。

直接体内に入れる食品に関するお仕事なので、衛生面であったりの安心安全感がよく伝わるデザインになっています。実は採用サイトもイマドキでしたので採用サイトデザインでもご紹介させてもらってます。

株式会社オグロ

https://oguro-mfg.com/

とにかくカッコいいデザイン

全体的に英語が多めで、少しコンテンツが探しにくくはあるのですが、それを補って余りあるかっこよさで、世界観が伝わってきます。

ホームページデザインでここまでの世界観があると、かなりこだわった製品を制作してくれそうだと、顧客も期待してしまうのではないでしょうか。

それからどのように撮影されたのかはわかりませんが、工場内を俯瞰して撮影された写真が、スクロールして登場するのもワクワクします。工場内の清潔感も伝わってきます。

海外の工業(製造業)のホームページ

最後に海外の工業系のホームページで参考となるWebデザインのサイトもまとめます。

工業系は海外からの引き合いも多くある業種です。海外のWebサイトをある程度意識しておくことで、新たなビジネスチャンスの創出に繋がる可能性もあります。

enginzyme

https://enginzyme.com/

蛍光色の色使いが巧み

海外では日本よりも蛍光色が好まれる傾向にあります。ご紹介しているこの会社も蛍光色を巧みに利用していますが、以外といやらしくないですし、日本人でも馴染みやすい色使いになっているのではないでしょうか。文字のメリハリも効いていて見やすいです。

また一見シンプルですが、細かい仕掛けも施されていて、トップページの採用コンテンツ部分に方眼紙のような線が引かれているのですが、オンマウスすることで表示される位置が移動します。

製造系のホームページデザインに重要なポイントは?

製品は探しやすいか

ホームページに訪れる方々が、お求めの製品をすぐに見つけられるようにすることは、非常に重要です。

明瞭で簡潔なナビゲーションメニューを用意しましょう。製品カテゴリーは直感的に理解しやすく、訪問者が求めている情報にすぐにアクセスできるように構成する必要があります。製品の種類や用途によってカテゴリーを分けましょう。全てのお客様がトップページから訪問するわけではありません。カテゴリページを用意することで、検索流入する際にお客様も役立ちます。

次に、検索機能の充実も考えましょう。サイト内検索には、キーワードだけでなく、製品の型番や特徴で検索できる機能を追加すると、お客様が求めている製品をより早く、正確に見つけることができます。また、検索結果は分かりやすいリスト表示とし、製品画像や簡単な説明を加えることで、お客様が必要な情報を一目で把握できるようにします。

さらに、お客様の過去の閲覧履歴や購入履歴に基づく推薦システムを導入するのも一つの手です。これにより、お客様が興味を持ちそうな製品を自動的に提示し、探し物を助けることができます。

機能性と「かっこよさ」のバランス

サイトを訪れる方々に快適にご利用いただくためには、機能性と見た目の良さの両方が大切です。これをうまくバランスさせることで、使いやすさとともに、記憶に残る印象を与えることができます。

まず、機能性についてですが、探したいコンテンツにすぐにたどり着けることです。他にもサイトが速く動作すること、情報が正確で最新であること、などまでカバーできれば完璧です。訪れる方がサイトをスムーズに利用できるための基本的な要件です。

次に、「かっこよさ」ですが、これはサイトの視覚的な魅力と直結しています。使用する色、フォント、画像などの視覚要素が調和しており、ブランドのイメージを強化するものであるべきです。魅力的なデザインは訪問者の注意を引き、より長くサイトに留まってもらう助けとなります。

これら二つの要素を組み合わせる際には、どちらか一方が他方を圧倒しないよう注意が必要です。たとえば、非常に派手なデザインは注目を集めるかもしれませんが、それが使いにくさを引き起こしては本末転倒です。逆に、機能だけを追求し過ぎてデザインがおろそかになると、お客様にとって退屈な印象を与えかねません。

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さらに、画像や動画を用いて、ストーリーテリングを行うことも効果的です。製品だけでなく、それを使用している人々の姿や、製品が生まれる背景など、ストーリーを通じてブランドの世界観を展開することで、より深い共感を呼びます。

また、言葉遣い一つをとっても、ブランドの性格を表現することができます。親しみやすく柔らかい言葉遣いは、フレンドリーなブランドであることを、専門的な用語を多用することで、専門性の高いブランドであることをアピールできます。

複数のステークホルダーにとって使いやすくなっているか(新規・既存・株主・採用など)

ウェブサイトを訪れる方々がさまざまな立場の人たちであることを考慮して、それぞれにとって使いやすい設計にすることは、非常に重要です。新規のお客様から既存のお客様、投資家の方々、そして将来の社員かもしれない求職者まで、各ステークホルダーが求める情報を簡単に見つけられるように配慮しましょう。

新規お客様向けには、製品やサービスの概要をわかりやすく提示し、関心を持っていただけるような魅力的な入門情報を用意することが大切です。また、初めて訪れる方がスムーズに情報を得られるよう、導入部分には製品ガイドやFAQ(よくある質問)セクションを設けるのが効果的です。

既存のお客様に対しては、新しい製品情報やアップデート、特別なお知らせをすぐにアクセスできる形で提供します。

株主や投資家の方々には、企業の財務情報や経営戦略に関する詳細を提供するコーナーを設けることが望ましいです。これには、年次報告書、株価情報、経営陣からのメッセージなどを含めることができます。情報は常に最新の状態を保ち、投資家が求めるデータに簡単にアクセスできるように整理することが重要です。

求職者に向けた情報も忘れてはなりません。採用情報では、募集職種の詳細、会社の文化や福利厚生についての説明、応募方法を明確にすることで、興味を持ってもらえるよう努めましょう。

多言語化されているか

ウェブサイトを世界中のお客様が訪れることを考えると、多言語化は非常に大切な要素です。さまざまな言語の方が利用することで、もっと多くの方に私たちの製品やサービスを理解していただき、使っていただけるようになります。

海外のお客様と既に取引のある会社は多言語化の必要性を感じているかもしれませんが、これまで海外との取引がない会社にとっては、多言語化をすることで、新たな取引先を創出できる可能性を秘めています。

多言語化を実施する際には、単にテキストを翻訳するだけではなく、文化的な要素も考慮することが必要です。各国の文化や習慣に合わせた内容の調整が求められるため、専門の翻訳者やローカライズの専門家と協力して、正確で自然な文章を目指しましょう。

サイトの構造も多言語対応に適したものにすることが重要です。たとえば、言語選択のための明瞭なメニューを設置し、訪問者が簡単に自分の言語に切り替えられるようにします。このメニューはサイトの目立つ位置に配置することが望ましいです。

複数のコンバージョンポイントが用意できているか(お問い合わせ・資料請求・マニュアル・製品サポートなど)

ウェブサイトに訪れた方々が何かしらの行動を起こしやすいように、複数のコンバージョンポイントを設けましょう。お問い合わせ、資料の請求、マニュアルのダウンロード、製品サポートへのアクセスなど、様々な方法でお客様との接点を増やしましょう。

お客様の温度感に応じたゴールを用意することが重要です。「お問い合わせはまだしたくないけれど、まずは資料請求だけをして上長に紙媒体で閲覧してもらおう」そういったお客様もいるはずです。

まとめ

以上が工業系のウェブサイトを制作する際に参考になりそうなホームページデザインと、工業系の会社が重要視すべきホームページデザインにおける重要なポイントでした。それぞれの会社の特性に合わせてお客様が使いやすいサイトするという、制作会社の力が試されそうですね。

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